想像力を広げるためには観察すること~その4 どこで観察するか~
こんにちは。
ファミレスで文章を書く人=中野谷つばめ です。
その1 観察しようのポイント
その2 メモを何に書くか
その3 なんだろうを明確に
恩田陸さんの小説『チョコレートコスモス』は、ファーストシーンは脚本家が駅前広場を観察して、ひとりの少女に気づくところから始まります。
少女は、駅前広場にいる市井の人々の中から、ひとりを観察して完全に模写しているのでした。
4日目の今日4月10日は、観察するためには町へ、というお話です。
ファミレス大好き
ツイッターでの名前を「ファミレスで文章を書く人」にしている通り、わたしはファミレスに行くのが大好きです。
ファミレスで、アイデアをメモしたり、文章の構成を考えたり、電源があればパソコンを持っていって仕事をします。
もうひとつ。
ファミレスが大好きなのは、いろいろな人が来ているからです。
松任谷由実さんは、ファミレスで隣の席の人の言葉をこっそり聞いて、歌詞に活かすこともあるそうです。
ファミレスは、人間観察の宝庫です。
自分の発想にはない人物を作り出すキッカケができます。
自分の発想にはない人生哲学を聞けてしまうかもしれません。
この人はなんでこういういいかたをするんだろうと、又吉直樹さんの創設のワンシーンみたいなところに出くわすかもしれません。
期待を抱いて、ファミレスのドリンクバーに近い席に座ります。
電車が大好き
電車に乗っていて、本好きのわたしは、向かいの席の人が読んでいる本がどうしても気になります。
何の本を読んでいるのですか?
どうしてその本を選んだのですか?
どこが面白いですか?
と、質問攻めにしたくなります。
わたしが知っている本だったらうれしいな、と。
たまに、カバーなしで読んでいる人を見かけると、タイトルは必ずチェックします。
電車の座席に7人並んで座っているのを見ると、スマホを見てるのか寝てるのか、本を読んでいるのか、観察します。
7人すべてスマホをみている姿は、同じで面白いです。
スマホ、スマホ、スマホ、スマホときて寝てる、だったり。
そういうわたしも、電車の中では観察するか、スマホでLINEやメールをちぇっくしていますね。
外出を控えなきゃならないときには
ファミレスや電車、バスなど人間観察をするには、人が集まる場所にいく必要があります。
けれど、どうしても外出を控えなきゃならないときには、無理して外出しなくてもいいんです。
テレビドラマやネットで映画を観て観察します。
何度もみたことがある映画でも、ストーリーの流れとは全く違う部分に注目しながら観ます。
よく聴く音楽でも、ひとつひとつの音を追求したり、すごい部分を見つけようとして聴くのも面白いです。
日曜日の夜中に曲の解説をしている番組は、アーチストだから、プロデューサーだから、編曲家だからわかる解説がすごいです。
(「関ジャム完全燃焼」)
小説も、表現が美しいとかこの行の字面がいいとか、観察しながら読むと違った表情をみせてくれます。
観察は、新発見のきっかけをくれます。
また明日。
中野谷つばめ
2020年4月10日記す
中野谷つばめ 公式サイト
本と文具とファミレスと文章と
ツイッター ファミレスで文章を書く人
FB
中野谷つばめプロフィール
公式サイトには書いていないプロフィール