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【初心者向け】3分で分かる!Power Automateでできることは?

この記事では、Microsoftの自動化ツール「Power Automate」の基本を解説します。


1. はじめに

この記事では、Microsoftの自動化ツール「Power Automate」の基本を解説します。
Power Automateがどのようなタスクを自動化できるのか、その活用事例や実際のデモを交えながらわかりやすく紹介します。
本記事を読むことで、Power Automateを利用した業務効率化の可能性を感じていただけるはずです。


2. Power Automateとは?

Power Automateは、日常の業務を自動化するためのツールです。例えば、メールで受信した請求書を自動的にMicrosoft Teamsで通知する、といったフローを簡単に構築できます。
Power Automateは、Microsoftの「Power Platform」に属するもので、Power Automate以外にも次のような関連ツールのがあります。

Power Platformに属するPower Automate
  • Power BI: データの可視化・分析・意思決定に利用できるツール。

  • Power Apps: コーディング不要で業務アプリを作成可能。

  • Power Pages: ローコードでWebサイトを作成できるツール。

  • Power Virtual Agents: ノーコードでチャットボットを作成できるツール。

Power Automateは、これらのツールと連携することで、さらなる効率化が可能です。


3. Power AutomateとPower Automate Desktopの違い

Power AutomateとPower Automate Desktopは似た名前(紛らわしく、ややこしい)ですが、対象範囲が異なります。

  • Power Automate: Webサービス上の操作(例: メール、SharePoint)を自動化。

  • Power Automate Desktop: PC上のアプリ操作やファイル管理などのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を実現。

Power AutomateとPower Automate Desktopの違い

具体例として、Power AutomateではSharePointリストの更新時にTeamsへ通知を送る、といった操作が可能。
一方で、Power Automate DesktopではExcel内のデータを業務システムに入力するといったPC操作の自動化が得意です。

4. Power Automateの契約や無料版の使用

Power Automateの契約の種類や無料版の利用については、以下をご覧ください。


5. Power Automateの活用事例

Power Automateの具体的な使用例をいくつか挙げてみます。

  1. 請求書メールの自動処理: メール受信時にSharePointリストへ内容を追加し、Teamsに通知。

  2. データの承認フロー: 新しい申請が登録されると、担当者に承認依頼を通知し、結果を自動で記録。

  3. SNS連携: Twitterで特定のハッシュタグが投稿された際、自動的にTeamsに通知。

このように、さまざまな業務を効率化できます。


6. Power Platformとの連携による効果的な業務効率化

Power Automateは単独でも十分効果的ですが、Power Appsなどと連携することで、さらに大きな効果を得られます。以下はその一例です。

  • 申請業務のフロー:
    (1)社員がPower Appsを使って承認者に向けた申請内容を登録。
       登録すると申請内容がSharePointリストに保存される
    (2)SharePointリストに保存されたことを契機に自動でTeamsへ通知。(3)承認者が申請内容を確認し、承認結果をTeamsで社員へ送信し申請 
       結果をSharePointリストに保存する

このフローにより、業務の自動化が向上し、対応工数も削減されます。


7. 申請業務フローの一部である承認フローの作成の概要

上記「申請業務フロー」の(1)でSharePointリストの保存を契機に自動で動くPower Automateを使った承認フローの作成手順の概要を紹介します。
詳しい手順は別記事で紹介するので、大まかな流れだけ掴んでください。

➀新しいフローの作成:
Power Automateで「自動化されたクラウドフロー」を選択(画面左上)

「自動化されたクラウドフロー」を選択(画面左上)

②トリガーとしてSharePointリストに「項目が作成されたとき」を選択

「項目が作成されたとき」を選択

③承認プロセスの設定

  • SharePointリストに「項目が作成されたとき」にTeamsで承認者へ承認依頼メッセージを送るための設定を行う

  • 承認者が「承認」または「却下」を選択できるように設定。

  • 承認者の「承認」または「却下」の選択結果に応じて「はいの場合」と「いいえの場合」に分かれる。

  • Teamsで社員へ承認結果の送信と、SharePointリストに承認結果の更新を行う

このような、簡単な設定で、効率的な承認フローを実現できます。


8. まとめ

Power Automateは、日常業務の自動化を簡単に実現できるツールです。また、Power AppsやPower BIとの連携によって、さらなる業務効率化とデータ活用が可能になります。
この記事を通じて、Power Automateを活用する第一歩を踏み出してみませんか?
次回は、さらに具体的な実装方法を解説する予定ですので、お楽しみに!


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