
デザイン重視でネクタイを購入し、失敗する理由を考えてみました。
【テーマ】
ネクタイは、購入時、デザイン性が重視されています。しかし、実際購入して、結んでみると合わないということがよくありますよね(デザイン性を気に入って購入したはずなのですが・・・)。それは、ネクタイとして機能していません。つまり、「ネクタイには、機能がある」ということだと思います。ネクタイの機能って何だろう?それを考えるうえで、スーツ、、パンツ、シャツがホワイト色だが、自分に合ったサイズだとして、それに、ホワイト色のネクタイを結んで見ることを想像して見ました。その上で、更に、三つの場面に分けました。一つ目は、結ぶ場面。二つ目は、装着している間。三つ目は、ほどいた後です。この三つの場面でのネクタイの大事な機能について自分なりに考えてみました。
【まとめ】
ネクタイはデザイン性を重視して購入します。しかし、三つの過程(結ぶ場面、装着している間、ほどいた後)で、ネクタイの機能的な可否を直感的に判断しているのだと思います。この三つの関門を突破したネクタイだけが、お気に入りのネクタイとなっています。クタクタになっても、お気に入りの T シャツを着るように、お気に入りのネクタイは結び続けています。それを考えると、ネクタイは機能性もとても重要なのだと思います。
<私が考えるネクタイの欲しい機能>
・結び始めの位置がわかる
・結びやすい
・結んだ後のシルエットが綺麗
・型崩れしにくい
・しわになりにくい
【ネクタイの機能を3つの場面で考えてみました】
全身、真っ白、デザイン性無視です!
①結ぶ場面で必要な機能
②装着している間に必要な機能
③ほどいた後に必要な機能
【解説】
①結ぶ場面で必要な機能
・結び始めの位置がわかる
・結びやすい(ディンプルが作りやすい等)
・結んだ後のシルエットが綺麗
まず大事な機能は、どこから結ぶか分かることだと思います。結び始めの位置が分からないとネクタイは綺麗に結べません。しかし、結び始めの位置を間違え、最初から結び直すのはよくあることでしょう。ここが一番、イライラするポイントなのではないでしょうか?
次の機能は、結びやすさだと思います。よほどの素材でない限り、結びにくいことはないですよね。ただ、ノットが大きいために結びづらかったり、逆に、ノットが小さいためにディンプルが作りにくかったりすることはないでしょうか?
ネクタイを結ぶ場面で、最も重要な機能は、つけた後のシルエットが自分に合っているかどうかだと思います。苦労して結んだ後、鏡を見て、がっかり・・・それでは、頑張って結んできた甲斐がありません。今日1日の先行きが不安になることも、しばしば、あります。
②装着している間に必要な機能
・型崩れしにくい
・つけていても疲れない
ネクタイは、結んだ時は綺麗だが、徐々に崩れていきます。女性の化粧落ちによく似ています。よく化粧落ちするような化粧品はどうでしょうか?これは、私の経験ですが、結びやすく、結んだ後のシルエットが綺麗なネクタイは、型崩れしにくいかな?と感じます。ネクタイは結ぶとよく言いますが、良いネクタイは、締めるという感覚の方が近いと思います。
つけていてネクタイは疲れますよね。これは、一緒にいて疲れる人と楽な人みたいな感覚と似ていないかな?と感じました。確かに、どんなネクタイでもつけていれば、多少ストレスみたいなものは感じますよね。しかし、そのストレスが心地よいネクタイ。そんなネクタイが私にはあります。
③ほどいた後に必要な機能
・しわになりにくい(ディンプルの筋が残りにくい)
・クタッとならない
・色落ちしない、傷や擦れに強い
ネクタイは、消耗品であるとよく言われます。実際、何度も使用してきたネクタイを見てみると、疲れ切ってきた感が出てきます。ただ、お気に入りのネクタイのくたっと感は愛おしさを感じます。どうにかしてあげたいと思います。しかし、初めて結んだネクタイでも、ほどいた直後に(結んだ直後もそうですが)、直感的に、このネクタイは駄目だなと感じることがないでしょうか?それが、例え、気に入ったデザイン性のネクタイだとしてもです。