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自動車学校の指導員になるためには?

こんにちは。
今回は自動車学校の教習指導員のなり方を教えたいと思います。

自動車学校に入職、入社したからといって、すぐに指導ができるわけではありません。
実は国家資格なのです。

そのため、国家試験をクリアしなければいけません。
一般的な流れを順をおって説明します。(例外があります)

① 自動車学校へ入社する。

まずは自動車学校へ就職しなければ資格試験へ挑戦することもできません。
審査を受けるためには21歳以上である必要があります。当然普通免許を所持している必要もあります。

② 各自動車学校にて事前教養を行う

ようは勉強期間です。道路交通法などの法令や学校の運営規則(事務処理要領)など。これを行わないと次の講習が受けることができません。

③ 各都道府県の公安委員会が指定する講習を受ける

資格試験を受けるためには講習を受ける必要があります。期間は各都道府県によるかもしれませんが、だいたい1ヶ月間ほどです。
内容は、本番である試験の対策です。
全6項目あるため、全て対策します。

④ 教習指導員審査(本番)

これらを行った後、ついに審査です。
審査は年4回あり、行う月は決まっています。
全6項目あり、全て合格しなければ資格を取得できません。
ちなみにいくつか受かって、数科目落ちたとしても、1年間は受かった項目については免除になります。1年後にはリセットされます。

項目と内容と合格ラインは以下の通り。

一 教則
免許取得の際に皆さんも行ったことのある学科試験と同様の内容。50問で95%以上。

二 法令
自動車学校を運営する上で必要な知識。50問で同じく95%以上。

三 教育知識に関する論文
教習指導員として必要な知識に関する論文。85%以上。

四 運転技能
皆さんが自動車学校等で行ったことのある技能試験と同様の内容。85%以上。

五 学科面接
公安委員会(警察)が行う学科教習に関する面接。志望動機や目指す指導員像などもここで聞かれます。正答率が85%以上。

六 技能面接
技能教習に関する面接。技能教習を行うことができる、できない場合、時限数などを聞かれます。正答率が85%以上。

これを全て合格することで資格が発行され、その後事後教養を1日受講することで管理者から専任を受け、めでたく教習を行うことができます。

このように自動車学校の先生になるためには、たくさんの過程があります。
現在、指導を行っている先生方はこれらをクリアしているということです。凄いですね。(ありがとうございます)←自慢。笑

実は別のなり方もあるのですが、これは次の記事で説明します。
また細かく言うと資格審査を受ける条件がまだありますので、別の記事で説明します。

以上!指導員になるためには?でした。
御愛読有難うございました。

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