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里山大百科「春」ホオノキの花

ホオノキの花は直径約18cmと大きく、白い花弁が8~9枚ならんだ姿は春の里山でひときわ目を引く。

新緑の林を歩くうち、ほのかな香りが漂えば、花は見えなくてもホオノキの開花を知ることができる。

そのかぐわしい香りに、昆虫たちもひかれてやってくるのだが、ホオノキの花の受粉が成功する確率は低い。

そこには花の仕組みの複雑な事情が絡んでいる。

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▲開花初日の花を上から見た。雄しべの柱頭が見える。

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