見出し画像

【子羊が眠る村⋮三日月国1412】の1日目と精査方法について

羊飼いKさんが主催した『子羊が眠る村』という長期人狼に『豆狸ルミ』というキャラで参加させていただきました。
ざっくりどんなこと考えてたかの健忘録です。
あまりにもざっくりなんでざっくり読んでください。

ログURL


羊飼いKさんの解説配信

(リスナーを楽しませつつ、盤面の解説もわかりやすくて流石だなーという配信でした)



※1日目から配役のネタバレあるので要注意※



〇1日目〇
ルミの元に来た役職は【村人】でした。

村狸のルミ 

個人的に村人で推理する方が好きなのでほっとしたという感想。


【村人になって決めたこと】
・初日は思ったことを素直に伝え、質問には丁寧ひ返す
→村人のメリットは『素直に発言できること』だと思っているから。その素直さから白を拾ってもらうことも多いし、村が自分への精査を入れられる。また、この時点で『初日に占いは出さない』と思っていたので、議論が止まらないように疑問は素直に口に出そうと決めていた。

・なんか口調でキャラ立ちしとけば、配信についてはKさんがどうにかしてくれるやろという他力本願寺

【精査方法】
これからゲーム中の思考を述べるにおいて、まず自分の根本となっている精査方法をここで伝えておいた方がわかりやすいかな?と思って書いておきます。
これに限って精査入れてたわけじゃないので、ほーんって感じで思っておいてください。

Kさんが募集したという点で、全くの初心者よりはある程度人狼をやった/見たことがある人が集まるだろうという予測。人狼ゲームというのはその媒体・時代で『セオリー』がかなり変わる。

例えば人狼ジャッジメントなどは数字での同時COと占い真狂が『セオリー』になっていたり、今の配信人狼では霊能即COからの進行役が『セオリー』であることが多い。
つまり、この村は各々が各々の『セオリー』や『価値観』を持っていて、なおかつそれに気づいていない人が多い村なのではないか、という予想をしていた。

と、いうことは各々の持っている『価値観』を把握することで、その『価値観』からの発言の整合性・ズレなどから精査が可能だと判断。それを軸に今回は精査を進めていく。

【1日目】
まず初手のジンジャーの発言から。

朝から元気に進めてくれてありがたい

初動の非霊・非占COには違和感を持った。というのも、彼女がそういう『価値観』なのはなんとなくわかったが、役職の潜伏の幅を狭める行為でもあり、村にとって裏表ある発言だと感じたから。『価値観の違い』という言葉を隠れ蓑に己に有利な場面を作ろうとした可能性もある。

また、これは私自身が『霊能』という進行役に出てもらい、役職の潜伏について指示を貰うべきでは?という『価値観』を持っていたので、それと相反する発言でもある。この時点で注意観察。


ということで、ジンジャーの世界を知るために質問を投げてみた。

とりあえずジャブ程度の軽い疑問
そこまで強い疑いでもない

そして以下がジンジャーの返答。

ルミたん呼びかわいくてうれしい

ジンジャーの言ってることは理解。この時点で『占霊を開示したいという強い希望がある』『また、同じ価値観の人間が一定数いると思っていた』『ただし村の民意から反るつもりはなかった』という『価値観』の人物であると把握。

初日占いについて話す議論になることは予測される為、どうせ透けてしまいそうだから初めから開示したいという思考は共感した。

思考の違う所は明言しつつ、
共感点も述べておく
こっちは独り言での所感

初手の派手な動きはどちらかというと人狼ではやらなそう。もし人狼の場合、初日夜からかなり『裏で話し合ってお互い準備している人狼像』が予想される。今後の展開でこれがあてはまった場合は要観察することになる。
初手こそ疑問を持ったものの、共感値も多かったので一旦村で置くことした。

余談ではあるけど、長期人狼では初日非霊・非占COという流れはよくあるらしいので、ジンジャーが言ってる事のほうが正しい。勉強になりました。

と、ここでジンジャーに視点を向けていたことで、初手でジンジャーと似たような行動を取ったヘクターに対して考察が出来ていなかった。

ヘクターへの気になる点を述べた独り言

ただ朝から喉を使っていたこともあり、この日のうちに疑問は解消できず。今思えばこれを翌日まで引き摺ってしまったので、ルミの落ち度だなと思う。

まだver.1のアーサー

ここでアーサーからの疑問。アーサーは『占いが今日ではなく明日出るメリットが少ない』という価値観であると理解。ルミとは違う価値観。

アーサーは自分とは違うルミの考えに『不信感』を持っているような質問の仕方だな、と感じたので、自分の考えを丁寧に述べる。ここは喉を使ってでも丁寧に答えて相互理解に持っていった方が利があると考えた。

かなり喉を使う喋り方で丁寧に説明すると
かなり喉を使う(当たり前)

ざっくりいうと、ルミは『占い師がやりやすい方法で占い先を決めた方が占いの精度も上がるし、占いの理由から占い師自身の精査にも繋がる』『その為には、占い師が潜伏を選びたいなら潜伏をさせてあげるべき』『しかし、ここまで占いについて話していると狼からは透けやすいので、噛みが発生する前にCOしてほしい』という価値観。これを聞いたアーサーがどのように考え、どのように思考が伸びるのかが気になった。

アーサーの簡潔な返事

そしてアーサーの返事がこちら。ルミ目線からは突き放されているように感じはしたが、かといってルミを『強く疑っている』ような言動でもないと判断。ここは価値観の違いもあるかもしれない、と思ったので、更にアーサーの思考が開示されるまでは白黒つけずに一旦放置しようと考えた。

その後、夜にアーサーの思考開示が入る。

アーサーの占いCOへの価値観
そこからの白のとり方

ここらへんはアーサーはそう考える人なんだなあ、という程度。『占黒引きの場合は2日目朝イチCO』『占白引きの場合は3日目CO』という価値観なのかな?たぶん。
アーサーの価値観からジンジャー・エレを白く見ることには納得。一貫性を感じてしまった。

しかもその後。 

霊能者キトリの質問

アーサーへのこの質問に対して、

この返答がなるほどな〜!わかる!とルミ目線からは納得されてしまった。さすがアーサーつよい。

簡単に懐柔されるルミの図

なので、1日目終了時点ではアーサーの印象は悪くなかったし、あまり黒くなさそう、と思っていた。ので、2日目の推理をここ軸にしてしまっていたのがルミの落ち度です。
ここまでが一日目のアーサーへの所感。
 

次は神父ナーシェスについて。

白上げにより軽率に懐柔されそうになるルミ
喋り方がやさしくてすきになっちゃう

ルミがこのゲームで最も恐れていた神父様が動き出しましたね。この時点で白印象を持ってしまっていた。

①ヘクター・アーサーに持っていた疑問を言語化してくれたこと
②マティアスへの指摘が納得できること
③ビアンカに対して聞きたいことが同じだったこと

辺りの理由から。
今思うと『正しいことを言って、つつきやすい村人をつつく』ことをしてるんだけど、指摘が真っ当だと思ってしまった。つよい。
正直この人が人狼なら手強いから村であってくれないかな〜のこの頃から思っていた。

これは完全に感情の話なんだけど、あたたかい毛布をかけてくるやさしいひとを警戒してしまうKリスの性のひとりごとがこちらです。


そして、ナーシェスが向けたビアンカへの質問の返答なこちら

ビアンカはつまり議論のメインが進行論の話だったところに、アーサーがルミ・ジンジャーに疑問を投げかけたところを評価した、という返答。
であるなら、ルミの返答までを見てルミへの精査は伸びないのかな?という疑問、ちょっと疑いを持ったので質問してみる。

この時ルミは質問する相手にちょいちょい共感点を拾って投げることでヘイトを買わないようにする小賢しい動きをしています。でもみんな猛者すぎてあんまり意味なかったね。

全体を通して強く白黒つけていなそう

ここでビアンカの返答は『ルミを初め他の人に評価をつけていない』『アーサーへの白はそこまで大きくない(フォックの発言で揺れる程度)』『進行論ばかりの現状に判断しにくいとしたニケへの共感』など。つまり、今の現状に対して『強く白黒つけられる盤面ではないと考えている』。なので、『占いなどの情報が落ちてから本格的な精査を入れる人物』であると判断。それは朝イチに言っていた『占いは2日目朝COしてほしい』という希望と一貫性がある。

遅く起きてきた朝イチのビアンカの発言

>>80で明言はしていないものの、ビアンカの根本にあるのは2日目の占COによって精査を進めたいのでは、思った。 そしてこの一貫性は狙って作れなさそう、という雑感。

また、ビアンカが白評価したアーサーと敵対したと捉えられるルミに対して『他の人と印象が同じ』=まだ『精査』を入れていないという発言は『白色』の人物に思えた。

仮にビアンカが人狼である場合、自分の精査方法という『世界』を曲げてても、自分の白を取りに行く/ルミの白を落とす為にルミに精査を入れそう。現時点白目に見られていたルミに敵対するようなことを言いづらいと判断したとしても、『ルミの言っていることも納得出来るから、まだ悩んでいるor白目に見ている』と発言した方が『自然』。それを押しのけてまで『精査をいれられないので他の人と同じ印象』としたところは『白い』。
ただし、狂人でご主人様がわからないなか白黒つけるのを嫌がった、という可能性はある。どちらにせよ『白色』の人物なんだろう、という判断をした。
以上が初日ビアンカに入れた精査。

カミュについて。

ナーシェスの全方位殴りの一部

このナーシェスの発言自体はわかりつつ、初日にしては求めすぎかな?という雑感を思っていた。これについてのカミュの返答が以下のもの。

たいへん優等生らしい発言で良い

この返答は自分の発言の推移がわかりやすく述べられていていい返答だと思った。特に、ルミ目線では共感しているところ・できなかったところで分けていたから発言できなかった、という落ち度を認めている点は好印象ではある。
ただそれ故にこれは作られた発言の可能性もあるな、として一応の警戒。


以上が初日ルミとして白を拾った人物。以下はそれ以外の人の一日目の所感。

エレ→初手で雑感の白を拾っていた。これは村も同じだったのでは。ただし言葉にするほどの明言は出来ず。一番近い表現で言うと素直白かな。今後のエレの動きもそうだけど、必要なところでスピード感のある発言をしているところが白かったと思う。
ただしルミは後半アーサーに対する印象が回復していたため、後半に疑問を持ったエレのことは疑ってしまった。

これについては二日目以降は解決。その後多分エレを疑ったことはなかったんじゃないかと思う。

メアリー→『正しいことを言ってる人』で、ルミ目線言ってることに引っ掛かりが無さすぎてあまり精査入れられなかったので、話している印象があるわりに『無色』という評価。村がメアリー白に傾いていることに少し反発心に近いものもあった。

また、ここの占い希望がルミと違いすぎて悩む。そもそも占い希望を述べること自体ルミの考えとは違うんだけど、それは価値観の違いとして、まさに『占いたい位置に占い非希望』を出した、という感覚。

これは個人的な所感だけど、ナーシェス・アーサー・カミュがいちばん自分の価値観や精査方法などの『世界』を把握していて、なおかつそれを発言でコントロールしている節が見受けられたので、発言を多くしてもらったとして『白黒』の判断が難しい人物という評価をしていた。この三人がふとした時にこぼれる持論から白黒の判断が難しいと感じていた、という意。
ので、占いを当てるのが一番判断がつきやすいと思っていた。
その後ジンジャーも上のに付随してマティアス・メアリーも占い希望から外したので、占い先どこになるんだろう、という疑問。

個人的に、フォック・ヘクター・ニケは明日の処刑位置に上がるので色つけたくない。ルミ、寡黙はあまり占わない派閥なので…エレやジンジャーは自分も村からも白を拾われているし。そして個人的にビアンカの白は拾ってしまっていたし、あっても狂人という推理なので。

メアリーが仮に狼だった場合、この占い希望外した3人の誰かに仲間がいるだろうなあというぼんやりとした雑感を抱く。
ただし、似たような位置に占い非希望を出したジンジャーについては一旦白く見ていたので、これは価値観の違いかもしれないという事で一旦置き。

 
マティアス→ここも白を拾えなかったけど、悪印象も持てなかった。今後ずっとマティアスがわからなくて頭を悩ませていた気がする。

言っていることに違和感がなく、ルミはメアリーへの違和感はあった派閥なのでどちらかというとこの時点で共感値はあり。

フォック・ヘクター・ニケ→ここの3人は精査がむずかしいところだった。あえて発言を少なくしているのかどうなのかわからず。フォックからは役職透けを避けたい気持ちを感じたので、少し占い目で見ていた。潜伏役職を探るのがとても苦手なルミです。ニケも思考を隠すところ普通に怪しんでしまったけど、そりゃ真占いは隠すわ…というところが反省大賞。
ヘクターへの疑問を解消しないまま2日目に行ってそのまま殴ってしまったのはかなりルミの落ち度。


初日の雑感

この時からナーシェスに占い当てたかった。正直この神父様に白上げされてるの怖すぎたのと、多方面に触れてる人に当てた方が他の人の精査も進むかな?という思考。

メアリーについて悩んでたのは、⬆️に書いた点で違和感があったのと、⬇️で大立ち回りしてそうな狼像で当てはまる人の中からいちばん白をひろえなかったのがメアリーだったから。本人に悪いところはぜんぜんないです。

深夜のひとりごと

これ今見たらナーシェス・アーサー・メアリーで3wなんだけど、みんな初日から元気だったんだね…。まさか3人とも黒とは毛ほども思ってなかった。1人くらいは居そうだなあの感じです。狼みんな度胸あってすごいなぁ。


以上!
なにかあったら聞いてください。
2日目以降もそのうち出します。


【余談】
この長期が終わって参加者の方と話す機会があったのだけど、『文字の人狼はいくらでも取り繕えるから精査がむずかしい』という話を言われたので、私の今回の精査方法の解説というかなんというかそれに近いものを書いておこうと思います。
興味がある人はブログみたいな感じで流し読んでください。


ざっくり言うと、繕ってなさそうなところをどう探すかが議題です。


では、私とあなたは今から友達です。そうじゃなくてもそう思ってください。陰キャの私にとって数少ない友達のあなたに、一緒に食事中、突然こう話しかけました。

「オオサンショウウオを飼いたいんだよね」

さて、あなたはどう思うでしょうか?

「オオサンショウウオ?」「オオサンショウウオってなんだっけ」「オオサンショウウオってちょっとグロテスクじゃない?」「オオサンショウウオって飼えるの?」「本当に言ってる?」

あなたがオオサンショウウオに詳しくなく、好きでもない場合、大体、このような疑問が生まれるのではないかと思います。

しかし、その前に私がこんな行動をしていたらどう思いますか?
・両生類の可愛さについて熱烈に語る
・そのような画像をSNSで頻繁に拡散している
・一緒に水族館に行った時、オオサンショウウオのゾーンから離れようとしない

オオサンショウウオが飼えるか飼えないかはさておき、わたしがオオサンショウウオを本気で好きであることにはすんなり納得がいくのではないでしょうか。

これはわたしが「オオサンショウウオ好き」というフラグをあなたとの間に何本も立てていたからこその納得ですね。人狼中の会話のフラグ立てについてはKさんも前に言っていたと思います。
誰かに白や黒と明言する時、その前に『フラグ立て』の発言をしておくと、少なくとも本当にそう思っていると信用されやすい、みたいなやつです。

では今度は、あなたはオオサンショウウオが大好きです。好きじゃなくても今だけはそう思ってください。
そんなあなたは合コンに行きました。婚活パーティーでもいいです。結婚してる方は取引先の飲み会でもまあいいです。

そこで、お酒が回ったあなたは「オオサンショウウオが好きなんだよね」と言いました。
そうしたら隣にいる異性・もしくはよくおべっかを使う取引先の社員が、「自分もオオサンショウウオ好きなんです!可愛いですよね!」と即座に返してきます。

これは即座に信用できますか?
「自分にいい顔したいから好きでもないオオサンショウウオのことを好きと言ってるんじゃないか」という疑心暗鬼に苛まれるのではないでしょうか。例え、本気で相手がオオサンショウウオを好きであっても。

「本当にオオサンショウウオ好き?」「どういうところが好き?」「いつもどこの水族館にオオサンショウウオを見に行ってる?」
などの質問を重ねることで、あなたは相手が本当にオオサンショウウオが好きであることに納得がいくかもしれません。でも、やっぱり信じられないかもしれません。

つまり、「オオサンショウウオが好き」という言葉一つではその真偽を判断するのがほぼ不可能ということです。これは人狼においても同じことですね。

では、さっきの話に戻りましょう。あなたは私がい以前から両生類かわいい!オオサンショウウオずっと見てたい!のような思考の吐き出しから、わたしがオオサンショウウオを飼いたいという発言をある程度信じることにしました。

しかし、何らかの理由で、私があなたを騙していたらどうでしょう。本当はオオサンショウウオがそこまで好きじゃないけど、好きと思わせたいために、オオサンショウウオ好きというフラグ立てをしていたのです。

これは、なにかあなたを騙すだけの理由があれば納得がいく話ではないでしょうか。例えば、この後あなたにオオサンショウウオドッキリを仕掛けるためのムーブ、というわけです。

あなたを騙すために両生類の話題を出し、水族館でオオサンショウウオの水槽から離れようとせず、SNSでもそのようなポストの拡散をする。そうしてあなたを信じ込ませる、という手の込んだしかけを行なっていたかもしれません。
人狼で言うと、人外である私が丁寧に立てたフラグにより、あなたは『育て』られているという可能性があります。

なので何らかの理由であなたは私に騙されているのではないかという疑問を持った際、今までのフラグ立てが嘘なのかそうじゃないのかを検証する必要があります。

これも、ある程度であれば真偽のつけられる話ではあります。例えば、あなたと出かけている時に私がオオサンショウウオの看板をふと見ていたとか。人間の咄嗟の行動を誤魔化すことは難しいです。もしくは、水族館に行きたいと言い出したのはあなたの方であるとか。共通の友人から『両生類カフェに付き合わされて怖かった』みたいな話を聞いたとか。そのような事実を頭に思い浮かべ、わたしが嘘のフラグ立てをしていたか/していないかを判断することでしょう。真偽の程はさておき。

では、今度は私が「パルムのアイス大好き!」と言ったとしましょう。これは、先程の「オオサンショウウオ飼いたい」よりも素直に信用してくれるのではないでしょうか。

少なくとも、「本気で言ってる?」「パルムのどこが好きなの?」という質問より、「甘くて美味しいよね」や「わたしには甘すぎて苦手だな」というような、『熊はパルムが好き』という前提を持った会話に、オオサンショウウオの時より一歩早く進むのではないかと思います。

これは女性は特に甘いものが好きな人が多い、もしくはパルムはとてもおいしい、という共通認識があなたの頭にあるからかもしれません。
少なくとも、わたしが丁寧にフラグを立てなくても、よっぽどではないかぎりパルムが好きであることを信じてもらえるでしょう。

これは今現在ノーマルな13人村の配信人狼で霊能が即COをした事に対して「なんで即COしたの?」「待とうとは思わなかったの?」と聞かないことに近いです。つまり、参加者は『霊能が即COすることはよくある』という共通認識を持っているわけです。

つまり、『一般的にパルムは甘くて美味しい』という共通認識がある限り、あなたとその前に行なっていた会話での、「アイスが好き」「甘いものが好き」「新作のチョコが楽しみ」などは『熊はパルム好き』という要素を強固にするものではあっても、必ずしも『必要では無いフラグ』ということになります。

同時に、熊自身も『パルムは美味しい』は『共通認識』だと思っているので、あなたに信じさせるムーブが必要ないと感じている、もしくははなからそんなムーブが頭にないことでしょう。
これはカラスが黒いことを普通は相手にわざわざ信じさせようとしない、という思考と近いです。

つまり、『必要ではないフラグ』では嘘をつく必要がありません。
簡単に信じられやすい『パルムが好き』という言葉を信じさせるために、アイスが嫌いなのに『アイスが好きなんだよね』という嘘のフラグ立てをわざわざする必要が無い、という話です。

なので、色んな価値観の人が集まっていると思われる人狼ゲームの精査において、精査したい人物が『常識的』で『共通認識』だと思っている『必要ではないフラグ』を探します。精査したい相手が『カラスが黒い』と思っているのと同じくらい、常識的だと思っている要素を探すわけです。そこには『嘘をつく必要が無い』ので。

と、ここまでだらだらと書いてしまったのでイマイチ読んでいるみなさんもピンとは来てないのではないかと思います。私の文章力で上手く伝えられなく、申し訳ないところですが…

ということで、今回の長期人狼にこの精査を当てはめてみたいと思います。


今回、この精査で当てはめていたのは主にニケとフォックなのですが、一旦ニケについての話を。これは議論中にも『ブログ』という形で出したものと似たような話になります。

喉を使う喋り方で沢山喋ると沢山喉を使う
(あたりまえ体操)

このブログ自体は喉使った割に村に浸透されてなさそうだったので失敗したなぁと思ったのですが、精査方法については⬆️で述べたものがベースになっています。

まず2日目夜ニケのメアリー占いについては、前日からものすごいフラグが立ってました。

明らかにメアリーを怪しんでいるけれど、『考え方の違いなのかもしれない』と保留にしている。けれどこの疑いはそんじょそこらの議論で晴れるものでないように感じたので、占いCOしたニケがメアリーを占うことは納得。そういうフラグ立てが行われている。

しかしこのフラグ立ては意識的にしようと思えばできるものなので、例えば白位置をある程度獲得していたメアリー1人を引きずり下ろすには動きのコスパが悪い…などという考慮には入れるけど、だから真という即決要素にはならない。


ということで、1日目夜のビアンカ占いについての思考の方を深堀する。それが上記にも載せた『ブログ』で書いたもの。

その為にも、ニケの中の『カラスは黒い』と同じくらい常識的であると認識している要素を探す。本人の中では常識的で、でも周りとはズレている意見があれば理想。

まず、ニケの価値観の話。

1日目夜のニケ
この時点で議論は進んでいたので出遅れてると言えるし、本人にも焦りがあったのでは?
時間が間に合わなそうなのもあり
パッと思った印象を書いてそう

議論に出遅れているニケが時間が無い中書いた印象はかなり参考になるな、と思いました。思っていることをそのまま書いている可能性が高いし、嘘をついているとしてもその精度は低そう。
この中でも気になったのはエレの>>32にプラスの評価をつけたことです。

エレの朝の進行論についての発言

この発言でエレはただ自分の好みの進行論について述べただけで、その内容について白黒つける人はニケの他にはいなかったのではないかと思います。それを『疑える気がしない』とまで言うのは、明らかに村から浮いた発言です。実際、次の日に何人かに突っ込まれていますね。
次の日にニケはエレへの評価を覆すのですが、しかしこの1日目夜に思ったことは『本当にそう感じた』ことのように思いました。

仮にニケが人外の場合、白を獲得していたエレに言及してお茶を濁す…という思考はわかるのですが、もしそうするなら他の人の議論を借りてもっと他の点でエレの白上げができたと思います。
エレは1日目時点で白を獲得しており、その理由まで発言してくれた方がいたので、それをニケの言葉で言い換えるだけで十分だったでしょう。
つまり、ニケが人間であれ人外であれ、これは素直に思った発言なのでは?と感じました。

また、2日目のニケの発言。

初日、ニケは村の文化の違いに驚き、その中でも文化の近そうなエレに共感を持った。しかし、夜にゆっくり考えてみると文化以外のエレの発言は自分と相容れないものだったのて、フラットに戻した。という趣旨です。

昨日エレに共感白のニケに疑問を持つジンジャー
ジンジャーへの返事。簡潔。

このジンジャー→エレの質問・返答で村に浸透したのは、『文化が同じだったくらいで気軽に白を出すか?』という疑問だったように思えます。特に、初日に『進行論の違いについては白黒つけない』と数人が発言していたので、疑いを持った人はいたでしょう。

しかし、ニケは自身の疑いを晴らす発言より、『寡黙は占わず吊りたい』『非占いに多弁を当てたメアリーに対する疑問』という発言を多くしていました。

メアリーの前日の非吊り希望への疑問

そんな中、ビアンカからのニケへの質問が入ります。この質問は真っ当なもので、ビアンカの白要素にも感じました。

寡黙の自覚があったビアンカの疑問
ビアンカは寡黙ではなく中庸という印象

ビアンカは初日に寡黙側であったという方が村の中での共通認識に近いものであったので、この『中庸』はニケのオリジナルの発想なので注目。 

その後もどちらかというと自身の疑問を優先して推理を進めたそうな発言が多く、周囲からの疑いを晴らすような発言を積極的にしている節があまりなかったので、吊り位置に入ったニケは回避COに近い形で占いCOをしました。

ここでニケは『寡黙位置を除いたビアンカ』と言っています。ここには違和感を持ちました。ルミもビアンカはどちらかというと寡黙位置なのでは?他に占う位置があったのでは?という疑問です。

しかしながら、ニケの発言を見返すと、彼自身の価値観ではビアンカは寡黙ではなく『中庸』という立ち位置でした。これはニケ独自の発想のような気がするので、裏で誰かと相談してなさそうな占い位置と理由だな、という所感を持ちます。

これは、先程の例えで述べていた、ニケ自身は『共通認識』だと思っていたけれど、村からはそう思われていなかったことによる、村とずれた思考のひとつのように思いました。

ビアンカ占いを深堀したい為、
ニケ目線の他の村への思考を落とさせたかった

この意見は今まであまり見えてこなかったニケの価値観が見える発言の為、結構大事にしたいとそろです。

1、ジンジャーとヘクターの差異をつけているところ。二人とも似たような発言をしている中、ニケとは違う文化圏の人物であることをニケの中で納得させて白を獲得したのがジンジャー
2、『ナーシェスが白狼位置なら嫌だと思っていた』は『本当はナーシェスを占いたかった』とほぼ同義であると感じました。けれど『ナーシェスを占ってほしくない』という村からの意見が2つもあったので、ニケはそれを採用した。
 

自身の文化圏の話をするニケ

これは3日目の発言ですが、ニケの文化圏では『村の民意に沿った占いをする』『村の民意に沿わない動きをしない場合、セオリー外の行動を行なったとして役職がかなり真を取れなくなる』という『価値観』であることが強固であることが分かります。

それがニケの文化圏の話であり、共通認識であり、それが村にここまで浸透しないとは思っていなさそうな部分です。

1、初日のエレに対する気軽な白置き
2、寡黙占いという自分と違う文化を持つメアリーへの疑念、会話を重ねてもそれが晴れなかったことからの疑念の継続
3、ジンジャーという違う文化を持つ人間に対して、発言を聞いた後の納得と許容、同じような発言をしたヘクターへ納得が出来なかったが故の疑念の継続
4、自分の占いたい位置と村の占い希望を組んだちょうど中間であるビアンカ占いをしたところ(私もあの非占い希望を聞き、寡黙を占いたくない場合、ビアンカを占うだろうなと思います)(そもそもあんまり占い希望聞かない派閥なのでナーシェスorマティアス占いしそうだけど)

つまり、以上はほとんど『自分の占い師の動きについての文化圏を知らしめる』ための『フラグを立てる必要が無いフラグ』ということになります。

だいたいこんな理由から、ルミは、初日ニケ本人も自覚していない部分の『文化圏』から来る『価値観の相違』で理解出来ず、思考を隠す部分があり怪しんだものの、『占い師』と言われればかなり作られていない思考を感じる=真なのでは?という思考を持っていました。

ルミはそれを『一貫性』としか表せなかったので、あれだけ長いブログ書いたのに伝えるのが下手だったなぁという反省点です。

2日目夜のニケについての所感

…余談があまりにも長くなってしまいました。しかも1日目についての所感って言ってたのに2日目に入ってしまっている。そして自分の思考をさらけ出すの普通にめちゃくちゃ恥ずかしい。

全部ルミからの見え方なので、参加者の方は、んなこと思ってねえよ!違うわ!って思うかもしれませんが、たいへんすみません…。
なにか質問などあれば何らかの形でください。答えられる範囲で答えます。


次回→飽きなければそのうち

いいなと思ったら応援しよう!