見出し画像

村上春樹漬け -暗闇を照らす灯台のような場所-

ようやく来れました。

早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)

「あ、ココ行きたかったんだ」と思った方は事前予約をおススメします。
各回90分入れ替え制です。

入口。行ったのは平日の午後。


束の間の大学生気分


最寄り駅は早稲田駅。

普段降り立つことのない駅、特に大学と隣接する駅にいるときの違和感はなんともいえないものがあります。街全体に打ち解けていない異質感って旅に似ているかもと思ったり。

それでも勇気をもって大学内を突き進む。

大隈重信像が「いらっしゃい」と迎えいれてくれているような、「お前のような者が何しにきたんだ?」と門前払いをしているような。

大学は当然のことながら、いろんな学部の棟があるため目的地の国際文学館はさっぱり辿り着かない。気がつけば大隈重信像の廻りを何度も徘徊し、警備員の方に場所を訪ねて到着しました。

行ったときにやっていた展示


村上春樹を取り巻く書物たち


村上春樹の本だけではなく、ゆかりの本もゆっくり読める
程よく座れる場所がある


村上春樹ライブラリーは村上春樹の本だけではなく、村上春樹が関係した本や影響を受けたひとたちなどの本が配置されています。

村上春樹の歴史を知るもよし、各国で翻訳された本のカバーを見比べるもよし、映画や舞台化された作品を感じるもよし。

私は初見だったのでまずはライブラリーを何度も廻って、気になる本があれば手に取ってみたりと腰が落ち着ける場所を探していました。


村上春樹の音楽を聴きながら


一番読んでいる本

ライブラリー自体はそんなに広くないので、滞在できる90分は長いかも・・・と思いましたが気が付いたらアッという間に時間が過ぎていました。

私がもっとも滞在したのはオーディオルーム。村上春樹が愛するレコードを聴きながら、ゆかりの本をぱらぱらと捲る時間は文学を楽しむ至福のとき。

オーディオルームにて


美術館やライブラリーに来る時間は自分に余裕がないと確保できないものです。年末の慌ただしいときに来れたのは良かった。

また何かに迷ったときには村上春樹ライブラリーに戻ってこれたらいいなと。暗闇を照らす灯台になってくれそうな場所でした。

人生の暗闇を照らす灯台のような場所


また来ます




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?