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近現代の除雪車と現代の除雪事情

長らくキマロキ編成による除雪列車が運用された後、ディーゼル機関車が実用化された。はじめは非力だったが、そのうち蒸気機関車と同等の出力を持つものが現れ、除雪にも使われるようになった。国鉄は、除雪用ディーゼル機関車は、別の機関車に推されるではなく、単独で除雪でき、後退もでき、なおかつ積雪期以外は通常の機関車として運用できるものとして設計した。

特殊な設計のため製造費が高くつき、配置は遅れ、ディーゼル機関車と蒸気機関車を併用して除雪する状態が続いた機関区もあったようだ。しかし、冬毎に散々苦労してきた人たちにとっては夢のような車輌だったのではないだろうか。

ただ、こうした近代化、合理化がそれらの職員から仕事を奪っていったのも確かである。

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