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あなたの色は美しい
アメリカの小学校、自閉症児童幼稚園-小学2年生のクラスで働いています。
朝全員が揃ったら、1日のスタートで子供たちがリクエストする音楽を聴きます。
その中の一曲が、映画「Trolls」の「I've Got a Feeling」で子供たちはそれぞれ嬉しそうに踊ったり体を揺らしたりしながら聴いています。私は世代的には80年代のシンディ・ローパーが歌う「True Colors」が大好きで、この映画でも挿入歌として使われていてました。上映されていた当時映画館へ子供を連れて観に行って、エンディングロールの頃には感動で鼻をグズグズさせていたことを懐かしく思い出します。
私自身のこの一年を振り返ってみると、春先には気弱な自分をピンク色で包み、夏は目に映る景色は緑豊かな環境にいたので心身が癒され、そして冬に向かう今は、ここ数年自分のテーマカラーとなっている「白」に戻った感じがしています。
白には「純粋、清潔、質素、開放感、スタート」と言ったポジティブな面と、「潔癖、完璧主義、寂しさ、白紙に戻したい」と言う課題の面を持っていると言われています。考えてみれば、ここ数年頭の片隅にはいつも「断捨離」と言う言葉が張り付いているような…。
一方で、カラーセラピーセッションに本腰を入れ始めたりと「新たな」人生の一ページを元気にめくっている、非常に前向きな自分もいます。カラーセラピーに出逢って以来、色との対話がますます深まり、自分の感情を客観的に理解する事で随分と肩の力を抜いて日々を過ごせている事に気がつきます。
色は「光」と「物質」によって存在します。物質には、私たち生命体も当然含まれます。そして色も光も生命(物質)に必要不可欠なものです。夏の青葉、秋の紅葉、色とりどりの花。真っ赤なりんごに真っ白な大根。カラフルなサインやポスター…。この世界は色で満ち溢れていますよね。忘れてはならないのが、私たち一人一人も、目には見えないけれど様々な「色」を放っている存在であること。色は個性であり、一つとして同じではないから素晴らしいのだと私は思っています。
冒頭に述べた「True Colors」の歌詞の中にこうあります。「自分の色を見せること、決して恐れないで あなたの色は美しいのよ 虹のように美しいの("True Colors"(1986)より一部抜粋)」あなたは今、何色でしょう。どんな色でも、そしてもし、課題として作用している場合はなおのこと、優しく包んで愛しんでいただけたらと思います。
☆あなたがあなたらしく 笑顔で過ごせますように☆
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今日の日めくりカレンダーの言葉
「こころに 正直に」
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