夏の着物の楽しみ方〜ニオイ対策
何を着ていても暑い季節に突入
汗対策はあれこれ考えると思いますが
やってます?
ニオイ対策
洋服よりも風が抜けるとはいえ
汗をかく以上ニオイから解放されるわけではないので
夏着物にもニオイ対策が必要です。
私が意識しているニオイ対策の話。
ニオイの元を突き止める!
・肌着
・補正具
・長襦袢
・紐類
・着物
え、つまり全部やないかい
そうなんです。
伊達締めは使ってないので
入れていませんが
肌に近いものほど
汗は染み込み
染み込んだ汗がその隣へ移るので
結局全部汗は届いています。
ので
全てにおいて
ニオイの発生源となりえます。
ただ、
一番ニオイの元となるところから
手をつけないと
なんだかモワッと内側から上がってくる
自分のニオイで自分が不快になるという現象が起きるので
手をつけるべきは
肌に近い部分の部品です。
こまめに洗う必要があるもの
・紐類
・肌着
・補正具
これは毎日とはいわなくても
頻繁に洗わないと
襟の隙間からじわっとニオイが上がってきます。
素材によって洗いやすさは違うと思いますが
夏の間は洗うことを面倒に感じないものに変えるのもあり。
綺麗に着ることは大切ですが
心地よくき続けるための工夫は必要です。
私は紐類は正絹
肌着は麻
補正具はタオルだったり補正パット的な化学繊維のもの
紐を夏に変えるということも考えて
麻紐を使うこともありますが
しめる具合がやりにくいので
証券の紐を洗ってる間の替え程度にしてます。
肌着は手で洗ったり洗濯機で洗ったり
洗える着物を洗うタイミングと重なると一緒に
やさしい洗いをかけますし
とにかくすぐに洗いたい時は(脱いだ直後にじっとりしてるとか)
手でざぶざぶっと新血ます。
補正具はネットに入れて
サクサクっと洗います。
好きだから手間を面倒に感じませんが
面倒に感じるのなら素材は選ぶべきでしょう。
案外忘れがちなのがこれ
・帯板!
洗えないものもありますが
洗えるものであるなら洗いましょう
とんでもなく汗吸ってます
そしてニオイの元を抱えています。
帯周り、どう頑張っても
一番汗をかくのです。
帯板が吸ってくれてる素材の場合
夏は洗えるものにするのがいいと思います。
メッシュの板を差し込む場合は
汗は吸わないにしても
ニオイの元は残りますから
たまにザブッと水につけるといい気がします。
私は夏はメッシュのくるっと回せるやつか
ヘチマの帯板を使ってるので
汗を吸うやつ
洗いますね
綺麗な方がいいなとも思うし。
夏の着物の楽しみ方
手入れが面倒だと感じないようにする
これやと思います。
サマーウールや
正絹の薄物もありますが
家でザブッとすぐに洗えないので
最近は
洗える夏着物や
麻、綿麻のものをメインに回しています。
洋服は毎日洗うのだもの
着物かて汗かいたら洗いたい。
私のように毎日好きできてる人は少ないでしょうが
汗かくして入れ面倒やからやめとこでは勿体無いなと。
汗かいてもあろたらええわ!
と気軽に手が伸ばせること
これが夏に着物を楽しむコツやと思います。
いろんなものが出てますから
試されてくださいね。