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「小鳥のくる水場」:犯人は誰?カメラの箱にイタズラ
「小鳥のくる水場」(秋冬編)エピソード
著者平野より、水場での撮影時のエピソードを掲載します。
野鳥写真集「小鳥のくる水場」無料公開しています→第1回・第2回・第3回・第4回・最終回
カメラは木箱でカモフラージュ
「小鳥のくる水場」での撮影には水場の近くにカメラをセットして、20mほど離れたブラインド(風の強い日は車の中から)からカメラのシャッターを押すようにしていました。
秋からの水場での撮影では広角レンズの35mm f2.8を使い、よりシャープにしかも背景が写り込むよう、今でいう広角接写の技法を用いました。
カメラを入れる箱の大きさは縦30cm×横20cmほどの木製の箱です。中には発泡スチロールを張り、防湿、防温、防音効果がありました。
そしてこの箱は、鳥たちや周囲になじむように林を管理するお寺の住職さんにお願いして24時間いつも水場の横に置いていたのです。
▲水場撮影用に作ったカメラケース(木箱) 手前が水場
転がされたカメラの箱
ある日のこと。早朝、水場に着いてカメラをセットしようとするとカメラの箱がありません。
「あれ、おかしいな」とまわりを見ると、水場の横の林の中に転がっています。次の日も次の日も箱はいつもの定位置になく、必ず近くに転がっています。
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