株取引で不安になる本当の理由とその対処法
株式投資をやっていると、誰しも不安で仕方がなくなる時があります。
不安は冷静さを失わせ、ダメだと思いつつその時の『感情』で投資判断をしてしまい、後になってそれを後悔する……という悪循環を繰り返しがちなものです。
個人投資家としては、
どうやって投資の不安をなくして、本当に利益になる投資をすればいいのか?
ということが悩みの種だったりしますよね。
個人投資家が不安になってしまうのは、単に『株価が下がったから』という理由だけでなく、
自信がない
自分の管理できる範囲以上のお金を投資に回している
銘柄の調査不足である自覚がある
何となくでやっている
どうしたらいいのか分からない(自分自身でも不安を整理しきれていない)
など、様々な要因が不安の裏に隠れていることが多いです。
これらを見ると、選んだ銘柄や地底学的リスクばかりが不安の原因ではないということが分かります。
これらを踏まえて、実は投資の不安を拭うためには、
自分自身の弱点を知ること
が非常に重要です。
あなたも自分自身の弱点を知れば、更によりよい投資が出来るようになるはず。
つばめ投資顧問では、こうした悩める投資家の質問をいつでも受け付けており、投資のプロ達がそれに回答しています。
今回はつばめ投資顧問の会員から実際に投稿された質問を一部抜粋して紹介します。
質問1 銘柄を買い増すタイミングはいつ?
銘柄を買い増すタイミングについて質問させてください。
現在はロシアとウクライナの問題、インフレ、円安、米金利引き締めによる警戒感が高い不安定な状況ですが、買い向かっても良いとお考えでしょうか。
安く買えるチャンスだと思いつつ、今より状況が悪くなってしまうことが不安で、買い増しする勇気が出ずに迷っています。
外部の要因ではなくて、あくまで銘柄が本来持っているであろう価値と、それに対して今の株価が割安か割高か、だけを見ていれば良いでしょうか。
少しでも資産の中で株の比率を増やしてインフレ対策をしたいと考えているため、できればそろそろ買いたいと思っています。
回答
>外部の要因ではなくて、あくまで銘柄が本来持っているであろう価値と、それに対して今の株価が割安か割高か、だけを見ていれば良いでしょうか。
まさにこれに尽きます。
今のような不安定な情勢だと精神的には買いづらく、だからこそ多くの人が株を売り株価が下がっていますが、そんなときこそ長期投資家は買うべきです。
どんなに見通しが悪かろうと、必死に努力して成長を目指すのが企業であり、資本主義の力です。戦後の日本などまさにそうかと思います。
そこで買うべき企業は、必死に努力している企業ということになります。
もちろん、株価についてはわかりません。買ってから更に下がる可能性もあります。
しかし、いつまでも買えないと、それこそ大きな上昇を逃してしまいます。
更に下がったら買うことを前提に余裕を残しながら「まず買う」ことをおすすめします。一度動き出せば、感覚をつかみやすいと思います。
質問2 インフレに強い資産の分散とは?
インフレに対応できる資産の分散に関して質問させてください。
先生は株と株以外の金融商品を含めて、どのように資産を分散されていらっしゃいますか?
インフレリスクに対する資産防衛を考えておりまして、もし株以外にも長期的な観点で有効な手段があれば試してみたいと考えておりました。
私は資産全体に対して預金をどの程度残すかで悩んでおり、特に気になっています。
回答
私はインフレに対応する資産として意識して保有しているのは「家」と「借金」です。
自宅は持ち家で、フルローンで購入しました。買い入れは固定金利(フラット35)です。
インフレになれば不動産価格は上昇する一方、固定金利の借金は増えません。
そのため、勝手に純資産が増えていくことになります。
今のような低金利の機会は稀有だと考えており、いずれにしても家は必要なので、我ながら隙のない投資だと思っています。
同じ観点で、安い金利で借りられる借金はなるべく積極的に行うようにしています。自動車など。
キャッシュを残し、それらは株の投資に回しますね。
実質的には株価の変動に影響されない、比較的安全な信用取引をやっていることにもなります。
質問3 銘柄選びに自信が持てない……
銘柄選びについて質問させてください。
私は自分の選ぶ銘柄に自信が持てません。
銘柄について調べられるだけ調べて、自分なりの「買う根拠」を組み立ててみても、
自分の都合の良い方に考えていて客観性に欠けているのではないか?
他にもっと良い銘柄があるのではないか?
と思えてきます。
先生が銘柄を選ぶ際に、何か意識していることやコツ等あれば教えてください。
回答
「客観性にかけているのではないか?」
「他にもっと良い銘柄があるのではないか?」
というのは素晴らしい問いです。私自身もこれらが完全に払拭されることはありません。
一方で、それらの不安が大きいということは、まだ調べ方が足りないということでもあります。
特に足りないと思われるのが、競合他社の分析です。
当該銘柄のライバルやビジネスモデルが似たところでより良い銘柄がないか、もう一度ゼロに還って考えてみる必要があります。
改めて当該銘柄のほうが良いと思えるかもしれませんし、もしかしたらライバルのほうが良いとなるかもしれません。
そこまでいかなくても、投資しようとしている銘柄の強み・弱みをより明確に認識できるようになるでしょう。
投資は相対選択の世界ですから、こうしていくつも銘柄を見た中で最終的に自分が一番良いと思える銘柄を組み立てていくことがポートフォリオ運用となります。
これを続けていけば、時間が経つほどより良いポートフォリオが出来上がっていくでしょう。
もし不安に思われる場合は、有料にはなりますが「銘柄相談」もご検討いただければと思います。
会員限定のサービスで、わずか3000円で相談できるというのは、我ながらに破格の安さだと思います。
これはほんの一部であり、質問は会員によって日々投稿され、過去の質問と回答も全て閲覧できるようになっています。
誰かの悩みを知ることで『自分もそれが不安だった』と気付き、プロの意見を聞くことで新しい視点と解決策に出会えるかもしれません。
あなた自身の弱点を知り、克服するヒントをつばめ投資顧問で見つけてみてください。
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