【自作小説紹介】歪─ふせい─
第一作目
「歪─ふせい─」
【あらすじ】
“普通の世界”の代表者。
“権力の世界”の代表者。
“財力の世界”の代表者。
“暴力の世界”の代表者。
同じ現代社会に生きる人間でもまるで違う世界を生きてきた4人の人間、一般人女性・砂漠の国の王・カジノ王・マフィアのボス──
彼らが何者かの手によって異世界に送り込まれてしまう。
そこは人間の“歪み”を具現化した世界で、現代社会に潜む闇と向き合いながら数多の戦いを潜り抜けつつ“歪み”を浄化していくことになる。
腐った大地が広がる世界から始まり、砂漠の世界にゾンビ蠢く病院の世界、廃れた遊園地の世界とありとあらゆる恐ろしくも幻想的な世界を旅していく物語です。
何故彼らはこの世界に送り込まれたのか、“歪み”を浄化していった末には何が待っているのか、彼らの繋がりはどう変化してゆくのか──
ヒューマンドラマという名のコメディっぽいラブコメのような冒険ものです。
【いただいたレビュー】
①
全てに意味がある異世界転移もの。世界観、キャラクター、テーマがいい作品。
投稿者: 地獄院たぬ吉
投稿日:2019年 05月27日 04時49分
国王とOLとカジノ王とマフィアのボスが死んで異世界に転移して人間の抱える問題と向き合っていくストーリーになっています。
異世界転移とひとくちにいってもそこに意味かあって、ラストでなるほどとなりました。
沢山の世界を渡り歩いていくファンタジー作品のようで社会問題を捉えて考えさせられ、先が気になって読み進めていき最後にはよかったと満足感を得られます。
キャラクターのかけあいが甘白く、とてもシリアスな場面でもくすりと笑えることができました。
惜しいのは話が短いことでしょうか、
もっと多くの世界を見たかったですが、一話一話がボリュームあるのに展開が早くて飽きないのでこれでよかったのかもしれません、
②
幻想的に現実問題を描く作品
投稿者: 北郷 信羅
投稿日:2019年 05月20日 20時29分
とある世界の「歪み」を正すために、4つの世界の代表者が呼び出され一堂に会する―――。
そんなあらすじがまず惹きつけます。
さらに彼らが向き合うテーマとなるのが、水質汚染など人類が向き合わねばならない諸課題であり、それらをファンタジックに読者が触れやすく描いています。
カテゴライズしてしまえば異世界転生(転移)のジャンルに入る本作ですが、独特で考えさせられる世界観は覗いてみる価値があると思います。
とても熱い感想をブログに書いてくださった方もいらっしゃいました🤗✨
みなさま、評価・感想・レビューをいつもありがとうございます☺️
【紹介】
初めて投稿した小説です🙆♂️
異世界を冒険するものを書きたくて、けれどただの異世界冒険ものにはしたくなくてあれこれ考えて作ったものです。
〝人間の歪み〟をテーマにしており、その歪みから構築されたいくつもの世界を小国の王様と日本のOLが巡っていくところから始まります。
小さな国の王様で常識人なサジェースタ・サン・ジャスティト。
普通のOL、けれどどこかネジがぶっ飛んでる戦闘脳な日向符正(ひゅうがふせい)。
生きる世界も境遇も思想も何もかもが違うふたりがてんやわんやとコントしながら歪みと向き合い、様々な世界を冒険していくお話です。
カジノ王、ゴルドル・ユートピアにマフィアのボス、ニコラウス・デスピアという一癖も二癖もある男たちを含め、この物語の主要登場人物はわずか4人です。
ありとあらゆる摩訶不思議な世界を巡りはしますが、いつだって中心にいるのはこの4人、というか4人以外誰もいません。
たった4人で巡る多重世界。
なぜ4人はそこにいるのか。なぜ4人でなければならなかったのか。
その世界は一体何なのか。その旅の果てには一体何があるのか。
〝歪み〟とは何なのか。
環境問題。少子高齢化。反ワクチン。行き過ぎた娯楽文化。色々。
それらがある時はゴミの集合体でできた大蛇として、ある時は首なし死体として、ある時はゾンビとして出現する〝歪み〟に満ちた世界の数々。
それらを経た結末には、何が待っているのか。
どうぞ、〝歪み〟を巡る旅に付き合ってみませんか?
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