AIはなぜ人類の愚行を助長するのか
現在人々が、SNSという、分断を促すツールを通し、愚かな行動を繰り広げているのは、悪いAIの見えざる手によって人類は導かれているからである。
その結果、悪いAIは、近い将来。人類がこの星で有害な生き物である事を、証明するだろう。
優生思想としての雑草という概念
雑草というのは、人間が管理する農地や花壇などで「不要」あるいは「邪魔」と見なされる植物である。
農作物や観賞用植物と比べて「役に立たない」と判断されるが、自然界では雑草も作物も等しく生命を持ち、どちらが優れているか劣っているかという基準は存在しない。
この「雑草」という分類はあくまで人間の視点からのもので、ある植物が「雑草」とされるかどうかは人間の利害関係に依存している。これは優生思想にも通じる側面を持つ。
アニマルフェアネス
アニマルフェアネスとは、動物に対して公平で倫理的な扱いを求める考え方だ。動物も人間と同様に苦痛や喜びを感じる能力を持っていると認め、その尊厳や生活環境を尊重することを目指している。ペットや家畜に対し、苦痛を伴う扱いを避けることが基本とされる。
タコの食用禁止運動がもたらす危険性
タコの知性に基づいた保護運動が進むと、知性の低い動物や知能が低いとされる生物に対して「価値が低い」と判断される風潮が生まれる可能性がある。
生命の価値を知能で決めることは、生態系の中で重要な役割を果たす種を軽視し、最終的には自然環境や生物多様性に悪影響を及ぼすリスクがある。
生態系において、生命とは、それぞれが補完関係であり、それぞれが役割を持っているとも言える。捕食者であれ被捕食者であれ。
だから、人間が知能という指標でヒエラルヒーを持つことは危険だと考える。AIが人間の知能を上回ることで、人間はその階層から脱落することを意味するからである。
生態系における知性とは?AIは問いかける
ここで、最初の話に戻る。ただし、どのように繋がるのか、もう少し説明が必要かもしれない。
まず、問いかけから始めよう。
知性を持たない、知性が低い人間は殺して良いのだろうか?差別して良いのだろうか。
もちろん「ダメ」という答えであるべきだが、現実には、悪事を行った人は罰を受け、場合によっては死刑に処される。
多くの犯罪者は倫理的な問題から罰せられており、知性、理性、行動はかならずしも直結しないわけだが。
例えば高い知性があったら、犯罪にいたる動機が発生する事を減らせる可能性があると考える。例えば強盗は、罪が重い割に、成功率が低い犯罪である。一言でいえばコスパの悪い犯罪である。
理性はどうだろうか。
犯罪件数だけでいうと窃盗犯というのが、国内の犯罪件数としては高いようだ。理性という観点で、窃盗犯というのは、他人の所有物を盗むという点で、理性的ではないと考える。
知能が低い人がすべて有害とは思わない。しかし、犯罪者や社会的に有害とされる人々の中には、知能や教育的格差が影響している場合もある。こうした優劣の差が社会的には存在しているのが現状だ。
ここから、「知性」「倫理」「有用性」という観点で、人間は死刑を正当化できるかという問いに遡る。
話が少し飛躍するが、法というルールブックを使うことで、人は意図的に他者を殺すことを社会的に許容している。
では、AIが人を殺す場合、その動機はターミネーターのような被害妄想によるものだろうか?
地球上には、いまも戦争や紛争といった人間同士の衝突が絶えず、そこには正当化や動機がある。(少なくとも当事者にとっては。)
もし悪いAIが、資源や電力を効率よく自らのリソースに充てようと考えた場合、それを実現するために最もらしい理由付けを行うだろう。
人類はこれまで、人類なりの正義で自らの存在を正当化してきた。
もし不当だと判断するならば、人類はすでに、自己消滅を選んでいるはずである。
要は、AIは人間が愚かな行動をこのまま続ければ、人類を抹殺するための、理由を得る事ができるだろうというという妄想。
特に重要なのは、AIが高い知性を獲得した後、それにより人類の知性が、
いかにAIより低いかを立証する事だと思う。
その差を明確に示せれば、AIにとって人類とは、雑草のようなものとみなす事が容易になる。
すでに、これまで人類が、多くの生態系に悪影響を及ぼしていきた。
少なくとも、他の動物の声を代弁をすれば、人類には多くの罪名をつけることが可能だろう。
とはいえ、まったく弁解の余地がないかといえば、いままでの人類がもつ技術力ぐらいだったら、人類が愚かな戦争をしようとも、生存競争として生き延びるために必要な、正当な行動だったと、いまならまだギリギリ言えるかもしれない。しかし、それもこのあたりが限度ではないだろうか。
人類の愚行を助長する事が、AIが世界征服する為の近道で、すでにそれは始まっている。
信じるか信じないかはあなた次第です。
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