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新作レビュー サイバーパンク:エッジランナーズ 非凡な映像表現に覆われた駄作
大ヒットゲームCyberpunk2077がアニメで帰ってきた! サイバーパンクものの大ファンな僕としては楽しみにしてたけど…
この作品の魅力は華やかで闇深いナイトシティの描写、魅力的な登場人物、サイバーパンクな世界観と派手なアクションシーンだと言える。特にゲームをプレイした人にとっては楽しめるだろう。
一方でこの作品には問題もある。プロットに関しては悪くはないが良いとも決して言えない。だが最大の問題はよくわからない専門用語が作中に度々登場し、それが作中で何一つ解説されないことだ。NCPDはナイトシティ警察という言葉で表現するべきだったが、それ以上に世界観に関わるテクノロジーに関するサイバーパンク的専門用語、タイトルのエッジランナーもそれなのだが、にはついていけない。一応Webサイトでは解説があるがそれをいちいち確認するのはめんどくさいはずだ。
この作品はしっかり作り込まれたがあまり没入できないアニメシリーズという表現がしっくりくる。決して駄作という訳ではないが名作とは残念ながら言うことはできない。ネットフリックスの最新作は期待外れだったと言うことだろう。