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【超基本】kintoneアプリの作り方6つ+αの方法を徹底解説!
kintone(キントーン)を使い始めたばかりの初心者向けに、アプリ作成方法をわかりやすく解説します。kintoneは簡単に業務アプリを作れる便利なツールですが、具体的にどう作るのか迷うこともあるかもしれません。
この記事では、6つ+αのアプリ作成手段を紹介し、それぞれの特徴やメリットについてご説明します。
アプリ作成の基本:まずはどこから始める?
kintoneでアプリを作るには、以下のような操作を行います。
①ポータル画面やスペースから「アプリを作成」ボタンをクリックまたは、「+」ボタンを使う。
②「新しいアプリを作成」の選択画面で作成方法を選ぶ
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ここで選べる作成方法は以下の6つです:
1. 初めから作成
この方法では、何もない状態からアプリを作り上げます。
特徴:
自由度が高く、自分の業務に最適なアプリを設計可能。
左側のフィールド(データ入力項目)を右側にドラッグ&ドロップして配置するだけの簡単操作。
おすすめポイント:
初心者はまずこの方法でフィールド配置や基本設定を試してみると、kintoneの基本的な仕組みがよくわかります。
私もここから始めました。
2. テンプレートを使った作成
テンプレートを利用することで、初めてでも簡単にアプリを作成できます。
特徴:
サイボウズが提供するテンプレートや、自分で作成したテンプレート(※)を利用可能。
※kintoneでは、自社で作成したアプリを「テンプレート」としてエクスポートし、それを他社のkintone環境へ移行することが可能です。サイボウズが提供するテンプレートとして例えば「営業支援パック」「物品購入申請」など、業務に特化したテンプレートが豊富。
おすすめの活用法:
最初はテンプレートを使って、kintoneアプリの使い方を体験。
サンプルデータを含めた状態でインポートすることで、すぐに操作感を掴めます。
3. 既存アプリを再利用
現在使用中のアプリをコピーして新しいアプリを作る方法です。
特徴:
フィールドやデザインを引き継いだ状態で、別用途のアプリを作成可能。
ただし、連携設定は元の状態を保持したまま(詳細は後述)
フィールドについて知りたければ、以下をご覧ください
上記の特徴をもう少し詳しくいうと・・
既存アプリを再利用する場合、もとのアプリに設定されている入力項目(フィールド)や画面レイアウトはそのままコピーされます。これにより、新しいアプリを1から作らずに、簡単に似た構造のアプリを作成できます。
ただし、もとのアプリが別のアプリとデータ連携をしている場合、その連携はそのまま引き継がれます。たとえば、『顧客管理アプリ』と連携している『案件管理アプリ』を再利用して作成すると、新しいアプリももとの『顧客管理アプリ』と連携した状態になります。このため、連携先を変えたい場合は、再設定が必要です。」
具体的な使い方:
例えば「案件管理アプリ」を複製して、異なる部署で使う「案件管理アプリ」を作成することができます。
4. テンプレートファイルを読み込む
外部から取得したテンプレートファイル(ZIP形式)を読み込み、アプリを作成する方法です。
特徴:
他者から共有されたテンプレートをそのままインポート。
社内外で同じ仕様のアプリを簡単に利用可能。
利用例:
例えば、プロジェクト管理テンプレートをダウンロードして、すぐに運用を開始するような場合に利用します。
5. 登録済みテンプレートを使用
自分のkintone環境内に登録してあるテンプレートを使う方法です。
特徴:
同じようなアプリを複数作成する際に便利。
スペースや部署ごとに類似したアプリを展開可能。
どんなときに便利?同じようなアプリを複数作成したいとき
たとえば、営業部、経理部、人事部など各部署で似た構造のアプリが必要な場合、1つのテンプレートを登録しておけば、各部署用のアプリをすぐに作成できます。
社内で標準化されたアプリを使いたいとき
会社の業務に合わせて作ったアプリをテンプレートとして保存しておけば、他のチームメンバーも同じ仕様のアプリを簡単に利用できます。
6. その他の方法:エクセルやCSVから作成
ExcelやCSVファイルをインポートしてアプリを作ることも可能です。
(別記事で詳しく説明しますが、データが既にある場合に有効です!)
プラスα:サイボウズのアプリストア
サイボウズが提供しているアプリストアでは、無料で使えるテンプレートがダウンロードできます。これを活用すれば、さらに簡単に業務に適したアプリを作れます。
まとめ:初心者におすすめのステップ
テンプレートを試す → 操作を理解する。
「初めから作成」で簡単なアプリを作ってみる。
慣れてきたら、テンプレートをアレンジしたり、既存アプリを再利用して独自のアプリを作る。
kintoneはシンプルな操作で業務アプリを構築できる素晴らしいツールです。この基本を押さえて、ぜひ自分の業務にぴったりのアプリを作ってみてください!