【偏差値吊上法】複数の種目の別種目への変換
本記事の注意書きは偏差値経由法のものと同様であり、本記事で扱う方法を「偏差値吊上法」と命名します。
スイミング・サイクリングの種目をそれぞれ変換
ここでは、下表のようにスイミング・サイクリングの記録(単位はmm/s)が与えられているものとします。この表は偏差値経由法の記事と同じものを使っていますので、標準偏差・平均値については同記事をご覧ください。
ここで重要なことはスイミング・サイクリングの記録について偏差値を求めることができるということは、それぞれの記録内での平均値がいくらか分かっているということです。
吊り上げ対象を選定
平均値(=偏差値50)の記録は、スイミング(約719)vsサイクリング(約11672)で、サイクリングの方が高いことが判明しました。そのため、スイミングの記録のみを換算し、サイクリングの記録は換算しないこととします。
このように、数値が低い方が高くなるように吊り上げて、高い方には何の換算もしないため、この方法は偏差値吊上法と命名されています。
吊り上げた後の記録
スイミングの記録をサイクリングに換算すると上表のようになり、これを散布図として近似曲線を求めると、下図のようになります。