見出し画像

現在の治療⑤子どもがいない結婚記念日をあと何回過ごすのだろう

前回の記事

ーー

先月はお休み周期で、1ヶ月不妊治療をお休みしていました。

結局無排卵となったため、次の周期に進むためには生理を起こさないといけなくなり、プラノバールを飲んで生理を起こしました。

その後はいつもと同じように、生理5日目からクロミッドを朝晩1錠ずつ、合計10錠飲みました。

飲み終わってから卵胞チェックをしてもらいに、先日受診してきました。

今回も卵胞は思ったように育っておらず、uFSH注射をすることになりました。

ーー

できるだけ注射は打ちたくないなと思っていました。
注射を打った次の日は抑うつが酷くなるからです。

それを避けるために、色々と体質改善を頑張っていました。

砂糖を蜂蜜に置き換えて血糖値が急上昇しないように気をつけてみたり、
コリンイノシトールを飲んでみたり、
運動をしてみたりと色々としました。

鍼灸にもいきました。

努力も虚しく、卵子は思うように育ちません。

先生からもやはり2月の化学流産の影響が大きいのだろうと言われました。

精神科のお薬を飲んでいたため、それのせいもあるのかと思っていましたが、断薬から5ヶ月ほど経っている今も改善しないとなれば、やはり化学流産のせいなのかなと思います。

ーー

注射を打ってから12時間後に、やはり抑うつの波がやってきました。

どちらかというとPMSのような、イライラと悲しみが同時に襲ってくるような感じでした。

何にイライラしていたのかというと、夫が全然寝ようとしないことにイライラしていました。

夫は季節の変わり目、睡眠不足などで風邪を引きやすく、前回の人工授精の際には風邪薬を何日か連続で飲んでいました。
それのせいもあるのか、精子はとても少なかったです。

男性はできることが限られているんだから、やるべきことはしっかりやってくれ、体調管理ぐらいはやってくれ、私の体をなんだと思ってるんだ、と腹が立ちました。

おそらく、注射をしていてもしていなくても腹は立ったと思います。
しかし、そのイライラが注射をしていると異常に強くなる気がします。

副作用はしっかりあるくせに、卵子が育ってくれないのは辛いので、今回は育ってほしいと思っています。

ーー

話は変わりますが今日は結婚記念日です。
結婚記念日や誕生日、お正月など、節目を迎えるたびに
「来年は子どもと一緒に…」
と思っています。

去年の結婚記念日は、不妊治療を始めて1年経った頃だったので、
流石に来年はこどももいるでしょうと思っていました。
(つまりもうすぐ不妊治療が2年目になります。)

結婚記念日は嬉しいはずの日ですが、本当はすごく複雑です。

来年は子どもと一緒に結婚記念日を祝えるだろうか。
仕事も休職しっぱなし、不妊治療も思うように進まず、人生が停滞している。
この現状を打破できるのか、それはいつになるのか。

と、色々考えてしまう日になるからです。

しかし、今回の人工授精を最後に、次からは体外受精にステップアップすることが決まっています。

これで少し人生が動き出した感じがして、気持ちがかなり楽になりました。

ーー

不妊治療に関しては、ストレスも減りつつあり、抑うつもごく軽度になってきていると感じています。(今だけかもしれませんが)

しかし、妹の出産によって家族とはギクシャクしたままです。
それがかなりのストレスになっています。

今年はお正月も絶対に帰らないと決めています。
妹に会った瞬間、ここまで持ち直したメンタルが一気に崩れてしまう気がして、自分がどうなってしまうのか想像できなくて怖いからです。
そして浮かれている親戚、家族を見たくありません。

お正月どころか、家族や親戚と連絡を取るのもかなり苦痛です。
連絡が来るたびにメンタルが不安定になってしまいます。

母と同世代くらいの方に、不妊治療のこと、母と会いたくないことを正直に話したことがあります。
その方に「心配してくれる家族がいることはありがたいことだよ。」と言われました。
その方からすれば、母に感情移入をしたのだと思います。

しかし、私からすればその言葉が呪いとなって、「心配してくれているのにそれを無下にしてしまって申し訳ない」という気持ちが湧き上がってきてしまいます。

その気持ちと、自分を守りたい気持ちが葛藤して、とても負担になっています。

まだまだストレスは多いですが、カウンセリングを通してかなり気持ちが楽になってきている気がします。

ひとまずは、卵子が育つことを祈りたいと思います。

ーー
続く


いいなと思ったら応援しよう!