過小評価されがちな韓国のヒップホップシーン、その実力とは?

韓国と言えばKPOP(アイドルポップ)のイメージ。それゆえにヒップホップシーンは軽視されがちだけど結構個性的で魅力がある。
韓国のヒップホップアーティストは意図的にKPOPと違う路線を歩むことで独自の路線を作り上げた。特にR&B的路線を入れた歌うようなスタイルが韓国のヒップホップシーンの特徴と言える。その観点ではカナダのヒップホップシーンとかなり似ている面がありそうだ。
また韓国のヒップホップアーティストはアメリカでも成功を収めつつあるが、いわゆるアジア系アメリカ人が置かれている奇妙な状況をラップしたりすることも多い。韓国の女性ラッパー、JAMIEは「Best Friend」のリミックス版で「アジア人が性癖だってあの男は言うけど私は興味ない、ジャスティンビーバーなら話は別よ?」とラップし、「私が英語が話せるって知って驚いた?」と止めを指した。
今後韓国のヒップホップシーンは注目を集める余地がある。それはアメリカで成功するアジア系アーティストの増加を見ても十分だ。Rich BrianやHigher Brothersが所属する88risingが音楽フェスを開催すれば大成功するし、BTSがアメリカツアーのためにLAに来たときは空港に多くのファンが詰め寄せ、その状況を「ビートルズの再来」とアメリカメディアは表現した。おそらくそれもあり今後韓国とアメリカのヒップホップシーンは交流を深めていくだろう。今後も韓国のヒップホップシーンから目を離せない。

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