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里子とひな祭り

養育里親をしています。
最初の里子は、2022年8月に5歳児の女の子を委託されました。
仮名をイチコとします。


里子の雛人形どうしよう?

里子の雛人形ってどうしていますか?
子供が生まれた時に健康などを願って購入するものですよね。
災いを人形が受けてくれるとも言われています。
なので誰かのを貰うというのは絶対にしてはいけないのです。
(逆に人形が受けた災いが、もらった子に返ってしまうから)

実親の元に戻ることが目標の里子なので雛人形を購入するのはどうなのだろうか?という思いもあります。

手頃な価格で小さいものが売られていることを知ったので検討したのですが、これっという決め手に欠けてズルズルと時間が経ってしまいました

そして、なんとなく来年に里子が実親の元に戻るのではということが頭をよぎってしまい、購入にいたりませんでした。

そんな中、保育園で7段飾りの雛人形がどーんと飾られました。

イチコに
「うちでは雛人形飾らないの?」
と聞かれ
『雛人形は生まれた時に買うものだからないよ』
「あっちゃんのは?」
『わたしのは実家にあるよ』
という話で終わりました。

数日後、保育園で雛人形を折り紙で折ったようで
「お内裏様を折りたい」
と言い出しました。
『折り方わかる?』
「あっちゃんのスマホでみる」
そーいうことか!
せっかくだから、7段のものが折れないかなと探したのですが、良いレシピが見つかりません。
5人囃子までを折ることにしました。

2日かけて完成

ぼんぼりや桃の花までは作れませんでした。

わたしの雛人形

大人になってから雛人形ってどうしていますか?
わたしは実家にあります。
物置に眠っている状態です。

成人したら、供養する人
結婚したら、供養する人
そのまま持っている人
様々ですね。

30才を過ぎて、わたしが結婚しないものだから、母が雛人形を飾っていないせいかもと言い出して数年飾っていたことがあります。
いつのまにか諦めて飾らなくなったようですが(笑)

2023年2月にイチコをつれて実家に行く話になり、両親が久しぶりに雛人形を飾ってくれました。

ガラスケースに入っているものなのですが、前面を割ってしまったそうで写真でわかりにくいですがオープンになっています。

ケースに入っていたので状態はとても良いです。
わたしが見るのは子供の頃以来です。

オルゴールがついているのでイチコは何度も回していました。
わたしも良く回してオルゴールをかけていたなと懐かしくなりました。

母が「もう処分していいか」と聞いてきました。
そう聞かれると淋しくなりますね。

戸建てに引っ越せて置くスペースが出来たら持っていきたいからもう少し待って欲しいとお願いしました。

ガラスが割れてしまったので保管も大変だし、状態が悪くなる可能性もありそうですね。

それなりに大きさはあるので
結局、供養することになるかもしれないですが、見てしまうと惜しまれます。

実家で過ごすひな祭り

2023年2度目の帰省です。
きっかけは母の誕生日に電話をしていた際に、いちこがわたしの近くで遊んでいて母にも声が聞こえたようで
『マックのハッピーセットでもらった本を読んでいるよ』
と話すと
「あら!今はそういうセットがあるのね いいわね (近くに)マックなくなっちゃったからずっと食べてないな」
『一緒に食べる?』
「いいわね」
こんな会話から実家に行くことになりました。

マックを食べるだけに実家に行くのはもったいないので、ひな祭りイベントとか行かないかと後日連絡すると考えておくと言ってくれました。

イチコはマックが食べれると大喜びでしたが、母が考えてくれていたのは《空港へ行って空の駅で雛人形を見る》というプランでした。
『マックを食べてから行くってこと?』
(その道中にはマックはないのです)
「マックは今回はいいかな」
(この事実をイチコに伝えたのは実家へ行ってからです。わたしの両親がいる前では駄々をこねることはしないと思ったので)

大きなひな祭りイベントへ行くと思っていたので、少し残念でしたが幼児にはこんなのでもいいのかもしれないと思いました。
空港に行くのはオープン以来、発着も少なくタイミングが悪くて飛行機は止まっていませんでした。

ここで食事を済ませて空の駅へ
生演奏が行われていてイチコが「耳が痛い」と言うくらい大きい音でした。

市内の幼稚園・保育園の子達が作った雛人形の折り紙や絵が飾られていたり吊るし雛や7段飾りが何種類か飾られていました。

『今度、水族館に行こう』
と話すと
「今から行くか!」
と父が言い出しました。

というわけで、そこから1時間くらい

全部見るには体力が父も子供もなく、ちょうど良い時間でした。

ペンギンやオットセイ、イルカ、見てないよーって思ったけど

サメ、マンボウ、チンアナゴ、クラゲ、深海魚たちなど見て疲れてしまったし、時間もちょうど良かったのです。

父は
「次はもっといいところに連れて行ってあげる」
とイチコにいい、イチコは嬉しそうでした。

この日は、実家に泊まって保育園に間に合うように朝出発しました。

さぁ、次はいつ実家へ行くのでしょうか?!
両親も楽しそうなので連れて行きたくなりますね。

ちゃんと面倒見てあげなさい

5,6才の子供がどこまで自分で出来るのか?探り探りやって来ました。
初めは、何でも「やって」というので、児相からは自分で出来ると聞いていたこともやってあげていました。

そして慣れてくると
「自分でやる!」
と怒り口調で言うようになり、自分でさせるようになりました。

ちゃんと出来ているのか見ると怒ったり、出来ていないこと指摘したり、やってあげると怒って泣き出していました。

そんなことを何度となく繰り返していると
『自分でやると言ったんだからやりなさい』
ということになってしまうのです。

イチコの怒り口調が少しずつなくなっては来たものの
自分でやらせるようにしてしまった手前
『出来ないことややって欲しい時は言ってね』
というスタンスは変わらず続いています。

こっそりチェックすることはたまにしますが見つかると
「何で見たの?」
と責められます。

本人もチェックされたことで出来てないと思われたことが嫌なのかもしれないのですが、そのさじ加減が難しいですね。

わたしの実家に帰った時に着替えを用意させ鞄に自分で入れさせました。

ひとつずつ
『靴下入れた?』
『洋服入れた?』
『下着入れた?』
など、細かく聞いて、中身を見ることはしませんでした。

保育園の毎日の準備も朝ごはんを作っている間に入れるように言うだけで、チェックすることはしません。
(初めの頃はトイレに行っている間などや入れてる様子をチラ見して入っているかをチェックしていましたが、1週間以上入れ忘れがないとわかったからです)

実家で、夜にパンツがないことに気づきました。
『入れたんだよね?どっか別のところに入れた?』
「忘れた」
なんと!幸い、保育園の着替えの中にパンツがあったので替えることは出来たので良かったのですが、見ないとダメだったのかと反省しました。

そして、空の駅でもらって来たぬり絵の紙(ぬり絵は終わりました)や空港で押したスタンプの紙
『これどうする?持って帰るならバッグに入れて、いらないなら捨てていっていいよ』
と伝えら一生懸命紙を自分のバッグに入れていました。

後日、母と電話した時に
「空港のスタンプを押した紙を忘れていったわよ。ちゃんと確認してあげなさい。まだ任せきりにしていい歳ではないんだからね。ちゃんと面倒見てあげなさい」
と言われてハッとしました。

委託を受けて3ヶ月、頑張りすぎだと言われて気づき、その後、一気に力を抜きすぎてしまったのでしょうか?

本人の主張が強く、わたしはそれに負けてしまっていました。
でも出来ていないこと、しなきゃいけないことは見逃さず、ぶつかっているつもりです。

以前、保育園の着替えの中にパンツと下着を入れていることに
「パンツと下着を着替えることがないから持って行かない」
と言い出しました。
『持って行く決まりになっているし、汚しすこともあるからダメだよ』
「汚さないもん」
『絶対はないからダメだよ、小学校になっても学童にはパンツ持って行かなきゃ行けないんだよ。小学生でも汚す人がいるぐらいなんだから、持ってかないとダメ』
と説明して、不貞腐れていましたが折れてくれました。
実は、このやりとりの数日後に保育所でお漏らしをしました。
わたしは思わず
『パンツ持っていってて良かったでしょ』
と言っちゃいました。

正直、まだ子育てに対してこれでいいのか?
と思うようなことも多いです。

この年代の子に何が必要なのかさえハッキリわかっていません(本やYouTubeでチェックするレベル)

毎日しなきゃいけないことをしているだけのような気もしています。

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