マティアスのキーボードを清掃した。
「S」と「0」、そして「🔙」のキーがうまく反応しなくなっていた僕のマティアスのキーボード。今日思い立って清掃することにした。キートップを細めのドライバーで角度をゆっくりとつけて外してみる。すると、取ることができた。特に割れたりもしていないようだ。よかった。キートップが嵌っていた箇所を、エタノールを湿らせたペーパーでよく拭いた。ホコリと汚れを拭き取るために。細かいところは綿棒で徹底的に。あとはブロアーがあればよいが、ないので息でその他のチリ等を吹き飛ばす。
テンキー部分の「0」のキーは、取り外してみると、打つ際にキーを押し下げる機構部分が出てきた。意外と構造はシンプルなんだな・・・。ちょっとしたプラモ感を味わいつつ、清掃後嵌め直す。どうかちゃんと動いてくれ・・・!!
清掃が終わり、キーボードをMacにつなぐ。恐る恐るタイピングする。は、反応する・・・!!ちゃんと打てる!!あーうれしい!というか・・・よ、よかった・・・。少し泣きそう。
やっぱり、家で一番好きな空間・時間って、僕はこのキーボードを叩いてる時だなぁ・・・とあらためて実感する。よくASMRというけど、それを自分で作り出せるのだから、キーボードでのタイピングは本当に楽しい。自分にとっての歓びだ。キーボードを叩いていると、まるで何かの料理で、材料を仕上げていく過程の中にいる気がしてくる。料理そのものは全く下手だが、タイピングは自由だ。これを使って書くということは。
全く別の種類の話にはなるが、欲を言うなら、スマートフォンでの文字入力もこれくらいの「実感」がほしいと願ってしまう。フリック入力時の設定で振動を強めに反応させて、ある程度刺激を受け取ることはできるけど、まったくの別物だから比較はできない。だとしても、この軸のあるタイピングの感じ・・・スマホ使用時にも味わえたらなぁ・・・。以前なにかの記事で手榴弾型のキーボードというものを見た気がするが、たしかに作るとしたらあのような形になるかもしれない。テニスボール位の大きさで、握ることで操作するようなデバイス・・・。妄想だけは異様にはかどるキーボードの世界なのか。
とにかく、ようやく、ようやく・・・文字を書くことができる。再びこのキーボードで。ありがたや・・・。本当にありがたすぎて涙が出る。
また調子が悪くなったりしたら、清掃してみよう。壊さないように気をつけて。キーボードは生き物だ・・・。道具としての扱いがおざなりになっていたのだと反省だ・・・。調子が悪くなる気持ちだってわかる気がするし、雑に扱ったりしたら、それは怒ると思う。だからやはり大切にしたい。僕にとってキーボードとはそういう道具というか相棒だ。もはや身体の一部といってもいい。
だからこそ、このキーボードでできることを少しずつでもいい、積み重ねていこう。ありがとうマティアス。
キーボードは本当に深い世界で、容易に他の方におすすめするのは気が引けるのですが、一応アマゾンのリンクを以下に貼り付けておきます。
どうかどうか、皆さまも、佳きキーボードライフを・・・!
お読みくださり、ありがとうございました。