見出し画像

二人目の韓国人男性とデートした話


出会い

23歳(韓国の歳で25歳)の彼、Wくんとは言語学習アプリで知り合いました。

わたしからメッセージを送ると大抵若い男性の場合、塩対応をしてくるか返事が来なくなるのですが

彼の場合はすごく丁寧に、しかも長文の日本語で返事をくれるのですごく良い子だなと思いました。

彼は日本に1年間留学していたこともあるので、わたしとは違い翻訳機を使わないでメッセージを送ってると言っていました。

わたしは翻訳機を使わないとさすがに言いたいことも長文も送れないので、彼のことを凄いと思ったし、実際に会うことになったら頼りになりそうだなと思いました。

最初は、勉強のことや食べ物について話していましたが、わたしが「韓国に行きたい」と言うと「僕が空港まで迎えに行くよ」とか「僕がおいしい物を奢ってあげる」と言って来ました。

純粋さで言ってるのか、下心で言ってるのか・・・。

なんで、こんな若い子がわたしのためにそこまで言ってくれるのか不思議に思いましたが、とりあえず「ありがとう」とだけ言いました。

彼が7月に日本に旅行に来るということだったので私たちは会うことにしました。

彼はいとこと日本旅行に来るみたいなのですが、わたしと会う日は、わたしのために〇〇まで来てくれるということでした。

東京のホテルに泊まるのにわざわざ〇〇まで来てくれるのは申し訳ないとも思ったのですが、彼が大丈夫だと言うので甘えることにしました。

そんな感じで、いよいよ彼と会うことになったのです。

初対面の印象

「もう出たよ!😀 朝は出かける準備で忙しくて返事出来なかった😭ごめんねTT」

「ううん、大丈夫だよ😉わたしも焦らせてごめんね😭ちょっと不安になっちゃって💦わたしは早めに着くと思うから待ってるね!〇〇駅に着いたら連絡ちょうだい」

「いや!髪洗ったりなんか必要なものチェックしたため忙しかったよ!今行ってるから不安しなくていいよ😀あっ、、ごめん!俺はまだ行ってるよ😢できれば早めに行く!待たせてごめん😅」

朝、メッセージを送ったときになかなか返事がなかったので不安になったのですが彼から「向かってるから不安にならなくていい」と言われてホッとしました。

「そうだよね、ごめんごめん。今はドキドキしてるよ❤️あ、全然大丈夫だよ!ちなみにWくんはどんな服装をしてるのかな?」

「いや!ごめんねっちゃダメだよ💦私も😖私は白い半袖Tシャツにズボンはベージュの長ズボンにナイキジョーダンを履いてるよ!お姉さんは?」

「なんか似てるかも!わたしも白い半袖Tシャツに黒いパンツ、黒いリュック、ニューバランスの靴を履いてるよ!」

まさか、服装だけでなく靴の種類まで言ってくれるとは思わなかったのでわたしも念のため靴の種類を言いました。

「じゃ、駅に着いたら早く探してみるね✨」

「うん、着いたら電話して!」

「少し遅れるかもしれないね😭ごめんね・・・😞😞」

「そうなんだ!?大丈夫だよ!何時頃着きそう??」

「今、Fという駅通ってるよ😢、、、」

「あーFね!大丈夫だよ!」

「でも、終点が〇〇駅の前で止まって次の電車に乗るべき😢」

「あーT駅までだったのねwww」

「そのようだ・・・」

どうやら〇〇駅まで行かずその手前のT駅で乗り換えるかたちになったみたいですが、わたしが驚いたのは彼から送られきた写真を見たときでした。

電車内の写真にはH駅という表示が出ており、それを見て初めて彼が各駅電車に乗ってこっちに来てると知りました。

内心「それは時間がかかるだろう〜」と思いました。

「各駅電車だったんだねwww」と言うと「そうだね。久しぶりに来たらちょっとこんがらがってしまうね😢本当にごめん」と返事が来ました。

「そうだよね!時間は気にしなくて大丈夫だよ!」

「ごめんね😭次は私が30分先に待つよ😭」

初デートで男性側が遅れることはよくありますが「今度は自分が待つよ」とか気遣ってくれた人は一人もいなかったので本当に良い子だなと思いました。

「気にしなくて大丈夫なのに😉じゃぁ、カフェでも奢ってもらおうかな♫」と冗談で言うと「もちろんだよ😀🍬!!」と返事が来ました。

なので、本当に良い子だなと思いました。

「ありがとう!今はどの辺かな?」

「今は I という駅に停まったよ!」

「じゃぁ、もう少しだね!また各駅停車に乗ってたりして笑」

「そうだと思う、、もう〇〇!!」

わたしは「いいね」とハングル語で書かれたスタンプを送ると改札前に移動しました。

「改札口出てニューデイズの前にいるよ!」

そう送ると改札から出てくる数多くの人に目を向けました。

あの中に彼がいるかも・・・と思うと心拍数が上がってきました。

「わ〜緊張する〜」

一瞬ある男性と目が合いましたが服装が違ってたのですぐにスルーしました。

するとWくんからメッセージが来たのでわたしはスマホを見ました。

「ちょっと待って、トイレにすぐ行ってから出るよ!」と来てたので思わず「散々待たせといてトイレかい!」と心の中でツッコミを入れました。

結局彼が〇〇駅に着いたのが予定よりも20分遅れでしたが、日本に慣れてないのでそこは仕方ないかなと思いました。

そして、少し待っているとキャップをかぶった男性が改札前を通り、こっちを向いたのでわたしは「あっ」と思いました。

そして、彼の顔を見た瞬間、

「あ、韓国人みたいな顔をしてる」

と思ったので、すぐに彼だと気づいたのです。

とんかつを食べる

すぐさま、わたしは彼に近づきました。

思ってたより肌が白かったのでびっくりしました。

彼は「遅れてごめんなさい」と言うと手で口元を隠しながら「今、緊張してる」と日本語で言って来ました。

その仕草が可愛くて、韓国人男性っぽいなぁと思いました。

わたしは「あ〜そうなんだ」と言うと「じゃぁ、とんかつ食べようか」と韓国語で言いました。

彼は「うん、行こう」と言いました。

メッセージのやり取りと同様、わたしが韓国語を話し、彼が日本語を話しました。

エスカレーターに乗りながら「写真より変じゃないか心配だった」と言って来たので「(写真と)一緒だから大丈夫だよ!」と答えました。

更に彼は「お姉ちゃんが嫌だったらどうしようと思って」と言って来たので「大丈夫だよ!」と答えました。

「むしろ、わたしが写真よりも変だよ」と言うと彼は「そんなことない!」と言いました。

わたしの場合、アイドル加工がされた盛れてる写真を彼に送っていたため、わたしの方でも不安でしたが彼が「そんなことない」と言ってくれたのでホッとしました。

とんかつ屋に着くとオープンして間もなかったため、すぐに入ることができました。

席に案内され椅子に座ると彼の荷物が多いことに気がつきました。

彼の持ってる袋を指差して「それどうしたの?」と聞くと彼は「これ、お姉ちゃんに」と言ってわたしに渡してきました。

わたしが「ん?」と思いながら受け取ると彼は「どれがいいか分からなかったとりあえず日本になさそうなの買って来た」と言って来ました。

袋の中を覗くと大量のお菓子が入っていたため思わず「わぁ、すごいね〜」と日本語で声を出してしまいました。

「ありがとう」と言うと彼は照れたように「いえいえ、お姉ちゃんが気に入るといい」と言ってきました。

こんなにたくさんのお菓子を

まさか、もらえるとは思ってもみなかったので

驚いたけどすごく嬉しくて

彼は本当に良い子だなと心の底から思いました。

わたしたちはメニューを見ながらどれにしようか考えました。

せっかくだから、ちゃんとしたとんかつを食べさせたいと思い、彼に豚ロースかつ御膳を提案しました。

90gと110gがあり、わたしが90gにすると言うと彼は「俺はいっぱい食べるから」と言って110gを指差しました。

わたしは「OK」と言うと彼に呼び出しベルを押してもらいました。

「わたしが頼むね」と言うと彼は「うん」と言いました。

店員が来て、豚ロースかつ御膳を二人分注文しました。

注文が終わると、まもなくしてキャベツとゴマが入ったすり鉢が届きました。

わたしが「なんでキャベツを先に食べるか知ってる?」と聞くと彼は「油をおさえるため」と言って来たから「え〜知ってるんだ!」と驚きました。

「とんかつ屋は韓国にもあるの?」と聞くと「色んなトンカツ屋がいっぱいあるよ」と答えました。

わたしは「そうなんだ〜」と言うとゴマをすりながら「こうゆうこともしたことあるの?」と彼は「これは初めて」と答えました。

「こうゆう経験?をするのは面白い」と言って来たので「そうなんだね|」と答えました。

わたしは彼の顔をまじまじ見ながら「韓国人だからか、肌が綺麗だね」と言うと彼は笑いながら「そんなことない!」と言いました。

そして「今、日焼け止め塗ってるから」と言って来たので「それが理由で肌が綺麗なのは違うと思うけど」と心の中で思いました。

豚ロースかつ御膳が届いたので、わたしはさっき擦ったゴマすり鉢の中にソースを入れました。

すると彼は「ここに入れるの!?」と驚いてました。

「うん、そうだよ」と言って彼にソースを渡すと彼もじぶんのすり鉢の中にソースを入れました。

韓国ではこうゆう食べ方をしないのかな?とふと思いましたが、特に彼に聞きませんでした。

わたしが「いただきます」と言うと彼も「いただきます」と言いました。

「ここの店のとんかつは美味しいよ!」と言うと彼はとんかつを食べた瞬間、目を見開きました。

「本当においしい!」と言って来たので、ここに連れて来て良かったなぁと思いました。

お互い食べるのに集中していたため、口数が少なかったのだけど彼は「ごめん、緊張してるから面白いこと言えない」と突然言って来たので「いや、面白いよ!」と言いました。

お盆に乗っていた味噌汁の味が濃かったため彼に「濃いって韓国語でなんて言うの?」と尋ねました。

彼は「진해(チネ)」と言って来たのでわたしは「チネ?」と聞き返しました。

彼は「うん」と答えたのでわたしは「マシチネ(味が濃い)」と言うと味噌汁の蓋を取り「クンナッソ(終わった)」と言って味噌汁に蓋をしました。

その光景を見た彼が笑ったので、わたしが「え?どうしたの?」と聞くと「可愛い」と言って来ました。

わたしは、それを聞いて嬉しかったのと同時に「ちょっと子供っぽかったのかな?」と恥ずかしく思いました。

わたしたちは食べ終わると席を立ちました。

彼からもらった袋を持つと彼が「重い?」と聞いてきたのでわたしは「うん」と答えました。

すると彼が「これは俺が持つよ」と言って彼が持ってくれたので「わぁ、めっちゃ優しい」と思いました。

レジに行くともちろん彼が会計をしました。

わたしは奢ってくれた彼に「ありがとう」と言うと彼は「うん」と答えました。

わたしは「トイレに行きたい」と言うと一緒にトイレに行くことになりました。

カラオケでの幸せな時間

わたしはトイレから出ると待ってた彼に向かって「カラオケに行こう!」と言いました。

すると彼も「うん、カラオケに行こう!」言ったのでカラオケに行くことにしました。

彼が「まねきねことカラオケ館があるけどどっちがいい?」と聞いて来たので「そんなことまで知ってるんだ!?」と少し驚きました。

わたしが「カラオケ館が近くにあるからそこにしよう」と言うと彼は「うん、そこにしよう」と言いました。

カラオケの近くまで行くと彼は「日本にはコインカラオケはないの?」と聞いてきました。

「コインカラオケ?」と聞くと「韓国ではコインカラオケがあって100円入れて3曲歌える」と言ってきました。

わたしは「あ〜そうなんだ」と答えるとカラオケ店に着いたのでそのまま店内に入りました。

3時間にして、飲み物は二人とも烏龍茶を頼みました。

部屋番号と終了時間が書かれた紙を受け取り、エレベーターに向かうと彼は「日本では飲み物が出るんだね」と言ってきました。

「そうだよ。韓国は違うの?」と聞くと「自分たちで飲み物を買ってくるよ」と言いました。

「日本ではワンドリンク制なんだよ」と説明したかったのですが、韓国語が分からないのでまたしても「そうなんだ」とだけ返事をしました。

本当はもっと良い反応をして色んな話を振ってあげたいのですが、わたしの語彙力が足りないためどうしても話が続きません。

そのたびに申し訳ないなと思うのですが、彼の方はそれを気にしていないようでした。

部屋に入ると彼が電気をつけたのですが、結局意味わからないネオンが流れただけなので消してました。

すごく暑かったので、わたしは冷房を22度まで下げました。

マイクやデンモクをテーブルに置くと彼は「先に歌う?」と聞いて来たので「うん、いいよ」と言ってわたしから歌うことにしました。

わたしが少女時代のGENIEを日本語で歌い終えると彼は「歌うまいね!俺より上手いよ!」と褒めてくれたので「いやいや」と答えました。

次は彼が韓国のバラードを歌いました。

曲自体、まったく分からなかったのですが韓国のバラードは良いのが多いので普通に聴き入ってしまいました。

「韓国人だからか、歌がうまいね」と言うと「そんなことない!」と否定されました。

そのあとは、わたしが日本語の歌を数曲、彼が韓国のバラード曲を数曲歌いました。

でも、あまり日本の歌を知らないのか初音ミクやきゃりーぱみゅぱみゅを歌っても無反応だったので「知ってる?」と尋ねたら「知らない」と言われてしまいました。

なので「有名だよ!」と一応言いました。

わたしがAKB48の言い訳Maybeという歌を歌い「好きだー!好きだー!君のことが本当に好きだー!」という部分を彼に向かって熱唱したら彼は照れたように手で顔を隠しながら笑いました。

歌い終わったあと「可愛い歌だよね!告白した!」と言うとそのセリフを無視して「アイドルの歌知ってるの?」と聞いて来ました。

「知ってるよ」と答えると「欅坂も知ってる?」と聞いて来たので「知ってるよ」と答えると「欅坂が好きでいっぱい聴いてた」と言うので「じゃぁ、歌おうか?」と聞くと彼は喜びました。

欅坂の不協和音を歌うと彼はPVの映像を集中して見ているようでした。

よほど好きなのだなぁと思って、歌い終えると彼は「平手友梨奈が好き」と言って来たので「そうなんだ」と答えました。

彼が「日本語の曲も歌おうか?平井堅って知ってる?」と聞いて来たので「知ってるよ!」と答えると平井堅の瞳をとじてを歌ってくれました。

けど、キーが高いのでかなり辛そうでした。

他にも米津玄師が好きみたいで灰色と青も歌ってくれましたが、こちらも苦しそうに頑張って歌ってくれました。

かなり歌ったので歌い疲れたわたしは「休憩しよう」と言って歌うのをやめました。

彼も「そうだね」と言うとデンモク操作をやめました。

わたしが彼の手を覗き込んで「大きいね」と言うと「お姉ちゃんの手が小さいね」と言ってきました。

わたしは彼の腕を触ると彼が筋肉を見せて来て「硬いでしょ?」と聞いて来ました。

「うん、めっちゃ硬い!」

そしたら二の腕の方も触らせてくれたのでわたしは「わぁ、ここもめっちゃ硬い!」と言いました。

もはや「硬い」の韓国語が分からなかったので日本語で反応してました。

「仕事で40キロの充電器を持って運んでるから。しかも行ったり来たりして何度も」と説明してきたので通りでこんなに筋肉がつくんだなと思いました。

「けど、運動してないからお腹はちょっと出た」と言っていたけど服の上からだと分からなかったので「そうなんだ」とだけ答えました。

彼が「なんか歌う?」と聞いて来たので「そうだね!歌おうか」と言うと彼はデンモクを操作して選曲をしました。

彼がまたバラード曲を歌い始めたのでわたしは映像をぼーっと眺めていました。

すると彼が歌っている最中にわたしの手を握ってきたのです。

ここから先は

7,452字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?