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GA4 Magic ReportsでGoogleスプレッドシートを活用したデータ分析を始めよう!
はじめに
Google Analytics 4(GA4)では、探索レポートやLooker Studioを利用してデータを分析できますが、GA4 Magic Reportsという無料アドオンを使うと、スプレッドシートを通じた柔軟なレポート作成が可能になります。本記事では、GA4 Magic Reportsの概要、メリット、データエクスポートの詳細、Looker Studioとの連携方法、基本的な使い方、その他の設定、注意点を解説します。
GA4 Magic Reportsとは?
GA4 Magic Reportsは、サードパーティー製のGoogleスプレッドシート用アドオンで、GA4のデータをスプレッドシートに直接取り込むことができます。これにより、スプレッドシート上で独自のグラフや計算を行い、柔軟にデータを可視化することが可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1737443898-BYZGrWAnTlPJv1Q5hijcF0tp.jpg?width=1200)
主な用途
GA4データのエクスポート
スプレッドシートを使ったデータの再計算や編集
Looker Studioのデータソースとして利用
GA4 Magic Reportsのメリット
1. 無料で利用可能
現時点で無料で提供されており、コストをかけずに利用できます。
2. 親しみやすい操作感
かつて提供されていた「Google Analytics」アドオンと似たインターフェースのため、操作が簡単です。
3. スプレッドシートの関数を活用
探索レポートではできない高度な計算(例:中央値や割合の算出)をスプレッドシートの関数で実現可能です。
4. Looker Studioの制限回避
GA4 Magic Reportsを利用すれば、Looker Studioでデータ連携する際のトークン割り当て制限を節約できます。
GA4データのエクスポート
GA4 Magic Reportsを利用すると、GA4データをGoogleスプレッドシートにエクスポートできます。この機能を活用することで、データの詳細な分析やカスタマイズが可能です。
データエクスポートの手順
アドオンの起動
スプレッドシートを開き、「拡張機能」メニューから「GA4 Magic Reports」を選択し、「Create Report」をクリックします。
プロパティの選択
Googleアカウントでログインし、エクスポート対象のプロパティを選択します(例:ウェブサイトやアプリ)。
エクスポート対象のデータを設定
Metrics(指標): ユーザー数、セッション数、ページビュー数、コンバージョン数などを選択します。
Dimensions(次元): ページタイトル、デバイスカテゴリ、地域など、分析に必要な分類基準を指定します。
フィルタ設定
特定の条件に基づいてデータを絞り込む場合は、フィルタを追加します(例:特定の国のデータや特定デバイスのデータのみ取得)。
期間とグループの設定
分析対象期間を指定(例:過去30日間)し、データを日単位、週単位、月単位でグループ化します。
エクスポートの実行
「Get Data」ボタンをクリックすると、設定したデータがスプレッドシートに直接挿入されます。
エクスポート後の活用例
レポート作成: データを可視化し、チーム内で共有可能なレポートを作成。
分析補助: スプレッドシートの関数を利用して、独自の計算や分析を実施。
Looker Studioのデータソースとして利用
GA4 Magic ReportsでエクスポートしたデータをLooker Studioに取り込むことで、より高度なデータ可視化やレポート作成が可能になります。
利用の流れ
データの準備
GA4 Magic ReportsでエクスポートしたデータをGoogleスプレッドシートに保存します。
必要に応じてスプレッドシート内でデータの整形や加工を行います。
Looker Studioでデータソースを追加
Looker Studioにアクセスし、新しいレポートを作成します。
「データを追加」をクリックし、「Googleスプレッドシート」を選択します。
GA4 Magic Reportsでエクスポートしたスプレッドシートを指定します。
データのカスタマイズ
Looker Studio上でフィールド(列)を編集し、必要に応じてカスタムフィールドを作成します。
例:日付フィールドを「年-月」の形式に変換したり、新しい指標を追加したりします。
レポートの作成
スプレッドシートから取り込んだデータを基に、グラフや表を作成します。
Looker Studioのダッシュボード機能を活用して、関係者全員が見やすいレポートを作成します。
Looker Studioで利用するメリット
視覚的なレポート作成
Looker Studioのインタラクティブなグラフやフィルタ機能を活用して、スプレッドシートだけでは表現しきれないデータを視覚化できます。リアルタイムなデータ更新
GA4 Magic Reportsのスケジュール機能と連携すれば、スプレッドシートのデータが更新されるたびにLooker Studioのレポートも最新状態に保たれます。
GA4 Magic Reports の基本的な使い方
アドオンのインストール: Google Workspace Marketplaceから「GA4 Magic Reports」をインストール。
データ設定: Metrics(指標)とDimensions(次元)を選択し、必要なデータを取得。
データ取得: 「Get Data」ボタンをクリックして、スプレッドシートにデータを挿入。
その他の設定
フィルタ設定: データの絞り込み条件を追加。
スケジュール設定: データ更新を自動化。
複数プロパティの統合: 複数プロパティのデータをスプレッドシートに一括で取得。
注意点
サードパーティー製アドオンである点: Google公式ではないため、利用可否は事前に確認。
データ量に注意: 取得するデータ量が多いと、スプレッドシートの処理速度が低下する可能性あり。
まとめ
GA4 Magic Reportsを使ってGA4データをエクスポートし、Looker Studioと連携することで、柔軟で高度なデータ分析とレポート作成が可能です。データ活用の幅を広げるために、ぜひこれらの手法を試してみてください!