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デジタルorアナログ? / SP花園

春らんまんですね🌸
一月からこの季節が気の遠くなるぐらい待ち遠しかった。
いろいろすったもんだありましたが、うちにもやっと春が来てくれました。

さて。
このところ「合格発表のやり方」について感じたことがあります。
昨今はコロナの影響もあってか、ネットで結果を閲覧するのがスタンダードになってきていますよね。あれってどうですか??
私たちの時代(※もう30年以上前)は、学校の外の大きな掲示板に番号が貼りだされて、見に行かないと結果は分かりませんでした。
(郵送もなく、遠くて見に行けない人は電報を請け負ってくれる業者にお願いしてました)

『ふぅ。』と掲示板の前に息を整えて立ち、だいたい自分の受験番号より1~2列前ぐらいをロックオンして、そこからちょっとずつ目線をずらして番号を追っていく。自分の番号に近付いてきたらぐっと速度を緩めて・・「あったー!!」or「なかった、、」のパターン。

が、今はネット閲覧がスタンダード。
それでも、合格者の番号がだーーーっと並んでる画面だったら「わざわざ現地に行かずとも確認できる掲示板」だから全然アリだと思います。
でも。学校によっては、事前に設定した自分のアカウントにログインして、結果閲覧のボタンを押すと「合格」or「不合格」どちらかの文字がだーーーん!と表示されますよね。

私はこのパターンがいちばんいやです。息が止まりそうです。血も涙もない一瞬。
鮮やかに〇か×か判明するのって情緒なさすぎませんか?番号を見つけるまでのドキドキが無いじゃありませんか。

でも。私の30年来の親友であるMちゃんは『ぜったいそっちのほうがいいじゃん!!』と言い切るんです。
最初はそれを聞いてびっくりしました。てっきり共感してもらえると思ってたし。
が。これまで知らなかった彼女のリアルな話を聞かされて、納得。

あれは30数年前の某大学の合格発表日。
彼女は別の学部を受験した友達と一緒に発表を見に行ったそう。
で、友達にちょっと待ってもらって、彼女の学部の方を一人で見に行ったところ、掲示板に自分の番号は無かった。
あんまり自信なかったし、やっぱり番号なかったわ、と待っていてくれた友達に報告すると、
『受験番号何番?私が見てきてあげる!』と、今度はその友達が一人で見に行ってくれたそうです。
そして。
『あったよ、番号!ちゃんと見なきゃだめじゃん!!』

こんなマンガみたいなことって本当にあるんですねー。

その付き添っていてくれた友達のお陰で、私はMちゃんとその大学で出会い、30数年ずっと親友でいられてるわけで。
もう感謝しかありません。会ったことさえないけどお礼が言いたい。

合格発表はデジタルかアナログか?
答えは「時と場合と人に因る」です。

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