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Netflixの「アンオーソドックス」その魅力とは
ブルックリンのウイリアムズバーグ地区。ヒップスターやアーティストが街中を闊歩し、高級コンドミニアム建設も盛んなこの地区はユダヤ系コミュニティとしての一面も持ち合わせている。そんなこの地区で生まれ育ったエスティは戒律や信仰に縛られて生きることに不快感を覚え、夫を捨てベルリンに移住した。ところが夫がベルリンに彼女を探しにやってくる。というストーリーのこのドラマ。
このドラマの魅力はブルックリンの正統派ユダヤ系コミュニティの異質さと自由なベルリンを描いている点だ。安息日をみんなが気にかけ、見合い結婚は当たり前、ラビ(司祭)に些細なことでも相談するユダヤ系コミュニティの住民たちのライフスタイルは個人の選択や自由というものを完全に否定している。一方、ベルリンの住民はカフェで堂々でイチャイチャするし、同性愛者やスカーフを被ったムスリム女性も堂々と街中を歩いている。この対比というのが非常に興味深いというのが僕の感想だ。
このドラマはなんというか、一歩踏み出す勇気を教えてくれるような気がする。結局のところ、居心地が悪いコミュニティに無理に留まる必要はないし、一歩踏み出せば道は開けるのだ。