マガジンのカバー画像

私の原点〜依存症というギフト〜

12
私の中でずっと置き去りにされていたものがあった それがこの体験談 アルコール依存症とDVの旦那との結婚生活でボロボロになり、そして不死鳥のように生まれ変わった私の記録
運営しているクリエイター

#DV

置き去りにされた記録 第9章〜決断〜

夫と出会ってからのことを思い出してみた。 ひどい暴力、暴言はあった。でもとてもやさしい人…

椿ナオミ
5年前
4

置き去りにされた記録 第8章 〜再生〜

私はカウンセリングに来た頃はなんとか夫を助けたい気持ちでいっぱいだった。 夫がアルコール…

椿ナオミ
5年前
2

置き去りにされた記録 第4章〜フラッシュバック〜

トラウマ治療をして3ヶ月くらい経ったころからフラッシュバックでパニックを起こすようになっ…

椿ナオミ
5年前
2

置き去りにされた記録 第2章②〜私のトラウマ・夫の暴力〜

平成15年10月、夫はアルコール依存症と診断され3ヶ月入院する。 「アルコール依存症?」「病…

椿ナオミ
5年前
1

置き去りにされた記録 第2章①〜私のトラウマ・夫の暴力〜

「私のトラウマはたいしたことない。夫の暴力も・・・・」 みんなそれなりに傷ついてガマンし…

椿ナオミ
5年前
2

置き去りにされた記録 第1章〜カウンセリングに来たきっかけ〜

私がここに来たきっかけはアルコール依存症の夫をなんとかしたいということで来ました。今まで…

椿ナオミ
5年前
3

置き去りにされた記録〜はじめに〜

あのころの私は自分を殺しながら生きていた。 それでも人はなんとか生きられる。・・・・ある程度は。 あのとき家を飛び出していなかったら、私はどうなっていただろうか? 生きてはいたかもしれない。 完全に壊れた状態で。 罵声を吐いているとき、暴れているとき、あいつは鬼だった。 人間の顔ではなく鬼の顔をしていた。 その顔は今でも鮮明に思い出す。 あの時の私は壊れすぎていた。 何かがいつも満たされなくて不安におしつぶされそうだった。 たくさんの本を読んだ。 いろん