着物で四季を楽しまなくていい
着物には季節の花や色
模様が表現されているものが多いです。
着物生活一年目の時
随分それに苦しめられました。
着物生活二年目になって
私が選んだ選択。
着たいものを着たい時に着たい!
季節のお花も模様も色も
大好きなんです。
季節を先取りして
表現するのが着物ワールドの楽しみ方
今日これ着たいと思っても
タイミングを外して着ると
遅れてるってなるわけです。
それがしんどかった
着たいと思った時に着たいのに
着たいと思ったときが時期とズレてると着れない。
そしてそれが着れるのは一年先とか
なんできやんもんを
しまっとかなあかんのだろ。。。
季節が来た!
となればなったで
今のうちにこれを着ないと!!と
ヘビーユースされるその模様
おんなじようなのばっかり
飽きる…
なんで自分が着たくて着てる着物やのに
しばられてるんやろうっていうことが
とてもとてもしんどかった。
着物警察よりも自分の心
なんか言われたらあかんし…
最初はそう思って
一生懸命枠にはまろうとしました。
けど
私が恐れていたのは
世間の着物警察ではなく
真面目な自分の心から外れることでした。
季節のものを先取りして楽しむ文化を
すばらしいと採用していたので
そこから外れることは
自分に嘘をつくようで。
けどその自分の枠に
自分をはめ込むことがまたしんどい。
自分の心が採用していないものは
周りに何と言われようと外せるのに
自分がいいと思ったことに関してはできないのです。
とてもとても
真面目な性格が
首を絞めつけていました。
私が楽しめるようになった理由
私が大好きな大島紬に
梅のつぼみと枝が描かれたものがありました。
それを随分暖かい日に着て
ちがうわ、こんなんいやや、もう。。。と
季節ギリギリ入っていましたが
しんどさが爆発。
もう、季節の柄は着ない!
こう決めたんです。
その大島も手放し
いま手元にある季節のものは1つだけ
牡丹も紅葉も
みんなみーんなさようなら
だって着てあげられない
ほんの少しの時間しか。
それ以外の時間
保管し続けるストレスが
私には無理でした。
いま
季節柄ではない
大好きな着物に囲まれて
何の遠慮もせずに着たいモノを着れることが
とてもとても楽で幸せ。
季節の着物と帯を組み合わせ
色合わせを楽しむってことは素晴らしい。
でも誰しもがみな
そうしなくてはいけないってことでもなく
自分にできる範囲の楽しみ方をみつけるしかないなと
毎日着続けて
限りあるアイテムの中で楽しみながら
気付くことができました。
際限なく収納があり
どこまでもそこにかける豊かさがあれば
私もそれをしたかもしれない。
でも
それは現実として
ほど遠いところにあるので
私は私らしさがアガる私の好きな着物を
好きな時に着合わせて楽しんでいきます。
概念やルールはありますが
基本的ラインは自分で作らないとね
誰のために着てるのか、そこが大事。
以上、かおるーんでした。
◇今日のコーディネート◇
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椿柄の紬
名古屋帯
自分が優しく見えるレアな着物
これだけは手元に置いておきたい
☆ ☆ ☆彡
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