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結局、仕事のオン・オフは分けない方が良いのか?

僕にオンとかオフとか存在しません

会社を運営している人の多くがそうだと思うのですが、ぼくは仕事のことをいつも考えています。

最近でいえば新しく始めた「おとなの新路相談室」をどうやって伸ばしていくのかなど。

具体的にいえばプラットフォームビジネスなので、今後ユーザーを増やすのと商品ラインナップを増やすのはどっちを優先しようかとか、ラインナップを増やすためにはどのような戦略が一番良いかとか。そのために今やれることはなんだろうとひたすら考えています。

正直これが楽しい。自分で考えたことを、自分で形にして、しかもそこにダイレクトな反応が返ってくる。分業制になっている会社員の頃には味わうことのできなかった仕事の楽しみです。

それこそオンとオフの区別なんてありません。僅かでも時間ができれば365日、24時間、夢の中までずっと仕事のことを考えています。

オンオフを別けていた時代もあった

ちなみに、昔から仕事のことばかりを考えていたかといえば、そんなことはありません。

会社員だったころは、週末などは遊びに夢中で仕事のことを考える隙は全くありませんでした。(おいおい、無責任だろという話もありますが)

オフの時間には仕事のことが頭の中からすっぽりと抜け落ちて、プライベートに夢中になっていたものでした。

しかし身勝手なもので、プライベートの遊びが多少落ち着くと仕事に全力を注ぎたい思いがむくむくと出てきます。

組織で働いていると当然ですが、誰かの決めた方法・決められた枠の中で仕事をすることになります。若かりし僕は消化不良を起こし「もっと自分の裁量で、自由に挑戦したい」と会社を飛び出してしまったのです。

オンオフの区別が無い弊害

僕の場合、独立を果たしてからもう10年。もはや四六時中仕事のことを考える生活が当たり前になっています。

仕事に主体性が求められる今の時代に合致した考え方のような気もしますが、裏を返せば、仕事のことを考えないことができなくなってしまったのです。ちょっと残念な気もします。

例えば、我が家には男の子が二人います。まだ保育園と小学校低学年なので、まだまだお父さんとも遊びたい盛り。

昨日も一緒に公園にお出かけしましたが、近くの公園の遊具が新調されたようで子どもたちは大はしゃぎでした。本当であれば、子どもと一緒に遊具ではしゃぎ回れば良いのですが・・・そうともいきません。

なぜなら週末の子どもとの大切な時間だって、やっぱり仕事のことが頭から離れないからです。

子どもが遊具に夢中になっている隙を狙ってメールを返したり、電話をしたり。サービスをチェックしたり。一緒に遊具で遊びながらも、頭の中はあのメール返したっけ、あの仕事っていつまでだっけなどなど、常にどこかで仕事のことを考えているのです。

オンとオフの切り替えが課題

頭では今は子どもたちと遊ぶ時間だとわかっているのですが、不安(このご時世では特に)を取り除こうと、どうしても仕事に意識が向いてしまいます。

息子たちも、僕の頭の中に自分以外の何かがあると感づいているのか、母親がいるときは四六時中彼女にべったり。一般的な家庭の父親よりも子どもと過ごす時間は長いので、もう少し僕に懐いてくれても良いものだと思うのですが・・・。

これじゃ、お互いちょっとさみしいもの。かと言って、仕事のことを綺麗さっぱり頭の中から無くせるかといえば多分無理な話です。

皮肉なもので、会社員の頃に不満だった組織化・分業化された仕事の進め方を取り入れる必要性が出てきたのです。

10年経った今も仕事が楽しくて仕方ないですし、それしか考えられないのは変わりません。

無い物ねだりなことは重々承知していますが、オンオフをはっきり分けられた会社員時代の働き方を思い出しながら、今の仕事にいかに適用するかが最近のテーマです。

タイトルにある「オンとオフを別けるべきか否か」という疑問に対する僕の答えは「自分の置かれた状況によって変わる」です。

煮え切らない結論でもうしわけないのですが、現在の自分を鑑みてどうするのが最適なのか、それは自分で決めるしかありません。バリバリ働くでもいいし、まったり働くでもいい。その答えは自分以外の誰も持っていません。


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たなか つばさ@仕事旅行社
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