
今度こそ韓国人男性と恋愛できる?ねぇ、この恋信じてもいいの?
結局、こうなるんだね・・・。
出会い
32歳(日本の歳で31歳)の彼とは言語交換アプリで知り合いました。
12月28日 18:44に彼から「Hello!」と書かれたスタンプが送られてきました。
彼のプロフィール画像を見るとそこにはわたし好みの若くて格好いい韓国人男性の顔写真が写っていました。
プロフィールには韓国語と日本語で「こんにちは、日本語を勉強してます」と書かれてました。
わたしは以前、イケメン韓国人男性と言語交換アプリで知り合い、恋愛詐欺に遭いそうになったことがあるので、
若くて格好いい男性から積極的にメッセージが来ると「詐欺かな?」と警戒するようになりました。
今回も詐欺っぽいなと思ったのですが、そうじゃない可能性も考えてとりあえず彼と同じスタンプを送ってみることにしました。
すると彼から韓国語で「こんにちは」とメッセージが来たので「こんにちは!どのくらいこのアプリを使っていますか?」と
ちょっと探りを入れる感じで返事をしました。
すると彼は「初めて使ってみます。お会いできて嬉しいです。名前は〇〇さんですか?」と韓国語で返事が来たので
「あ〜初めて使うんだ」と思いつつ「なるほど!お会いできて嬉しいです!はい、わたしの名前は〇〇です。あなたはHさんですか?」と韓国語で返事をしました。
「そうです。お会いできて嬉しいです。韓国に関心がたくさんありますか?」
「はい、そうです!韓国が好きで韓国語を勉強しています。Hさんは日本語を勉強していますか?」
「はい、わたしは日本語を勉強しています。韓国語の勉強はどうですか?」
日本語を勉強してる割には全部韓国語で返事をしてくるので、彼の日本語レベルが分かりませんが、気にすることなく彼とのやりとりを続けました。
「難しいですが面白いです!Hさんはどうですか?」
「難しいですが面白いです。漢字が難しいです・・・。〇〇さんはどんなところが難しいですか?」
「確かに漢字は難しいですが韓国語にも漢字語がたくさんあって発音が似てるのが多いです!わたしは有声音が難しいです〜。Hさんは日本に来たことありますか?」
「有声音難しいでしょ〜。日本好きです。頻繁に旅行行きます」
「発音が頻繁に変わってとても難しいです。どこに行きましたか?」
「難しいですね!東京、大阪 何回か行きましたよ。〇〇さんはどこに住んでますか?」
「東京で何したんですか?わたしは××県に住んでいます。Hさんはどこに住んでますか?」
「天ぷら食べてショッピングして旅行しました!××県の村はどうですか?」
彼がどこに住んでるのか質問に答えてくれなかったので、また同じ質問をしました。
「日本の天ぷらはどうでしたか?トンカツは食べなかったですか?××はただの田舎ですよ。どこに住んでますか?」
「あ〜日本の天ぷらは本当に美味しかったです笑 わたしも江原道(カンウォンド)、春川(チュンチョン)市という地域に住んでいます。韓国語お上手ねすね。翻訳機使ってますか?」
「韓国にも天ぷらがありますか?韓国スタイルの天ぷら。本当においしいですよね!江原道はどこかで聞いたことあります。だけど、春川は初めて聞きました。ソウルから近いのですか?ありがとうございます!たまに翻訳機を使いますが分からない単語があったら調べるくらいです」
「はい、ソウルから違いです。鉄道に乗って行けます。大丈夫ですよ」
韓国の天ぷらの質問をスルーされてしまったのですが、そのまま続けました。
「いいですね!もしかして頻繁にソウルに行きますか?」
「たびたび遊びに行きます。韓国をどうして好きになったのですか?」
「ソウルで何するんですか?元々韓国ドラマや韓国の歌が好きで韓国語を習いたいと思いました。だけど実際に韓国に行ったら韓国語を話したいと思ったので勉強を始めました。なんで日本語を勉強してますか?」
「わたしも日本の食べ物が好きで〇〇さんと同じ考えです。ソウルは食べ物の店に行きます」
「Hさんは日本のどんな食べ物が好きですか?ソウルの食べ物はどうですか?」
「牛カツが好きです〜。〇〇さんは韓国ドラマを面白く観てますか?」
ソウルの食べ物についての質問がスルーされましたが、気にせず続けました。
「牛カツおいしいですよね!わたしは、トンカツが好きです。最近はシグナルというドラマを観ています。わたしはシリアスなドラマをよく観ます。だけどたまにラブロマンスも観ます!Hさんはどんなドラマに関心がありますか?」
「シグナルというドラマをわたしも面白く観ましたよ!ラブロマンスは涙の女王が好きです」
「本当ですか?Hさんもシリアスなドラマが好きですか?涙の女王はわたしが一番好きなドラマです!とっても美しかったです!だけどわたしは「よくおごってくれるお姉さん」も好きです」
「それも韓国でめっちゃ人気があります。わたしもシリアスドラマが好きですよ!ドラマの趣向が似てますね」
「あ〜そうですか?年下男性と付き合いたいからそのドラマが気に入ったのだと思います。確かに趣向が似てますね!わたしはマジで韓国ドラマが好きです。だけど昔は韓国の時代劇ドラマをたくさん観てました」
「笑笑 韓国時代劇の中にシリアスものもたくさんあります。〇〇さんは年下が好きなんですか?」
「確かに時代劇の中に恋愛ものもありますがシリアスもありますね!はい、そうです!Hさんは年上女性はどう思いますか?」
彼がわたしよりも年下だと思ったので(このときはまだ年齢を知らなかったので)気になって聞いてみました。
すると彼は・・・
「わたしは年齢を気にしないです。対話がうまくできることが重要だと思います!年齢は重要ではないです。すごくたくさん差異がなければ」
と答えました。
年齢を気にしないとはいえ、すごくたくさんの年齢差がどのくらいなのか気になったので聞きました。
「確かに一緒にいて楽しい関係がいいです!すごくたくさんの差異はどのくらいの差異ですか?10歳?」
すると彼は「20歳以上?ww 15歳以上?くらい?ww 〇〇さんは何歳差まで大丈夫ですか?」と答えました。
多分、彼とはそこまでの差異はないだろうと思い、安心しました。
「10歳差なら大丈夫だと思います!だけどわたしは自分より年齢が高い人には関心がないです」
すると彼は「〇〇さんは何年生ですか?」と聞いてきました。
この何年生というは生まれた年(西暦)を表しています。
韓国人は基本的に年齢の数え方が他の国と違うため、生まれた西暦を聞いて年齢を判断するようです。
なので、わたしが「年齢はいくつ?」と韓国人に聞いても実際の年齢ではなく「91年生(1991年生まれ)」と答えてくる人は多いです。
わたしは「1985年生だけど大丈夫ですか?」と聞きました。
彼がものすごく若い人だったらどうしようと思ったからです。
だけど彼は「関係ないです。わたしは年齢はわたしにとって優先順位で重要だと思いません。1994年生だけど大丈夫ですか?」と言ってきたのでホッとしたと同時に彼も生まれた年を言ってきたのでそこで年齢がはっきりしました。
彼との年齢差が8歳差だったので年下好きのわたしとしてはちょうどいいと思いました。
「ありがとうございます!良いですね!すてきな年齢だと思います。Hさんはどんな女性がタイプですか?
彼のことを気になり出したわたしはちょっと積極的な質問をしました。
それに対しては彼は「わたしは対話がよく出来てわたしと趣向が似ている人がいいです」と答えました。
だけど彼はわたしの好きなタイプを聞いて来ず「〇〇씨처럼 여행다니는것도좋구요!」と旅行の話をしてきたので一瞬ガッカリしたのですが
翻訳すると「〇〇さんのように旅行するのもいいですね!」と出たので「あ、わたしのことにも興味持ってくれてる!」と思ったら嬉しくなりました。
「Hさんは旅行が好きですか?わたしはいつか彼氏と旅行がしたいです!」
「わたしも好きです!韓国語が本当にお上手ですね!わたしは〇〇さんとの因縁を本当に所重に思っています。韓国語が本当にお上手ですね。習ってから長いですか?」
因縁って言葉は日本語ではあまりいい意味ではなかった気がするので最初見たときはびっくりしたのですが、おそらく「わたしとの縁を大切に思ってる」という意味だと思うので嬉しく思いました。
彼もわたしのことを気になってる、むしろ大切に思ってる
そう思ったら彼に対して淡い期待をしてしまいそうで怖くなりました。
とはいえ、彼が何度も韓国語が上手だと言ってくるので「え?そうか?」という気持ちにもなりました。
「わたしもHさんとの因縁を本当に多幸だと思っています。ありがとうございます。わたしは真心で始めてから1年が経ちます。毎日勉強しています。だけど、わたしは読みや話すのは出来ますが聞き取りが難しいです」
わたしも堅苦しい表現になってしまうのは韓国語が漢字語で表現することが多いからです。
彼は「ふふふ、聞き取りはわたしが手助けしますよ!」と言いました。
わたしは「ありがとうございます!」と言うと餃子の王将で撮った餃子やキムチチャーハンの写真を彼に送りました。
「今日は餃子とキムチ炒飯を食べました!そしてメガドンキーに行きました」
すると彼から
「キムチ炒飯はどうですか?辛くないですか?☺️」の返事が来ました。
すると彼も親子丼や天ぷら、刺身の写真を送ってきました。
「日本でおいしく食べた食べ物です」
わたしはそれに対して「キムチ炒飯は微妙でしたよ!ふつうのチャーハンが良かったと思いました。そして少しだけ辛かったです。天ぷらが美味しそうに見えますね!ぜんぶ良かったですか?」と答えたあと
MEGAドンキーの写真を送って「今日はMEGAドンキーも行きました」とメッセージを送りました。
彼は「MEGAドンキーはどんなところですか??天ぷらいいです。とても美味しかったですww」と言ってきたので「すかさずドンキーホーテは知ってますか?韓国でも有名だと聞きました。ドンキーより大きくて広いです」と答えました。
すると彼は「ドンキーホーテは知っています!昨日はとても疲れてたので早く寝ました」と言ってきた後に突然「もしかして〇〇さんはラインを使ってますか?」と聞いてきました。
なので、わたしも「ドンキーホーテに行ったことがありますか?大丈夫ですか?ゆっくり休んでください!」と送りました。
そのあとにラインについてメッセージを送ろうとしたら彼から先に「旅行に行ったらかならずドンキーホーテに寄ります」と返事が来ました。
わたしは「あぁぁ、返信が早すぎる」と思いながらもすかさず「そうです!ライン使っていますよ!Hさんはラインありますか?」と聞きました。
すると彼から「はい、わたしもラインを使っていますよ!わたしたちIDを交換しますか?」と聞いてきたので「おお、このタイミングで!?」と思いました。
というのも彼よりももっと長くやりとりを続けている人たちがいるのですが、彼らよりも先に彼からラインを聞かれたからです。
少しびっくりはしたのですが、わたしは嬉しかったので彼にIDを送りました。
そして、彼とラインで繋がった後
もっとわたしの心がときめくような出来事が起こったのです。
韓国語を教えてもらう
1月7日 21:18彼とラインで繋がりました。
わたしが「今度Hさんと電話してみたいです」とメッセージを送ると彼から「通話できますか?」と返信が来て、音声通話が開始されたと表示が出ました。
わたしは席を外してたので気づくのが遅れたのですが、また彼から音声通話がかかってきたので今度は受け取ることができました。
21:31に彼と通話を開始しました。
電話に出ると愛嬌たっぷりの明るい声が聞こえてきました。
メッセージのやり取りは全てハングル語だし、絵文字も特になかったのでクールなイメージがあったのですが、電話の彼はそれとは真逆のノリのある明るい感じの人でした。
お互い挨拶をして、彼に韓国語が上手と言われたのですが、やはり韓国語だけだと聞き取れない部分があるので「聞き取りが難しい」と言うと彼はゆっくり話してくれました。
「韓国語で難しい言葉はありますか?」と聞かれたので難しい発音のことだと思い、わたしは「어울리다(オウルリダ)」と言うと韓国語で「たとえば『あなたは帽子が似合います』」と言いました。
だけど、その表現が間違っていたのか彼はラインで어울리다(似合う)の例文を何個か送ってきました。
「餅つきにはのりがよく合う」「トッポッキにはのりがよく合う」「赤と青はよく合う色だ」
「こんな感じです」と言ってきたのでわたしは「あ〜なるほど」と思いました。
「日本人は発音が弱い面があります。理解できますか?」と聞いてきたので何かと思ったら彼は「색깔 이 아니라 샛갈」と言ってきました。
おそらく「セッカルじゃなくてセッカル!!」と「カ」の発音を強調して言うのが正しいと言いたかったのでしょう。
彼は続けて「韓国人が苦手とする発音とんかつ」と言ってきました。
「発音が難しいみたいだ」
確かに「つ」という音は韓国語にはないため、大半の人は「ちゅ」と発音します。
だけど、彼の場合は「つ」の発音をものすごく意識しているせいか、このように発音してきました。
「とんかツゥ!とんかツゥ!」
違和感があるほどあまりにも「つ」を強調して発音するので思わず笑ってしまいました。
わたしが「とんかつ、とんかつ」とマイルドに言っても彼は「とんかツゥ!とんかツゥ!」と言ってきます。
わたしがあまりにも笑うので彼は「どんな感じですか?どうですか?」と聞いてきました。
それに対して「発音が強すぎだからもっとやわらかく」とアドバイスしたのですが、わたしの韓国語がうまく伝わらなかったのか彼はずっと「とんかツゥ!とんかツゥ!」と言ってくるので諦めて「上手ですよ」と言いました。
「本当に上手なんですか?」と聞いてきたので笑いながら「はい」と答えると彼もつられて笑いました。
他にもわたしが「数字が苦手」と言うと彼が「月」の言い方を教えてくれました。
「1月、2月、3月・・・」と彼が言っていくと「6月」の部分でわたしが「ん!?」と思ったのでストップしました。
すると彼は6月は「육월(ユクウォル)」と文章で書いて「유월(ユウォル)」と発音すると説明してくれました。
初めて知ったので「なるほど!」と思ったのですが、そのあとの7月の発音が難しくて「치뤌(チルゥォル)」と教えてくれたのですが難しすぎて無理だろと思いました。
すると今度は頭音法則を教えてきました。
頭音法則とは、漢字語において単語の初めに子音「ㄴ(ナ行)」「ㄹ(ラ行)」がヤ行の母音や「ㅣ(イ)」と結合するときに、子音の「ㄴ」「ㄹ」が脱落することを指します。頭音法則の適用条件は次のとおりです。
・漢字語であること
・単語の初めに「ㄴ」「ㄹ」があること
・「ㄴ」「ㄹ」がヤ行の母音や「ㅣ」と結合していること
たとえば、理由(りゆう)という言葉が日本にもありますが韓国語だと「イユ」と発音するのでㄹ(R)の音が脱落するんだなと思いました。
彼は「歴史は력사(リョクサ)と書いて역사(ヨクサ)と読む
流行は류행(リュヘン)と書いて유행(ユヘン)と読む」と説明しました。
わたしはそれを見て「なるほど!」って思ったのと同時に彼に「ㄹ(R)がついてる方が日本語の発音に近い!」と説明しました。
「歴史(レキシ)は력사(リョクサ)、流行(リュウコウ)は류행(リュヘン)」
すると彼も驚いているようでした。
彼が突然「言語の中で韓国語が一番難しいそうです」と言ってきたので「そんなわけないやろ」と思ったのですが「そうなんですか?」と聞き返しました。
すると彼は「単語も多いし、単語と意味が違う場合が多いようです。外国人が難しいと思うのは韓国語が最後の節を上げるか下げるかによって、単語の意味が逆に伝わることが多いです」と言ってきました。
「커튼 좀 쳐줘」
パッと見て「カーテンを少し打ってください」と思ったのですが、彼は「この中の意味は2つあります」と言って説明しました。
カーテンを閉めてくれ
カーテンを開けてくれ
どうやら「커튼 좀 쳐줘」という言葉には、「カーテンを閉めてくれ」と「カーテンを開けてくれ」の真逆の二つの意味があるそうです。
「状況的にカーテンが開いていたら閉めてほしいという意味。カーテンが閉まっていたら開けてほしいという意味」と彼は補足説明しました。
他にもカフェとかで「席がありますか?」と聞いて「あります」と言われたら座っちゃいけない(座る人がいるという意味になる)だとか、日本語とは真逆の意味合いになるから確かに難しいな(まぎらわしい?)」と思いました。
警戒心と期待の間で揺れるわたし
すると彼はとつぜん「〇〇さんはいつ休みますか?」と聞いてきました。
わたしは一瞬言ってる意味が分からなかったため「どういう意味ですか?」と尋ねました。
すると彼は「休みはいつかと聞いてるんです」と答えました。
わたしはどう答えたらいいかちょっと迷ったのですが、とりあえず現状を彼に言いました。
「わたし、ニートだからいつでも休みみたいなもんなんだけど・・・」
すると彼は「旅行に行けば見られますか?」と聞いてきたので「何を?」と思いました。
彼は続けて「日本人は先に何か話すのが失礼になるかもしれないって言ってたけど例えば初対面で電話番号を聞くこと。韓国人は番号から聞くんですよ。なのでちょっと不思議でした。そして韓国人は遅いのが好きじゃないからだと思います」と言ってきました。
確かに韓国人は相手の連絡先を聞くとき、電話番号を聞くと聞いたことがあります。
日本ではその文化がないから彼は不思議がってるのだと思いました。
わたしが「悪用される可能性があるから危ないよ、個人情報だから」と答えると彼は「不思議だ、少し慎重な部分が多いようです」と言った後に
「韓国人は番号交換を何とも思わない人が大多数のようです」と言ってきたので「それは警戒心が無さすぎだろ」と内心思いました。
そのあとに彼は「深みのある質問をしましょうか?」と聞いてきたので何かと思うと彼は
「〇〇さんの最後の恋愛はいつですか?」と聞いてきました。
「わたしは3年が過ぎました」と言ってきたので深みのある質問って恋バナのことなんだなと思いました。
「質問します。どうして別れたのか聞いてもいいですか?話しづらかったから話さなくても大丈夫です」
そう彼が言ってきたのでわたしは別れた理由を「わがまま言い過ぎた」と返答しました。
どんなわがままだと聞かれたので「いっぱい電話をしたい」とわがままを言ったと言いました。
「でも、元彼は電話をあまりしたくなかったようです」と付け加えると「男はどうしてしたくなかったのですか?」と聞いてきたのでそのときのことを思い出しながら伝えました。
あのときのわたしは彼氏のことが好き過ぎて毎晩電話をしたいと彼に言いました。
もちろん彼はわたしに合わせて「もちろん、いいよ」と言ってくれました。
けど、ほんとうは無理してたんです。
別れるとき、彼が言いました。
ほんとうはわたしと電話したくなかったと。
電話をしてるときのわたしはいつも仕事で疲れて眠そうだったし、話していてもあまり楽しそうじゃなかったから。
じぶんでは気にしてなかったけど、彼は負担に感じていたようでした。
わたしは「疲れてたから睡眠を優先すればよかった」と言いました。
そうすれば、お互い無理せずに済んだのにと
後悔しても遅いのですが、すこししんみりになると彼は
「はいはい、理解しました」と言いました。
そして続けざまに「〇〇さんはどんな男性スタイルが好きですか?」と聞いてきたので
「可愛くて面白くて賢くてわたしを尽くしてくれる人!」と答えると彼は「四拍子そろった男」と言いました。
さらに「顔はどんなスタイルが好きですか?」と聞いてきたのでわたしは笑いながら「韓国スタイル!」と答えました。
韓国人のような塩顔がタイプというニュアンスだったのですが、彼はあまり理解していなかったので「好きな俳優はいますか?」と聞いてきました。
「え〜そんなのいっぱいいるよ〜」と答えると彼は「〇〇さんが彼氏がこんなスタイルだったらいいな!という俳優」と聞いてきたのでますます「う〜んと」と唸ってしまいました。
「大丈夫です。僕が合わせてみせます」と言ってきたのですかさず「そのままで十分だよ!格好いいし!」と答えると彼は「ありがとうございます」と言ったあとに
「〇〇さんに会うためにこんなにまた努力しながら暮らして来た甲斐があります」と言ってきました。
それを聞いたわたしは「え〜なんで急にこんな思わせぶりなことを言ってくるんだ!?」と驚いてしまいました。
とはいえ、久々にじぶんに興味を持ってくれる人と知り合えたのも嬉しかったので「ありがとうございます!わたしもHさんと知り合えて嬉しいです」と答えると
「もちろんです。ご縁だと思います。まだ会ってないですが、また会ったら〇〇さんの考えも変えることができると思います。」と言ってきました。
「そう言われたら期待してしまうではないか」とじぶんの中で少しづつ彼を意識し始めるも
そこまで好意的に思われると・・・・。
わたしは勇気を出すと彼に「こんなに若くて格好いい男性に好意を持たれるのは嬉しいのですが・・・以前、恋愛詐欺に引っかかりそうになったのであんまり信じることができないです」と伝えると彼は
「恋愛詐欺に遭いましたか?」と聞いてきたので「未然に詐欺だと気づきました」と答えました。
「恋愛詐欺に引っ掛かることがあるから信じられない。この意味ですか?」と彼が聞いてきたので「はい、そうです。恥ずかしいですが」と答えました。
彼は「そういうこともあります。こんなの恥ずかしがってるんだ」と言うと続けてこんなことを言ってきたのです。
「韓国の男性は、相手の異性が気に入ったら率直に話す方です。遠回しにあまり話さないようです。異性が気に入れば気に入るとストレートに話してるようです」
ということは彼はわたしのことを異性として気に入ってるということでしょうか?
そう思いつつもわたしは彼に「だから、最初Hさんからメッセージが来たとき疑いました。詐欺かと思って」と言うと彼は
「あ、理解します。いいえ、僕がこれを理解するのが日本に知人が住んでいます。それで日本の女性の性格を大体分かっています。負担に感じていると聞きました。男性が女性に連絡先を聞いたり約束を取ろうと急に話したり、女性に好感があるとストレートに話すことを負担に感じると聞きました」と言ってきました。
日本に知人がいる・・・と聞いてもしかして女性?と思ったのですが、おそらく女性なのだなと思いました。
だけど、ここはあまり気を留めず彼に「負担を感じてるのではなくて警戒心」と答えました。
「人によって違うんですね。理解しました。私はどうですか?」と聞いてきたのでわたしは「ん?」と思いました。
「警戒心が強いですか?」
確かに、韓国人男性が気になる異性に対して積極的にアプローチするというのは理解できたけど
わたしの場合は、積極的に来られると逆に「裏があるんじゃないか?」と疑ってしまう傾向があるようです。
すると、彼は続けてこうも言いました。
「警戒心がないように〇〇さんが楽になるように努力してみます」
そんなことまで言われたら彼を信じたいという気持ちになりました。
なので「そこまで警戒心はないです」と答えると「ありがとうございます。僕たち、たくさん話さないといけませんね。楽になるように努力します」と言ってきました。
本当にそこまで言われたら・・・彼を信じたいし、期待したくなりました。
To be continued…
彼を好きになりそう
「前にも聞いたかもしれませんが」
そう前置きをするとわたしは彼に「何の仕事をしていますか?」と尋ねました。
彼は「わたしは飲食業を営んでます」と言ってきたので「あ、初耳だ」と思いました。
「和風丼。例えば、味噌ソースで作った料理を日本の食材を使った韓国式の食べ物を売っています」
「そうなんですね」と相づちを打つと
「それで日本が好きです。日本旅行を始めて食べ物にほれて夢を持って始めました」と語ってくれました。
「勇気がありますね!怖くなかったのですか?」
「今思えば、その時が不思議でした。それで日本によく旅行に行きます。インスピレーションを得るために、食べ物についての勉強のために」
それを聞いて「この人って行動力があってすごい人だな」と思いました。
わたしは彼の年齢を忘れてしまったため「あれ?今何歳でしたっけ?」と尋ねると彼は「はいはい」と言ったあとに「32歳。歳は若くないです」と言ってきました。
わたしが「いや、若いですよ!」と言うと「日本で商売することを目標にしています。韓国式の料理を作ってみたいです」と言ってきたので
「日本できっと人気が出ますよ!」と言うと「ありがとうございます」と彼は言いました。
そのあとは、わたしが韓国のどこに行ったとか、彼が日本のどこに行ったとか、日本のミシュランの店に行ったとか、どんな韓国料理を食べたとか、お互いについて色々話をしました。
すると突然彼が「〇〇さんのところに遊びに行くにはXX空港にもバスがありますか?」と言ってきました。
わたしは「XX空港からは電車があります」と言うと「電車は乗り換えが多いですか?」と聞かれたので「乗り換えはないです」と答えると
「遊びに行きたいです」と言われました。
「ええ!?遊びに来るの?こっちまで?」と思うと急に嬉しくなり、わたしは「Hさんが来たら案内しますよ!」と言いました。
すると彼は「本当ですか?案内してくれますか?いいですね」と答えたあと
「では、遊びに行く前に前もって話してくれなければなりませんよね?日本人は約束をするとき急に約束をしないと聞きました。韓国人は今週来週明日でも明後日でも時間さえ合えばお互い当日会ったりします」と言ってきました。
わたしが「そうなんですね!」と言うと彼は「はいはい」と言ったあとに「それで日本人と少し違うと聞きました」と言いました。
「前もって知りたいです」と言うと彼は「はいはい、2月に遊びに行ってもいいですか?」と言ってきました。
わたしはそれに対して「2月かぁ・・・」と思ってしまいました。
「今月の方がいいかも・・・」と言うと彼は「大丈夫ですよ。わたしは店の社長なので時間に少し余裕があります。〇〇さんに合わせます。楽に話してください。〇〇さんの時間に支障が出ないように」とやさしい言葉を言ってくれました。
「わたしの都合に合わせてくれるなんて、なんていい人だ!」と思うと「ありがとうございます!」と心から感謝の言葉を述べました。
彼は「どういたしまして」と言うと「代わりに旅行のおいしいお店を教えてくれることを約束してください。ガイドよろしくって約束してくださいね。おいしいお店を教えてください。一緒に行く旅行地図」と言ってきました。
最後の辺は何を言ってるのかよく分からなかったのですが彼がニートのわたしに「職場はちゃんと探していますか?」と聞いてきたので「探してます」と答えると「簡単じゃないですよね?」と聞いてきました。
「はい、そうですね」と答えると「大丈夫です。僕がそばで応援してあげるから。いつも大変なことがあったら言ってくださいね」と言ってきました。
すごく心強いお言葉。
だけど、そこまで言われると嬉しいという気持ちを通り越して疑心が湧いてきました。
「この人、本当にあのプロフィール画像の人なのだろうか」
そう思ったので彼にあるお願いをすることにしました。
「一つお願いがあります」
「はいはい」
「Hさんの顔を見てみたいです」
「顔?ビデオ通話?写真?イメージ写真?」
「あ、顔写真です」
「あ、もちろんいいですよ!」
「でも、いつかビデオ通話もしてみたいです」
写真だと何度でもごまかせるので、ビデオ通話もしておきたいと思って提案してみると彼から意外な言葉が返ってきたのです。
「良いです!負担になるかと思って話はしなかったんですけどわたしはいつでも〇〇さんなら歓迎です」
これを聞いて「え!?彼もビデオ通話を望んでたの?」「もしかして彼は正真正銘あのプロフィール画像の人?」と思いました。
ちょっと安心した気持ちになると彼がセルフィー写真2枚と景色が写った写真を3枚送ってきました。
彼の顔写真を見ながら心の中で「え、ふつうに格好いいやん。ってか、タイプなんだけど」と思いました。
「写真があまりないですが最近の写真を送りますね」と言ってきました。
「はい!写真送ってください!」と言ったあとに景色の写真を見ながら「これはどこですか?」と聞くと彼は「温泉。有名な温泉。思い出せないけど温泉に行く途中です」と言いました。
すると今度は黒いTシャツを着た後ろ姿の彼の写真が届きました。
「これはベトナムで撮った写真です」と彼が言ってきたので
「ベトナムに行ってきたのですか!?どうでしたか?」と尋ねると
「よかったです。物価が安いです。そしてベトナムも親切です」と言ってきました。
彼が何枚か写真を送ってきてくれたのでわたしも彼に「写真を送ります」と言うと「写真を送ってください。たくさん送ってください」と言ってきました。
なので、わたしは韓国に行ったときに撮ったセルフィー写真を送りました。
すると彼の第一声が「きれいです」だったので思わず嬉しくなりました。
そして続け様に「可愛いです。きれいです。保存します」と言ってきたので照れるくらい嬉しくなりました。
「写真送ってくれてありがとうございます。どこで撮ったのですか?」
「ソンスです」
「ソンス?そうなんですか?良いですね」
彼ばっかわたしの写真を見て褒めてたので、わたしも彼のことを褒めることにしました。
「Hさんも格好いいです!わたしのタイプです!」
そう言うと彼も「〇〇さんもわたしのタイプです」と言ってきたので内心「両思いじゃ〜ん!」とテンションが上がりました。
「本当ですか!?」
「はいはい」
「めっちゃ嬉しいです!というか、恥ずかしいです」
「恥ずかしがらないでください。私たち連絡取り合いましょう。ぜひ会いましょう」
その言葉に舞い上がりそうになりながらも「その前にビデオ通話しましょう!」と言うと彼は「はいはい、絶対にやりましょう」と言いました。
そして彼は続けてこう言いました。
「わたしがいつも連絡します」
「わたしも連絡します!」と言うと彼は「はいはい。待ってます、いつも」と言いました。
「わたしは9時から材料を準備して3時まで働いて5時30分までブレイクタイム。夜8時30分から9時まで働きます。でも夜はいつもスタッフがいて早く退勤しましょう。〇〇さんが連絡できる時はわたしが時間を抜きます。いつでも努力します」
そんなことを言われたら「明日からいっぱいHさんとやり取りができる!」と期待が膨らみました!
わたしのためにいつでも時間を空けてくれるなんて
そこまでわたしのことを思ってくれるなんて
なんて素敵な人なんだと思いました。
もう、完全に浮かれていました。
その数日後にわたしは痛い目にあうのに
このときはそんなこと想像だにしませんでした。
「〇〇さんはとても僕のタイプです。きれいです」と言ってきたので「加工アプリだから」と言うと
「アプリだから?」と聞き返してきたので「はい、そうです」と言うと彼は「いいえ」と答えました。
「アプリでも隠せないものがあるんです。きれいです。きれいなものは現れるものだ。きれいだという話です」
「でも、不細工でも加工アプリを使えばきれいになれますよ?」
「違います。ブサイクな人はブサイクです」
彼の言葉に思わず笑ってしまい「そうなんですね?」と聞き返すと彼は「もちろんです。〇〇さんはきれいです。だからもっときれいなんです」と言ってきました。
あ〜この人は、なんでこうもわたしをときめかせるのでしょうか。
調子に乗ってしまうではないかと思いつつも、冷静を保ちながら
「褒め上手ですね」と言いました。
すると彼はこう言いました。
「警戒心が解けるまで努力します。〇〇さんに感謝します。なぜなら警戒心も多かっただろうし、こんなに対話することも易しくなかっただろうに、こうゆう部分がとてもありがたく感じます。努力してくれるのが本当にありがたいし、まずきれいです」
わたしはそこまでの感謝の気持ちを言われて思わず「申し訳ないです」と答えると「違います。なんで申し訳ないですか?」と聞かれました。
「こんなに親切にされて」と答えると「じゃぁ、よくしてくれますよね?」と言われたので「むしろ好きになりそうです」と答えました。
すると彼は笑いながら「とっても良いです!」と言いました。
「できるだけ早く飛んでいきます、飛行機に乗って。デートしましょう、私たち。韓国語もいっしょに勉強して私たち会話もたくさんしましょう。今日電話してくれてありがとうございます。先に電話しようって言ってくれて、本当にありがとうございます。声もきれいです。自慢します、連絡をしている人だと」
あああ、そこまで言われてしまったら・・・
完全に彼に心をわしづかみにされてしまいました。
そのあと彼から「写真をたくさん送ってください」と言われたので言われた通り何枚かの写真を送りました。
そのたびに彼は「保存します」とか「きれい」「よく似合います」と褒めてきます。
彼もセルフィーの写真を3枚送ってきたので、これらも保存しました。
そのうちの一つがプロフィール画像として使われている写真で他の2枚は写真館で撮ったような感じがしました。
「これはフォトショップで撮ったプロフィール写真。一度思い出として撮ってみたんです」
そう言われて、そういえば韓国人男性の中にもフォトショップで撮ってる人が何人かいたのでそうゆう文化なのだなと思いました(それを今まで詐欺の人が使う写真と思ってたけど)。
わたしもまた写真を送ると彼は「きれいです。保存します」と言ってきました。
「明日は写真もっと探して私たちお互いに送ってあげることにしましょう。分かりましたか?」
写真交換楽しみだなと思いつつ「はい、分かりました」と言うと彼は「今日はとても良かったです。夢から出てきそうです」と言いました。
「わたしは寝られそうにないです」と言うと「なぜですか?」と聞かれたので「写真を見ながら興奮すると思います」と言いました。
すると彼は「僕のことをたくさん考えてください。分かりましたか?」と言ってきました。
「はい、分かりました」と言うと彼は続け様にこう言いました。
「会いたいです。早く日本に行きます。わたしが飛行機のチケットを明日調べてみます。お互いに話し合って合わせてみましょう。会いたいです」
そんなに「会いたい」を連呼されたらわたしももちろん会いたいです。
「今月ならいつでも大丈夫だと思います」と言うと
「すごくいいです。今月に飛行機に乗って飛んでいきます。では、明日の飛行機の時刻表を見てキャプチャーしてお送りします。僕たち日にちを決めましょう」と言ってきました。
あ〜ついに明日には会う計画を立てるんだと思ったらワクワクしました。
「今日眠ったら必ずわたしの夢を見てね。わたしは〇〇さんの夢を見ます」
「はい!もちろんです!あ、それと明日ビデオ通話したいです!」
「分かりました。明日はビデオ通話をしましょう」
「あ、でもノーメイクなんですけど・・・大丈夫ですか?」
「化粧は重要ではありません。〇〇さんで結構です。明日ビデオ通話しましょう」
「はい、ありがとうございます」
「今日はおやすみなさい。明日の午前に起きて連絡します」
「はい、わたしも送ります」
「分かりました。明日また起きて勤務するから今日は早く寝ます。〇〇さんんも写真を集めておいてください。明日送ってください」
「分かりました!」
「はい、おやすみなさい😍」
「おやすみ❤️」
そう言って23:42に通話が終わりました。
結局、この日は彼のことが頭から離れられずなかなか寝つけませんでした。
次の日
次の日の1月8日(木)。
彼のことが気になってしまい、あまり寝られなかったのと早く起きてしまったわたし。
寝不足とはうらはらに朝から気分は良く、心は満たされていました。
5:56に「おはよう☺️まだ寝てるかな?わたしは珍しく早く起きちゃったよ」と送ると彼に言われたとおり顔写真を数枚送りました。
すると9:16に彼から「きれいです❤️おはようございます☺️」とメッセージが届きました。
電話をして以来、彼はメッセージに絵文字をつけるようになりました。
特にハートのついた絵文字をつけることが多くなりました。
「ありがとうございます!今日はお母さんと外食してきます!Hさんはお仕事がんばってください👌」
「ありがとうございます。美味しいもの食べてきてください☺️」
「ありがとうございます!今度はHさんと美味しいもの食べたいですね😀」
「いいですね☺️わたしは〇〇さんと一緒なら何でもいいと思います😍韓国はすごく寒いです」
「ファミレスでフレンチコースを食べました☺️わたしもHさんと色々なことしたいです♡そうなんですね!わたしが住んでるところは気温が10度くらいです!日差しが出ると暖かいので午後になったらエアコンは消してます」
「すごく暖かいですね。フレンチ料理はおいしく食べましたか?」
「美味しかったですよ☺️今日は何時からビデオ通話ができますか??」
「今晩ビデオ通話しましょうか😍?今日はちょっと忙しかったです😭わたしと一緒に食べに行きましょう😍❤️」
何時からと聞いたのに今晩と言われたのでもう一度何時にするのか聞き返しました。
とはいえ、この日は割と返信が多かったし、いっしょに食べに行こうと言ってくれたので嬉しい気持ちになりました。
「はい☺️何時頃からビデオ通話可能ですか?忙しそうですね😭もちろん!美味しいもの一緒に食べに行きましょう❤️」
「今晩家に帰ってビデオ通話しましょう❤️ビデオ通話しましょう❤️大丈夫ですか?☺️😍?」
ハートもたくさんでビデオ通話をしようと連呼してくるのですが、肝心の時間を言ってくれません。
なので、少しやきもきしました。
「何時からビデオ通話できますか?わたしは今からでも大丈夫ですよ👌」
そう言うとやっと「わたしが9時30分からビデオ通話します❤️」と言ってきたのでホッとしました。
「分かりました!待ってますね❤️」
正直、オレオレ詐欺みたく「ビデオ通話するする詐欺」じゃないかと思いました。
そんな言葉ないですが、ビデオ通話しようって言うのは実は口先だけで、この後とんずらするんじゃないかと一瞬思ったのです。
だけど、21:22に彼から「ビデオ通話しましょうか😍?」とメッセージが来たので、ついにビデオ通話をすることになったのです。
ビデオ通話で
「もしもし?」
「もしもし?」
21:29 ビデオ通話がつながって、画面にお互いの顔が表示されました。
それを見た瞬間わたしは「あ、写真と同じ人だ!」と思いました。
正真正銘の本物だと知って急に恥ずかしくなったわたしは、なるべくすっぴん顔を見られないように手で隠しながら話しました。
彼が「きれいです」と言ってきたので「そんなわけない!」と思いながら「いやいや!」と否定したあと「熱いです!顔が赤いです!」と答えました。
彼が写真と同じ人だと知って嬉しかったのですが、それ以上に「こんな格好いい人がわたしに好意を持ってくれてるなんて緊張する!」と思うとテンパってしまいました。
なので、彼が「ビデオ通話してみてどうですか?」と聞いてきたとき思わず「安全」と答えたのですが、言い直して「安心」と答えました。
安心したと伝わると彼も「それは良かったです」と言いました。
彼はさっそくいつ会おうか聞いてきました。
だけど、わたしの生理周期がここ最近安定してないため、いつが良いか分からずオロオロしていると
「〇〇さんのためなら大丈夫ですよ」と言ってくれました。
彼が1月後半や2月を提案してきたのですがわたしが難色を示すと「もっと早く会いたいですか?」と言ってきたので思わず「はい!早く会いたいです!」と答えました。
すると彼が「来週に行きましょうか?17〜20日はいかがですか?」と提案してきたので「そんなに早く来てくれるの!?」と思ったと同時に「わぁ、早く会いたい!」と嬉しくなりました。
わたしは「それがいいです!」と言うと彼は「はいはい」と答えました。
そして突然「それでは僕はお風呂に入って洗ってきます。休んでいてください」と言ってきたので、わたしは「え!?いつ戻ってくるんですか!?」と尋ねました。
すると彼は「20分くらい」と言ってきたので、それだったら大丈夫かと思いました。
「チケットは一緒に探してみましょう。XX空港と〇〇空港。二つの交通手段も調べてみましょう」と言ってきたのでわたしは「はい!」と元気よく答えました。
お互いにバイバイすると彼は突然「コリアン・ハトゥ」と言って両手で指ハートを作ってわたしに見せてきました。
お〜Kpopアイドルがやってるやつだ〜と思ってわたしも一緒に作りました。
なんで、これを見せてきたのか分かりませんが、愛情表現みたいで嬉しかったです。
そして、ビデオ通話が終わるとわたしは彼が戻ってくるのを待ちました。
だけど、ここから徐々に彼に対する不信感が増していったのでした。
最初の不信感
ちょうど21:50にビデオ通話が終わったため、22:10には彼が戻ってくると思っていました。
けど、20分経っても戻ってきません。
「もしかして、22:20に戻ってくるという意味だったのかしら」と思い、22:20まで待ってみましたが音沙汰がありません。
不安になったわたしはハングル語で書かれた「大丈夫?」というスタンプを送ったのですが、22:30になっても返事がないため「え〜どうゆうこと?」と思いました。
この間、ずっと座って待っていたのですが、本来ならとっくにベッドの上で横になってる時間です。
「どうしよう、でもまたビデオ通話するんだよね」と思っていると彼から22:32にようやく「出ました☺️」のメッセージが届きました。
それを見て、一瞬「ん?」と思いました。
ってか、謝らないの?
ってか、なんで遅れたか説明しないの?
彼のなんとも思ってない態度に思わずキレそうになりながらも、わたしは感情を抑えて「待ってましたー!」と送ると彼から
「交通の便を教えてください〜〜」
「XX空港からと〇〇空港から」
「どちらにお住まいですか?」
「近い電車駅はどこですか?」
と立て続けにメッセージが届きました。
それを見て「え?もうビデオ通話しないの?」と思いました。
彼が戻ってきたらまた電話すると思ってたのでがっかりしましたが、わたしは椅子から立ち上がるとベッドの上に横になりました。
「XX空港からは電車で行けます。〇〇空港からはバスで行けます。わたしたちは△△駅で会いましょう🎵」
そう送ると「△△駅ですか😍?」という返事が来ました。
「いや、待てよ。せっかくわたしのために早く日本に来てくれるんだからわたしが迎えに言った方がいいか」と考えがよぎったので、すかさず
「はい!もしくは空港まで迎えに行きましょうか☺️?」と提案すると「迎えに来てくれたら嬉しいです😍」と言ってきたので、じゃぁそうするかと思いました。
本当は空港まで迎えに行くのは超面倒なのですが、彼に早く会いたいという気持ちもあるのでまぁいいかと思いました。
「迎えに行きます!」と言うと彼からこんなメッセージが届いたので、思わず「え?」となりました。
それは彼が突然「その時行ったらわたしホテルを取らずに〇〇さんの家にいてもいいですか?」と言ってきたからです。
「いや、ホテル取れよ」と思いました。
というか、わたしが「家に来ます?」とか言うのならまだしも相手から「家に泊まっていい?」なんて聞いてくるなんて
図々しいなこの人!!と思いました。
でも、これは韓国の文化なのでしょうか?国民性なのでしょうか?
日本でもチャラい男なら「家に泊めてよ」って言ってきたりするので、そういうイメージしかないのですが、
彼もそのタイプなのか?それとも宿泊費の削減か?はたまた別の欲があるのか?それともなんとなくそう言ってみたとか?
考えてみてもよく分からなかったのですが、とりあえず「わたしの家は無理です!親がいるので💦ホテルは取った方が良いですよ!」と言うとすんなり「わかりました」と言ってきたのでホッとしました。
すると「ホテルはどこがいいですか😍?」と聞いてきたので「じぶんで調べろよ!」と思ったのですが、とりあえずわたしの方で調べてあげて2カ所ほど候補を提示しました。
「二つが有名ですか?❤️2カ所を調べてみました。2カ所とも行ってみましたか?」
「はい、2つが有名です!1つ目は行ったことないですが、2つ目はあります」
とはいえ、彼とのラインのやりとりはとんとん拍子にいくものではなく、何分間か待たされるので話がなかなか進まなくてやきもきしました。
そして、どうでもいい質問ばかり・・・。
22:30に送ったメッセージが20分後に来て、やっと彼から「明日は飛行機のチケットと2カ所のホテルを確認してから予約します😍」という安心できるメッセージが届きました。
「今日は早く寝ます、〇〇さん。今日もわたしの夢を見てね。おやすみなさい❤️」
だけど、わたしはすでに眠ってしまったため翌日にこのメッセージを見ました。
そして、翌日以降、さらに彼への不信感が募るのです。
もしかして変わってる人?
翌日、朝起きて彼からのメッセージを見たわたしは気になったことがあったので彼にこのようなメッセージを送りました。
「了解しました☺️おはようございます。Hさんが働いている飲食店の写真が見てみたいです」
彼が本当に飲食店で働いてるのか、どんな店で働いてるのか、気になったので探りを入れてみました。
すると彼からは「グッドモーニングです。写真を送りましょうか?☺️」と返事が来たので「はい、ぜひ見てみたいです😀」と送りました。
そのあと、わたしは彼に「今日は両親とカラオケに行く予定です!Hさんはカラオケは好きですか😀?」と送りました。
それ以降、彼からの返事がなかったので「忙しいのかな?」と思い、親とカラオケに行きました。
親とカラオケは恒例なので時間が合えば行ってましたが、だけど今日はなんだかあまり楽しく感じませんでした。
まったく興味ないジャンルを聴かされながら頭の中ではHさんのことばかり考えてました。
本当に日本に来るのかな、とか。どんなデートしようかな、とか。
カラオケの最中に彼から返事が来たのですが、スマホを見るのも悪いと感じたので(カラオケの間は基本見ないので)
体調不良を理由に早めに切り上げてきました。
家に帰ってから確認すると彼から「ワウ、お店の写真を送ります😍たまに友達と行ったりします☺️」と返事が来ました。
「良いですね🎵今度わたしとも一緒に行きましょう❤️」と送るとそれ以降、彼からまた返事がなかったのでわたしは一応ベッドの上に寝転がり、ぼーっとしました。
夕方、彼から返事が来ました。
わたしが送った「今度わたしとも(カラオケに)一緒に行きましょう❤️」に対する返事はなく
動画が送られて来ました。
メッセージには「韓国は雪が降ります。お店で撮った映像です😍」と書かれていました。
その動画を観てみると店内から撮ったであろう雪が降ってる外の景色とカメラワークが右にスライドして店内にある暖房機器やハンガーなどを映してそこで動画が終わりました。
わたしはこの動画を観て思わず「え?」となりました。
わたしはてっきり店の外観や内観の写真が送られてくると思ってたので、なんで店の外の動画なんて撮ったのか甚だ疑問でした。
とはいえ、店内にはおしゃれな音楽も流れてるし、少しだけ映ってた店内の窓際部分もおしゃれな感じがしたので雰囲気のいい店で働いてるのかな?ということだけは分かりました。
「え、韓国って今雪降ってるんですか!?雰囲気が良さそうな店ですね!」と送ると「はい、そうです!韓国はマイナス15度まで落ちてます。すごく寒いです😂」と返事が来ました。
「わぁ、体験したことない寒さです😭飛行機とホテルは確認してみましたか??」と送ると「はい、飛行機は確認しました☺️宿は検索してみようと思います☺️」と返事が来ました。
宿を検索?と思ったので「飛行機の日程、時間が分かったら教えてくださいね☺️」と送ったあと「あの2つのどちらかではなくて別の宿にされるのですか?」と送りました。
すると「いいえ。教えてくれた宿へします。2つ目の宿はフランチャイズみたいです!☺️」と返事が来たのでホッとしました。
どうやら飛行機もホテルもちゃんと調べてるみたいなので、本当に日本に来る準備をしてるのだなと思い安心しました。
「そうなんですね☺️もしHさんに会ったらいっぱい一緒に写真を撮りたいです」と送ると「いいですね☺️私たちおいしいものもたくさん食べて良い所も遊びに行きましょう」と返事が来たので、嬉しくて期待に胸をふくらませました。
次の日になり彼から「よく眠れましたか?☺️」でメッセージが届いたので、わたしは最近あまり眠れていないなと感じました。
というのも彼のことが頭から離れられないのと彼からの遅い返事を夜中まで待ってることが多いので日に日に睡眠不足になりました。
わたしは「最近Hさんのことばかり考えてるのであんまり寝られてないです🥺」と送ると「〇〇さんはとてもときめいていますか?」と返事が来ました。
「とても❤️Hさんもときめいてきますか?また電話できますか?」とメッセージを送ると
「ときめいていますか?」についての返事はなく「後で家に帰って電話をしましょうか?☺️」という返事だけ来ました。
若干、がっかりしつつも「お疲れ様です!はい!何時頃家に着きますか?🥺」と送りました。
だけどそれ以降彼から返事がありません。
時刻は21:42。
わたしは日頃の睡眠不足もあり、22時過ぎには睡魔が襲って来ました。
じぶんから電話しようと言った手前、申し訳ないと思ったのですが睡魔には勝てなかったのでそのまま彼からの返事を待たずに眠ってしまいました。
電話のことが気にかかっていたせいか、夢の中でもたびたび考え事をしていました。
彼から「電話できますか?」とか返事が来てるかな、とか
もしかして電話できないから怒ってないかな、とか
ずっと気になっていたけど、朝起きて彼からの返事を見て思わず絶句しました。
わたしの心配をよそに彼からのメッセージはわたしの予想をはるかに超えるような内容が書かれていたのです。
だんだんと募る不信感
23:10に彼からメッセージが届いていました。
そこには電話に関することは一切書かれおらず、彼からのメッセージには
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