見出し画像

キーボードが好き。

僕は、パソコンのキーボードが好きだ。
どう好きなのかというと、打ち心地、打鍵音など感触としての好みが大きい。非常に個人的な範疇の好みだと思う。人それぞれのものだから、他の人がきっと自分とは異なる感じ方をしているのだろうという点も想像すると面白く感じられる。
自分なりにこだわる意味としては、紙とペンみたいに、ものを書くためのものだからではあるのだが、キーボードが面白いのは、文字を打つ感触とともに音が出る、というか鳴るところだと思う。当たり前のことだが、これが重要だ。書くという行為のモチベーションに関わるのである。
この音の鳴り方が、キーボードによって様々に異なって、その中から限りなく自分の好みの感触に到達しようとすること。キーボード探し。
でもあまりにこだわりすぎると収拾がつかなくなりそうでいけない。だから、手の届く範囲で楽しむというのが心持ちへも良く、塩梅として丁度いいのだろう。
ちなみにどんなキーボードを使っているかというと、それほど高いものなどではなく、今使っているものはリサイクルショップで中古購入したものがほとんどだ。

Matiasのキーボード

Matiasは、アマゾンなどでの評価がなかなか良かったように思う。お高め。これもとあるお店で中古購入したのだが、打鍵音が素晴らしくテンションが上がって恍惚・・・とは言いすぎかもしれないが、自分には良い。
だが、今はいくつかの重要なキーが反応しなくなってしまい、ロフトで眠りについている・・・。
機会があれば、また手にしたい感触のキーボードだ。修理できたらなぁ。


AppleのPro Keyboard M7803

M7803は2000年ころのMacのキーボードだ。これもとあるお店のジャンクなコーナーに放り込まれていたのに出会った。購入し持ち帰って接続したら、普通に使えたので有線のキーボードとして選択肢が一つ増えた感じだ。今はBluetoothでケーブルいらずな時代だけど、USBケーブルで物理接続するのも今だからこそなのか、どこか憎めずたのしい。打ち心地は、経年からか全体的に少し硬くなってしまっているが、パチンパチンと打てる。これもそのうちキーを取り外して掃除してあげられたらいいなぁ。


iBUFFALOのキーボード

この文章に出てくるお店というのは、主にハードオフのことになるが、ジャンクなどになっているキーボードの打ち心地を無意識に調べてしまう自分がいる。最近は住んでいるところの近くにお店がないので、その衝動も遠くおさまってきたように思えるが。
このSAVIORと刻印してあるiBUFFALOのキーボードは、Windows用であるが、自分はMacにつないで使っている。打ち心地はかなり良い。
ゲーミングキーボードしすぎていないところに、ささやかな好感を抱いている。それでいてタフさがあると思う。耐久性と感触のバランスがいい。それと気楽さ。


LogicoolのK380

最後に、K380だろうか。これはBluetoothのみの接続で、丸いキーがかわいい。自分の場合、未だに有線のキーボード主体で書いているので、まだあまり使ってあげられていないが、キーの丸さはおもしろいし、打ち心地も軽くて、モバイル的にはいいと思う。Logicoolは興味深い品物をよく出しますね。

というわけで、キーボードばかり個人的な好みで4種類も紹介してしまったが、どれもめぐり合わせで手にしたものばかりで、はじめからこれというわけではなかった。それでも、いまこうして手元にあり、字を書かせてもらうのに必要なものたちだ。

個人的な、あまりに個人的な好みだが、打ち心地のよいキーボードというのは、脳にとてもいい影響があるのではと感じる。
それは、こうした書くという行為に確実に寄与するポジティブさなのだ。
音とともに書く。たのしいではないか。

高いとか安いとか、色々種類はあるけど、自分の好みに近いものに出会い、使っていけるというのは意外と多くないと思うから、「今、使っている」という事実を大切にして、これからも文字を打ち、キーボードを鳴らし、書いていきたいなぁ、とおもっている。

いいなと思ったら応援しよう!