『テレビマンからプロボクサー、警察官を経てボクシングジムを開くまで』#9
念願のボクシングの道へ
職場の方以外、誰にも相談せず仕事を勝手に辞め、ボクシング人生をスタートさせました。
根拠のない自信を持っていた私はサクッとプロテストに受かって、デビュー戦KOで勝って、全勝 全KOで新人王になり日本チャンピオン、そのまま無敗で世界チャンピオンという青写真を描きながら、ワタナベボクシングジムに入門…
運動能力が高い訳でも無かった、私は見事にボコボコにされ続け鼻血、顔の腫れは当たり前の生活を送りました。
プロボクサーの洗礼を受けながらも、毎日充実した日々を送っていました。
この頃、一番困ったのが飲み会の誘いでした。
若さゆえ、当時はこれと決めたら、その自分ルールを崩したくなかったので、全く飲まなかった訳では無かったのですが、自分の身体の事を考えて飲める日、飲めない日があったので、この先プロボクサーに出会う人には無理矢理飲ませようとしたりしないで欲しいと思います。
とにかくこの頃は尖っていて、全てが敵だったなぁと…
次回はプロテストを受ける頃のことを思い出していきたいと思います。