カタール滞在記④スーク・ワキーフ&イスラム美術館
こんにちは、しもだです。
日本×スペインの激戦を終え、現地も歓喜の渦に包まれる中、僕のカタール滞在もそろそろ終盤になってしまいました。
本当にサッカー漬けの日々でしたので観光の「か」の字もしておらず、さすがに定番の観光地くらいは寄りたいと思い、昨日は朝からお出かけしていました。
ですので今日もダラダラ書いていこうと思っています。
ドーハ最大の市場「スーク・ワキーフ」
まずはドーハで最も有名な観光スポット「スーク・ワキーフ」。Caravan city最寄りのJoaan駅から4駅の「Souq Waqif」駅下車すぐ。
スークとは市場のことで、もともとは古くより地元カタール人が生活必需品を買うための場所でしたが、2006年に再開発が行われて現在はアラビアングッズが立ち並ぶショップ、中東料理が楽しめるカフェやレストランなどがあり、観光客も楽しめる人気スポットになっています。
最大の特徴はスーク・ワキーフ自体の空間。伝統的なアラビア建築で包まれた市場は異国情緒たっぷりで、目的もなく歩いているだけでも飽きません。
ここに来たからにはお土産を買おうと思って散策していたのですが、まぁ店の多いこと。衣服やアクセサリー、香水、手作り雑貨、香辛料などなど、ところ狭いと並んでいます。
独特すぎるラインナップに迷っていると、あっという間にお昼になりまして、めちゃくちゃ混んできました…。ただでさえ人気の観光地なので、W杯期間中ともなると毎日激混みらしく、とにかく人の数に圧倒されます。
シーシャ(水タバコ)を楽しむ人や、お昼寝をしている人もいて自由で平和な空間…。一日中いても飽きなそうですが、とりあえずお土産をちょこちょこ買い、レストランも1時間以上待ちそうだったので退散…。次の目的地であるイスラム美術館へ向かうことにしました。
伝統アートが集結した「イスラム美術館」
イスラム美術館はイスラムと芸術のつながりをテーマにした世界有数の美術館で、1400 年にわたり3つの大陸で造られた美術品、そしてイスラム職人たちによる伝統的な工芸品も展示されています。入場料は100QAR(約3,700円)。
まずその美しい外観、そして内観に圧倒されるのですが、ルーブル美術館のガラスピラミッドの建築家「イオ・ミン・ペイ」が立地からデザインまでを手掛けたそうで、世界的に有名な芸術家が織りなす建築アートに息を呑みます。いやほんとに。
各階ごとにある展示エリアは土器や陶器、装飾品、書物、織物、武器など時代によって変わっていくのですが、古くより富と権力を重んじるイスラムの歴史もあって、シンプルに美しい展示品が多く、見ていて飽きません。薄暗い空間も世界観に没入できて素敵。
イスラムの精神を表現する幾何学模様を中心に、伝統的なスタイルと技法を取り入れて生まれた作品を見ていると、何気なく見ていたスーク・ワキーフのお土産品や街中にある建物にも興味が深まります。展示エリアのキャプションも分かりやすく読み応えありましたので、Google翻訳アプリを携帯しながら巡るのをおすすめします。
ちなみに美術館から外に出ると、ドーハの海沿いが一望できるエリアがあり、ここがとても気持ち良い。この日は風も少しあって最高でしたね。
もう少しゆっくりしたかったのですが、夕方から韓国×ポルトガルの試合も観たかったので退散。
ど定番な観光スポットをとりあえず巡ってみましたが、お店もいっぱいあるし、建築物が面白いので散策してるだけで楽しい!
カタールは「世界一退屈な街」とか比喩されていますが、個人的にはそんなこともなく、伝統的な歴史と文化が根づく素敵な街だと思います。
まもなく帰路につきますが、時間が許せば帰る前にもう一箇所くらい巡りたいな…。ではまた。