きょうから使えるひとこと
たったいまスーパーであさりを買った
レジを通したあさりを袋に入れようとしたその時、サランラップから滴るなにか。
手にかかり、袖をなぞってくるそれ。
ん?どれって?
あさりちゃんのお汁だ。磯のにおいがする。
そんなときに咄嗟になんて発言するかが、当人の生き方や幸福の理解度と言えるだろう。
ちなみにぼくは、「最悪だ、。」と言った。
でもいま考えてみたら手から磯のにおいがするだけなのに最悪って、なんて小さい視野で生きているのだろうと思う。
発言から自身を変えていくとして、この場合「最悪」以外に何があるか。
幸か不幸か、あのゲーム、あの映画のキャラクターはいつでも「最高だ」と言っている
敵にかこまれたとき、車が崖から落ちているとき、デカいサメと対峙したとき、フラれたとき、いつでも「最高」と言っている
そのようなキャラたちの手が磯くさくなったとき何て言うだろうか。答えはないけれどそこから自分を客観視することができる。
たとえば自分って実は誰かのゲームのキャラで3人称視点で写っていて、装備品やライフゲージが画面端にあるのかも。
たとえばふてくされた男が雨の日あさりを持って歩いているカットを撮影していて、その主演が俺なのかも。
とかなんとか考えているとB級ゲーム、映画のようなセリフをさらっと言えるようになった気がする。
お願い開いていい子だから(ドアが開かないとき)
よく狙って撃ってこい!(敵に撃たれるとき)
あー、ちがうんだ、それはー、そのー、(ありきらかな言い訳)
総じて楽観的だ。自虐までも楽しんでいる
何かしらのB級発言で人生楽しくなるだろうから先ずは
「最高」
って言えるようになろうな!!