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写真について

今日はAmazon primeで映画を見ました。

世界でいちばん長い写真という映画です。

ネタバレになるからあんまり書きませんが、人を撮るのが苦手な主人公が自分が撮る写真に悩みながら、模索していく的なストーリーです。

この映画の中で、

「誰をいちばん喜ばせたいか」

という言葉が出てきます。

僕はいわゆる作品撮りをほとんどやりません。

どっちかというと、Lovegraphや結婚式、あとはただ散歩しながら撮ったりが基本的なスタイルです。

何のために写真を撮ってるのかなーってたまに考えますが、それは人によって違うと思います。自分のアイデアを形にして認められたい、SNSにアップしていいねをもらいたい、フォロワーを増やしたいとか。

なんというか、去年写真展をやって、なんとなく一周した気がして、やる気が落ち着いた気がしてました。あとちょっと疲れてきたのかなーとか。

そんなときに全く初対面の方から結婚式の依頼を頂いて撮影させて頂きました。打ち合わせの時点で、結婚式にかける想いが、それはそれは伝わってきて、この人たちを自分の写真で喜ばせたい!って思ったんです。お金ももらうわけだし。

普段の撮影はゆっくりポージングや表情をディレクションしながら撮れるけど、結婚式はその一瞬を逃したら、もう二度と撮れないんですよね。実際レタッチしたがら、あーこの写真、もーちょっと絞ればよかったなあーとか、もっと引きで撮りたかったなあとか思うこともあって、その一瞬にかけるプレッシャーが苦しくもあり、新鮮に感じることもあり、たのしくもありました。

この撮影を通して、自分は誰かを喜ばせる写真を撮りたいというのが再確認できたし、自分が写真を撮る意味がわかりました。

忘れられない日もなんでもない日常も、写真に残せば未来の宝物になります。

ゆるく写真は続けていこうと、映画をみて思いました。



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