【成蹊中学校】 理科の過去問を15年分解いて勉強法と対策を考える
成蹊の問題をありえない量ときました。
成蹊の入試は2回あるので、15年分 × 2回で30年分ですね。
なんでこんな事をやったのかっていうと、教え子に頑張って欲しかったからという事なんですが、問題自体も良いので解いてて嫌な感じはしなかったですね。
これだけ解くと傾向や10年前との違いまで見えてきたので記事にしてみたいと思います。
学校の印象
生き物などの教育に重きをおいているという話を聞くことがあり、入試問題もその色が出ています。
特色ある入試を作るというのは難しいことなので、成蹊にはいい生物の先生がいるんじゃないかと妄想が膨らみますね。
小学校の授業でも発表会などでこのような話題を扱うという噂を聞いたこともあるので、教育方針が一貫してそうですね。
昔と比べると偏差値がやや下がりましたが、伝統校ですし、大学の附属であることを考えるとおすすめできる学校だと思います。
理科の入試は30分50点ですね。傾斜があるとはいえ女子の合格は高かったりするので7割程度はとりたいですね。
生物
一番特徴が出ていて、学校別の対策も効くと思います。
生き物について紹介する長文や実験などを読んで小問を解いていくものが多いです。
傾向としては
・環境問題や、外来種などのテーマが好き
・動物の方が出題されやすい
・大手の中学受験塾のカリキュラムには少ない海の動物などマニアックなところからも出る
・動物の個体数などでグラフなどが結構好き
このあたりでしょうか
一つずつ見ていきましょう。
環境問題や、外来種などのテーマが好き
このテーマは記述問題にしやすいので、出題された場合記述がセットになってくるでしょう。
例えば「外来種が増えないようにするためにはどうすれば良いか」という問いであれば
・できるだけ持ち込まない
・養殖などであれば管理外に出さない
などが理由で、ある程度パターン化されている記述を書くことになると思います。
記述に書き慣れていない子供も多いので慣れておくと良いと思います。
動物の方が出題されやすい
大手の中学受験塾のカリキュラムには少ない海の動物などマニアックなところからも出る
川とか海の魚介類がネタにされてることが多いですね。
タコが出題されたこともありましたし、貝類とか出題されてもおかしくないんじゃないでしょうか。
写真つきで問題になっていることもあるので、魚などもこの魚は何かなど知っておけば人より点数が取れるかもしれないですね。
動物も両生類、爬虫類、鳥類など座学でしか勉強したことないと、名前は知っているのに、どういう生き物かわかってないことも多いので要確認です。
動物の個体数などでグラフなどが結構好き
グラフが好きということ自体は理科という学問ができるかという問いとして良問だと思いますが、ここ5年くらいは昔と比べると出題は少なくなってますね。
本文の内容とグラフの読み取った内容から記述を書くというような問題も10年前は出題がありましたが、問題を簡単にするという意図なのかこのような記述は無くなった気がします。
とはいえ第二回入試であれば難易度の点から出題される可能性はあると思います。
生物対策まとめ
様々な生物について写真などもよく見ておくこと
外来種の名前などはよく知っておく事
無難な記述は書けるようにしておく事
本文が長い問題に慣れておく事
そもそも生物を重点的にやっておく事
物理
モーメント、ふりこ、電気などのテーマであればテキストの簡単な問いくらいのレベルで、ここ5年くらいで易化の傾向を感じました。得点源にしたいですね。
変わった問題というと電気回路でブラックボックスやスイッチ回路の問題が出てきて少し考えさせられました。それくらいです。パズル的な問題が好きなんですかね。
身の回りの道具などの使い方を説明される記述問題が出ているときもありました。物理で記述というのは他の学校ではあまりないので、日頃から物事を説明する能力などを求められそうです。
化学
とても簡単な計算であれば出題されるので最低限はできていれば良いでしょう。
最近の同偏差値帯の入試の傾向として圧力や熱膨張が出題されてもおかしくないですね。このような分野だと、演習回数が少ないこともあり、よくわかってない人も多く差がつくと思います。難しすぎる問題は出来なくても良いので、ちゃんと全分野カバーしておきたいですね
地学
生物と同じように文章が長い時もありますが、基本的にはテキストのような普通の問題が出ると思います。
少し特徴があるとするならば、生物の繋がりなのか化石などは好んで出題している印象を受けました。
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