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6月は「毎日チョウゲンボウ」6/19更新分
※「毎日チョウゲンボウ」は1990年に平凡社より刊行された「チョウゲンボウ(Kestrel)優しき猛禽」をWeb用に再編集したものです。
3月もあと10日近くを残すのみとなり、求愛期間はもとより、産卵も間近に迫っているはずだ。あとからきた雌はどうするのだろう。
3月22日。もはやあとからきた雌にとってこれ以上の時間の猶予は許されなかった。彼女は自らの生と死を賭け、先住の雌に敢然と闘いを挑んだのである。
彼女は追いかけてくる先住の雌に突如反転してつかみかかった。
「バサッ」と2羽のぶつかる音がして、「キリキリキリーッ」と激しい叫び声を空に残してもつれるように地上に墜落すると、すぐさま相手につかみかかり、二転三転ととっくみあいを始めた。
▲くちばしで相手の羽毛をむしる激しい闘いになった
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著者紹介:平野 伸明(ひらの・のぶあき)
映像作家。1959年東京生まれ。幼い頃から自然に親しみ、やがて動物カメラマンを志す。23才で動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビュー。その後、アフリカやロシア、東南アジアなど世界各地を巡る。38才の頃、動画の撮影を始め、自然映像制作プロダクション「つばめプロ」を主宰。テレビの自然番組や官公庁の自然関係の展示映像などを手がける。
主な著書に「小鳥のくる水場」「優しき猛禽 チョウゲンボウ」(平凡社)、「野鳥記」「手おけのふくろう」「スズメのくらし」(福音館書店)、「身近な鳥の図鑑」(ポプラ社)他。映像ではNHK「ダーウィンが来た!」「ワイルドライフ」「さわやか自然百景」や、環境省森吉山野生鳥獣センター、群馬県ぐんま昆虫の森、秋田県大潟村博物館など各館展示映像、他多数。
→これまでつばめプロが携わった作品についてはこちらをどうぞ。
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