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今後の市況予想③
こんばんわ。本日のコラムを見る前に猛将伝、①、②を見ることをおススメします。
※投資は自己責任でお願いします。
※当方は未来の予測に対して一切の責任を負いません。
※変動金利と固定金利の選択もご自身で熟考の上選択してください。
さて、今回は一旦ここまでのまとめをどうぞ。
①世界はエネルギーの高騰、インフレに苦しみ、各国利上げを行う。
②先進国の中でも特にアメリカの利上げのペースは前代未聞であり、景気後退(=リセッション)が心配されている
※もう多分来るでしょう。確率50%って・・・
ここまでは既に起きていること、ここからは今後起こることの予想です。
③リセッションが来るとインフレに終わりが到来する。その後各国通貨危機が訪れる。各国一時的に利上げを敢行する可能性はある。
※ECB(欧州中央銀行)と日銀(日本銀行)の動向には注意。
※なお、リセッションの入り口は利上げの最終地点。
前回まで、上記を説明しました。では続きを説明します。
④リセッションと利上げにより経済は深く傷つく。結局各国利下げの必要が出る。このあたりで円は激しく円高に傾く。その結果、日本にもリセッションが到来する。
まず利上げで景気後退する説明は今更不要かと思いますが、簡単に以下に張り付けておきます。
アメリカにリセッションが来ると、何故リセッションは日本にも海を渡ってやって来るのか。リーマンショックを乗り越えた不動産業界の方々ならよくご存じかと思います。
言わずと知れた、リーマンショックがどうやって海を渡ってきたかの説明そのものですね。
リーマンショックの時は証券の問題もありました(こちらの問題は比較的日本経済にとっては軽微だったとも言われる)が、何より円高が日本に不景気を呼び込みました。
なぜ世界的なリセッションになると円高になるのでしょうか?
やっと読みました。勉強になります。
— Dr.マンション (@mansionDr_TG) June 27, 2022
この分野は素人(嫌味なやつでなくガチの素人です)で教えていただきたいのですが、世界的なリセッションで④の各国利下げ→円高は何故ですか?資産の保全先として円が選ばれるということですか。
良い質問ですね。答えは・・・
はっきりと申し上げますが、よくわかりません!(多分、誰もわかってないと思う…)
— はたけ (@hatakeoka1) June 27, 2022
事実として直近は全てそうなっている、というだけです。
僕の素人の考えでよければnoteに次回書いておきます。
わかりません!😂
いや石投げないでください。
だって証券会社は「安全資産としての円買い」ってすぐ説明しちゃいますけど、これ、誰が納得してますか?強かった日本の時代を知る一部の高齢者だけじゃないですか?
僕は全く納得してません。だいたいインフレ時のリスクオフの時は簡単に円安になるくせに、何が安全資産だ、ばーろ!って思いませんか?
しかし事実として毎回リセッション時は円高になります。
※なお、質問にある利下げそのものが円高の主原因ではないと思います。
※世界的なㇼセッションそのものが円高を招きます。
※そして世界の利下げがそれを助長し激しく円高になる、という流れです。
リーマンショック、コロナ禍で円高になったのは皆さん記憶に新しいはずです。
これに関して一番納得いく説明をしてくれてる信頼度の高い文章は見つかりませんでした。
だから証券会社はとりあえぜ安全資産・・・とか適当なこ と言うんだと思います。
wikipediaで恐縮ですが、こう書いてあります。
日本は長引く不景気から、サブプライムローン関連債権などにはあまり手を出していなかったため、金融会社では大和生命保険が倒産したり農林中央金庫が大幅な評価損を被ったものの、直接的な影響は当初は軽微であった。しかし、リーマン・ショックを境に世界的な経済の冷え込みから消費の落ち込み、金融不安で各種通貨から急速なアメリカ合衆国ドルの下落により相対的に円高が進み、アメリカ合衆国の経済への依存が強い輸出産業から大きなダメージが広がり、結果的に日本経済の大幅な景気後退へも繋がっていった。
この円高の説明は一応納得のいきやすい内容です。以下の文章も参照ください。
僕個人の考えを一応述べます。
円高に傾く原因は
❶リセッション入りする直前まで投機筋の円売りのポジションが溜まっている(リセション時に解除するため円高に傾く)
❷米国に不景気が到来すると世界中のお金がドルから自国へと逃げていく、結果相対的に円高になる。その額は円から海外に逃げていく額と比較にならない(日本より米国の市場の方が圧倒的に大きいため。)
❸日本の証券会社や銀行は外貨や外国の証券を大量に持っており、それを危機的状況では円に変換する。
これら3つの状況が組み合わさって一気に円高に傾くのだと思います。特にこれら3つはどれも今後のリセッション時に当てはまる可能性の高い物ばかりなので、今回のリセッション時、ほぼ間違いなく円高に振り切れると僕は予想しています。
そしてこの円高こそが日本にリセッションを運んでくる、ということに関してはリーマンショックで嫌という程僕たちに教えてくれました。
また各国リセッション入りすると当然のことながらインフレの心配は無くなり、職を失った人、賃金の低下、デフレが問題になってきます。
そこで当然世界的な緩和が行われます。
緩和⇒好景気⇒引き締め⇒不景気⇒緩和のサイクルを繰り返すのは世の常です。
利下げに入ると金利差が無くなるため、金利差で円安への圧力が解除されますから、より円高に傾きます。
円高になると日本の輸出企業に試練が到来するため、結局日本にもリセッションが来ます。
REITの話とかもあるのですが、一旦置いておきます。
ここまでをまとめます。
リセッション到来⇒円高⇒日本も不景気
これだけでokです。
なお、リセッション入りはどうやってわかる?という素朴な疑問がありますが、前提として梅雨入りのように「今日からリセッション入りしました」のような宣言はありません。
https://www.nli-research.co.jp/files/topics/37818_ext_18_0.pdf?site=nli
なんと民間の非営利団体であるNBER(全米経済研究所、 1920年設立)がリセッション入りしてから6~18か月後に「私たちは今リセッションの最中にいます!」というような宣言をするのです。
台風が直撃している最中に天気予報で台風の襲来を初めて知らせるようなものです。
なので、リセッション入りしたということを知ったときには既にリセッションの最中です。(はい?)
ありのまま今起こったことを話すぜ!「おれは今からリセッション入りすると思ったら既にリセッション入りしていた」
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なお、上記の文献の中の表によるとリセッションの平均期間は約1年前後です。現代に近づくほどだんだん短くなってきてます。
とりあえず④について今回はここまでです。また次回お会いしましょう。
オマケ
ここからは恒例の?オマケタイムです。
つまり、はたけがここから色々予想する内容です。
当然世界的な緩和になるので、国内の固定金利がしばらくしてゆっくりと下がり始めます。(変動金利よりは後に低下するが、機序としてはここに。)
変動金利は日本の政策金利に一致するので次回説明する⑤と関連します。もちろん⑤は日本の緩和なので、変動金利は⑤のタイミングで低下します。
そして不動産価格やマンション価格。
円高、不景気、と来たら・・・後はそう、Sーキー大先生おまちかねの暴落タイムです。ハターキーが数年後(2024年頃?)マンション価格は落ちると以前のコラム(それぞれ記事の最後の方に記載あり)で予想していた根拠はここにあります。
ただし、不動産やマンション価格は株価に対して少し遅行性があるのでその点は留意してください。また多少の不景気程度だと緩和に間に合わず、すぐに価格を持ち直してしまうことも多々あります。
そして今回の不景気はリーマンショック程ではない、という意見が今のところやや優勢です。
なので個人的にはこの下落チャンスを自宅購入1次取得者であれば待つことはお勧めしません。
待てる方、自宅では無く投資商品としての不動産、REITであればこのタイミングは絶好の買い場になる可能性があります。FRBの緩和のニュースは常に見張っておいてください。
またFRBの緩和宣言は当然、米国株の絶好の買い場です。ぼーっと生きてるとチコちゃんに怒られます。日本株もここで始動しても良いと思います。
なお、この時点では円高に振れてるはずなので、ここで円をドルに一気に替えると今後より資産を増やすチャンスになるかもしれません。
なお、円高に傾く予想している証拠に今新規の米国株指数etfの積み立て(もちろん積み立てNISA等の投信は除く)は全て「為替ヘッジあり」(つまり、普通とは逆で円高時に恩恵を受ける)でしています。
それが当たるかどうかはまだわからないので真似しないでね!😂
以上です。素人の言うことなので真に受けて投資指針にしないでね。
約束だよ!
では、また!
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したらば!
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