20世紀少年考察

漫画20世紀少年はまだ読んだことが無いですが、実写映画は見たことがあります。
全三部作で、僕は当時金曜ロードショーで見ました。
それが今またNetflixで見れます。
当時はともだちの正体が誰かというところの話ばかり気になっていましたが、今見直すと人間的面白さや、幼少期の頃の経験が大人になってから与える影響などを考えさせられました。
ケンヂとともだちの生き方の対比なども感じました。
とても面白い映画ですね。
この映画が僕が初めて連続的にストーリーが繋がってるものとして見た気がしますし、1部の死んだとされた主人公が生きてて的な展開も初めて見た気がします。
そういう意味でも思い入れの深い映画です。
久しぶりに見れてよかったです。

さて、本題はここからです。当時見てて、ふと思った考察があったんです。
今調べて見たら、いわゆる伏線というやつで、解説されてました。
ただ、僕のはもう1つ先の考察を当時からしていたと思います。
とてもたくさんのネタバレを含みますので、本編見てからご覧下さい。


まず、ともだちの正体はフクベエと呼ばれていた人でした。ただそれは顔がそうと言うだけで実際は5年生の時に死んだとされていたカツマタ君という人でした。
5年生の時に死んでしまったのはフクベエで、
カツマタ君はいじめにより不登校になり、死んだのはカツマタ君で、フクベエは生きてると思われていました。
そこが最後にわかる話です。
伏線としてはフクベエというあだ名の子の苗字は服部と書き「はっとり」です。
これの読み方を変えて「フクベエ」なのですが、ともだちは序盤忍者ハットリくんのお面をつけています。中盤以降は白いへんなお面かマークの着いたターバンのようなものをつけてるのですが、なんでハットリくんなんだろうと子供の頃思っていたんです。
ハットリくん→服部→フクベエ。
これがネットにある考察です。
正体はこの時点で分かっていたというものです。

僕の考えはここからです。
あくまで映画の考察です。
映画1部の後半「フクベエ」と呼ばれている男はともだちと屋上で小競り合いをした際に、2人とも落下して死んでしまいます。
実際「フクベエ」はワイヤーを持っていたため、生きていたのですが、この落下後からともだちはハットリくんのお面を付けなくなります。

別の白いお面に中盤以降変えた理由も僕は気になってました。
この「フクベエ」が落下して死んだ瞬間、主人公たちの中でようやくフクベエが死んだんです。

本当は5年の時に死んでるのに。

つまりともだちはもう「フクベエ」のフリ
「フクベエ」という嘘のお面を付けなくて良くなったのです。

1部の最後にともだちがケンヂの前でハットリくんのお面を外して投げ捨てるというシーンもあります。

白いお面はカツマタ君とサダキヨという人物の入れ替わりのための役割を果たす重要なアイテムですが、ハットリくんのお面でも出来たことだと思うんです。

敢えてお面を変える。
ハットリくんのお面にする。
フクベエをともだちと一緒に死んだことにさせる。

これがともだちにとって大事なことだったと思います。
中学生の頃の僕の考察です。
どうでしょうか。
今もいい考え方だと思ったので、書きました。
漫画だとともだちはカツマタ君とフクベエの2人居たようです。

それでもこの考察は結構的は得てると思います。
みなさんも見て感想ください。

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