大山淳子『牛姫の嫁入り』
大山淳子『牛姫の嫁入り』を読みました。
絶世の美女と噂される姫を誘拐する命を受けた、美貌の女忍び・コウ。
その姫は、10年の引きこもり生活で牛のように丸々と太ってしまっていたために、任務失敗。
新たに受けた命は、姫のダイエットとお嫁入り。
ある意味、ミッションインポシブルで…果たして成功できるのか…?
ライト感覚の時代劇で、さくさく読めました。
「得意なことは、あきらめること」と言う姫の太ってしまった理由がせつない。
周りが食べ物を与え続けていた理由もせつない。
本当の美しさや食べることの意味を教えてくれます。
おいしいと、ひとつだけで満足できるのです。
おいしいものやきれいなものを贈り物にしようとするお姫様、実在するのかな?
女忍びコウのイメージ、名前はコウだけど、絶対に杏だな…(*´-`)