【つばきの人の輪】山口・椿峰エリアで代々続く、地元のお茶屋さん
椿峰の「人」を紹介するこのコーナー。
今回は、山口・椿峰エリアで代々続く、地元のお茶屋・秋和園さんにインタビューしました。
(「つばきのわ」2023年ひまわり号紙面に掲載)
秋和昭寿さん・美千子さんご夫婦が切り盛りする「秋和園」。昔からこの辺りではお茶の木を育て手もみ製造し自家用として飲み、またご近所に販売していました。現在、入間・所沢・狭山エリアは国内有数の茶どころ「狭山茶」の主産地として知られています。秋和園さんもそうしたお茶農家のひとつです。
お茶は土づくりから始まり、茶園を大切に管理し、新芽が芽吹き、一番茶の時期を迎えます。4月下旬〜5月は一番茶のシーズン。摘んだその日のうちに蒸して乾燥させ、さらに様々な製造過程を経て、お店に並ぶまでになります。この時期が一番忙しく最も気が抜けない時期でもあります。昭寿さんによると「近年、温暖化で気候も変わっており、お茶にとってベストな状態を毎年模索している」そうです。
製造中の茶工場に小学生が見学に来るのもこの時期です。7~8台の機械が動く中、子ども達はその音の大きさに目を丸くするとか。コロナ禍で見学は中止になってしまいましたが、オンラインで行っています。昭寿さんは、これからも地場産業の担い手として子ども達の学びに協力したいと考えています。
自製・自園・自販のまさしく「地元で作られたお茶」を筆者も購い、自宅でいただきました。さわやかさとダシのような旨みが感じられる一杯、これが気軽に飲めるのは地元ならではの楽しみですね。
■information
秋和園
住所:埼玉県所沢市山口1412
営業時間:10:00~18:30
定休日:木曜日
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