それでも、仕事は楽しいものだと思う。弊社の新たな挑戦に関して。
仕事観を変えた衝撃の経験
13年前、私は毎日、重たい足取りでオフィスに向かっていました。「この先もずっとこんな日々が続くのか」という思いに押しつぶされそうでした。
そんなある日、偶然訪れたベンチャー企業で目にした光景が、私の人生を変えました。そこにいたのは、生き生きと働く人々。仕事を楽しみ、アイデアを出し合い、時に笑い声さえ上がる。「こんな働き方があるのか」と、目を疑いました。
この経験から、私は大きな気づきを得ました。仕事って本当は楽しいものなんだ、ワクワクするものなんだ、そして刺激的なものなんだと。それまでの私の「仕事観」が、一瞬にして覆されたのです。
個人向け仕事旅行サービスの誕生
そして、この感覚を同僚たちにも伝えたいと強く思いました。みんなにも同じ経験をしてほしい。そんな思いから、私は個人向けの仕事旅行サービスを始めたのです。
13年間、多くの人たちを仕事旅行に送り出してきました。彼らが目を輝かせ、仕事にワクワクするようになる姿を見るたびに、このサービスを始めて良かったと感じていました。
13年後の現実
しかし、ある習慣が私に衝撃的な現実を突きつけることになります。それは、様々な飲み屋に足を運ぶことでした。
会員制の起業家が集まるお店から、赤提灯の大衆的な居酒屋まで。幅広く飲み歩く中で、私は愕然としました。世の中が全然変わっていないのです。
ごく一部の人々は仕事にワクワクしていますが、大多数の人々の会話は相変わらず不満だらけ。 「明日も会社か...」「あいつの指示、意味わかんねえよ」「早く退職したいな」 こんなネガティブな言葉が、13年前と変わらず飛び交っています。
私たちは確かに多くの人を仕事旅行に送り込んできました。しかし、社会全体へのインパクトはまだまだ全然足りていない。この現実を目の当たりにし、私は大きな危機感を抱きました。
この現状は、本当に変化が必要な人たちに、私たちのサービスが届いていないことを示しています。
深刻化する仕事への諦め
最近、誰もが知っている
ような大手企業の40代の管理職と話す機会がありました。
「田中さん、自分が若い頃にこのサービスを知っていたかったなぁ...」 「早く引退できるといいんだけれど、実際は無理だよなぁ...」
この言葉に、私は衝撃を受けました。こんな超有名大手企業の社員ですらこの調子なのです。きっと入社するのは大変だっただろうし、実際ものすごく優秀な方のはず。それなのに、まるで自分はもう諦めている、自分は手遅れみたいな語り口。
年齢を重ねるほどに仕事への情熱が失われていく。これが日本の現状なのだと、痛感しました。
若い頃は希望に満ちていたはずの人たちが、いつしか仕事を「やりたいこと」ではなく「やらなければならないこと」と捉えるようになっている。この現実は、私たちの社会にとって大きな損失ではないでしょうか。
日本社会の危機
一方で、日本社会全体を見ると、私たちの取り組みの重要性を裏付ける深刻な現実が浮かび上がってきました。日本の情熱的な社員はわずか5%で、労働人口は年々減少しています。この状況に、多くの経営者や有識者が危機感を抱いています。
今、日本社会は大きな岐路に立たされています。このまま労働力の質と量の低下を放置すれば、日本の競争力は確実に失われていくでしょう。一人一人の潜在能力を最大限に引き出し、働く人全員が生き生きと仕事に向き合える環境を作ることが、かつてないほど重要になっているのです。
この社会の危機感は、私たちの使命感をさらに強めることになりました。
新たな挑戦「法人向け仕事旅行プログラム」
これらの現実を踏まえ、私たちは新たな挑戦を決意しました。それが、法人向けの仕事旅行プログラムです。
会社からの指示で参加する形にすることで、自ら一歩を踏み出せない人たちにもアプローチできます。普段の環境を離れ、新しい世界を体験し、仕事を楽しむ人々と出会う。その経験が、人を変えるのです。
具体的には、複数の職業体験と振り返りをセットにしたプログラムを提供します。3か月、半年というスパンで繰り返し行い、オンラインでのフォローアップも行って、確実に変化を起こしていきます。
仕事を楽しむ日本へ
目指すのは、仕事を楽しむ日本です。それは単なる理想論ではありません。仕事を楽しむことで、必ず生産性は向上します。人口が減少する今こそ、一人一人の力を最大限に引き出すことが重要なのです。
私の夢は、毎年何十万人もの人々が、人生の節目に「仕事旅行」を体験すること。入社、昇進、休職、そして定年。人生の大切な瞬間に、仕事の素晴らしさを再発見できる。そんな社会を作りたいんです。
共に日本を変えよう
大きな夢かもしれません。でも、一緒なら必ず実現できます。
そこで、皆さまにお願いがあります。あなたの会社の人材育成担当者を紹介してください。たった一つのメール、一本の電話で構いません。その方と直接お話しする機会をいただければ、私が直接弊社のサービスについて詳しくご説明します。
一緒に、日本中に仕事の喜びを広げていきませんか。日本の働き方を変える。その大きな一歩を、今、踏み出そうではありませんか。
あなたの小さなアクションが、日本の未来を変える大きな力となります。どうか、力を貸してください。ご協力いただける方は、noteのプロフィールにFacebookとXのアカウントを記載しているのでメッセージください。