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ふじまる虫時間・第4限「トックリバチ・スズバチさまざまな巣の形」
前回、前々回は「ミカドトックリバチ」と「キアシトックリバチ」をご紹介しました。今回は残り2種のトックリバチと、トックリバチの近似種である「スズバチ」の巣の形をご紹介します。
ムモントックリバチの巣
ムモントックリバチは九州から北海道に分布していて、活動期は6月~10月。体長は10~14mmです。
▲巣作りの様子(ムモントックリバチ/メス・8月)
▲完成間近の巣・樹皮繊維を塗り付けている(ムモントックリバチ/メス)
ムモントックリバチは、巣の内部にえさを詰め込むと、襟を壊し巣を塞ぎます。それからさらに、柱などの表面から削り取ってパルプ状にしたものを周りに塗り付け、補強、カモフラージュをします。
▲中央部分、石碑のくぼみに作られたムモントックリバチの巣
ムモントックリバチは、石面のくぼみなどに好んで巣を作ります。
完成された巣は、ただの土の塊のようにしか見えず、見事にカモフラージュされています。
キボシトックリバチの巣
キボシトックリバチは九州から本州に分布していて、活動期は6月~10月。体長は13~17mmです。
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