前回の育ちの道すじに関連した、
園便りの内容を加筆してお伝えします。
私の考える0歳から5歳までの育ちの道すじの中で
0歳から2歳では、乳児に必要な身体使いを
3歳から5歳では、脳の新しい皮質である人間脳を働かせるといった
取り組みがあります。
そのことは
0歳から5歳は神経系を
6歳からの学童は体力系を
中学からは筋肉系を育ててゆくという
”育つ道すじ”があると考えているからです。
つねに唱えている「生きる力の強い子」とは
集中力・体力・気力から全体をみる力・目的を持つ力・
そのための工夫をする力など、
主体的に物事を見て行動に移せる力を持てる子です。
これは指示されるのではなく、工夫することで生まれる大切な力です。
これらの必要な力は乳幼児期の生活の中で、
知恵として身に付いてゆきます。
脳と身体を総動員することで“生きる力”となるのです。
乳幼児期は体験の中で学ぶ大切な時期です。
早期教育は子どもの力を
もぎ取ってしまう心配があることから
園では行っていません。
園では自由を保障する中で
子どもの “生きる力”をしっかり身につける
子育てをめざしています。
乳幼児期に早期教育ではなく、
身体と心を育て脳の神経系がしっかり育った。
言い換えると、早期教育をせず子どもを信じ、
育ちを待つことができた。
そんな新一年生の保護者の方のレポートをご紹介します。
入学して、学びに意欲的で、
そして放課後も仲間と共に楽しむ姿が浮かびます。
とにかく大人は子どもの育つ姿に環境を工夫すること
そして子どもを信じることですね。