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イエス様との出会い/鏡の孤城
📕“Love your neighbor as yourself.” Luke 10:27
「自分を愛するように隣人を愛せ」(ルカによる福音書10:27)
1/20(金)に中学生用の英語教材として発行するため、現在、『鏡の孤城』の英訳小説を読んでいます。
そして、いじめにあって、学校に行くことを考えるだけでお腹が痛くなってしまう、心の優しい女の子、主人公のこころちゃんの気持ちが、痛いほどよくわかって、泣きながら読んでいます😢
それは私自身が、学校を欠席したことはないものの、中学1年生の頃、孤独な1年間を過ごしていたことを思い出したからです。
次の文は、2年前に投稿した文とほぼ同じ内容で(若干、加筆しました)、中学生の頃の思い出と、奇跡のような、ふしぎな体験を綴ったものです。
✨ ✨ ✨ ✨
中学受験をして、私は地域の有名なミッション系の中学に入学しました。
しかし最初の1年間、1人も友達ができませんでした。
いじめや仲間外れにあった訳でも、嫌われていた訳でもなく、何となくクラスの輪に入れなかったのです。
昼休み、皆が楽しくお弁当を食べている時、私ひとりだけ、遠くの空き教室に駆け込み、母の作ってくれたお弁当を食べ、1人で図書室で本を読む…。そんな毎日でした。
朝、玄関を出てから夕方の帰宅まで、一度も笑わない日もありました。
「この学校に、私の居場所はないんだ…」
いつも、トボトボと歩いて行く、悲しい帰り道。
そんな孤独な私を温かく迎えてくれたのは、図書室でした。
とても暖かくて、居心地の良い、素敵な図書室で、私は日本語と英語で、たくさんの本を読みました。本を読む時だけ、孤独を忘れました。
しかしある時、本当に心理的に追い詰められた私は、図書室の片隅で、自分の気持ちを吐き出しながら、わっと泣き出しました。
「受験して入った憧れの学校だけど、両親に正直に話して、退学させてもらおう!」と決意しました。
すると、誰かの、力強い声がしました。
「君は、この学校が、好きか?」
一体、誰の声でしょうか?
よく分かりませんでしたが、私は心の中でさけびました。
「この学校のクラスメートたちも、先生たちも、私を好きじゃないんです!
私の居場所は、この学校のどこにもない。
だから、私はこの学校を出て行きます!!」
目に涙がにじんできて、心は悲しみでいっぱいでした。
すると、その声は、まだ問いかけてきます。
「他の誰かが、君を好きかどうか、そんなことは聞いていない!
君自身が、この学校を好きかどうかを、聞いてるんだ!」
この学校が好き?
…そんなこと、考えたこともありませんでした。
その時、私の目の前に飛び込んできたのは、
大好きな本と、大好きな図書室でした。
私は…
私は…
「この学校の、図書室が、大好きです!」
思わず、心の中でそう叫んだ時。
目から涙があふれました。
それは、悲しみの涙ではありませんでした。
私の居場所は、
ちゃんと、ここに、あったのです。
すると、その不思議な声の人は、言いました。
「だったら、この学校にいなさい。
愛されるのを待ってるんじゃない。
自分から人を愛せ。」
"Then, you stay here.
Don't wait for somebody to love you.
You love somebody."
日本語か英語か、あるいはミックスだったか忘れましたが、このような言葉が聞こえて、この声の主は消えました。
さらに不思議なことに、次の日から、クラスに友達ができ始めました。
結局退学することなく、6年間この学校に通って、大好きな友達と卒業しました。そして、もちろん6年間、この図書室に通って、本を読み続けました。
あの時、図書室で私に語りかけてくれたのは、多分イエス様だったのだろうと気づいたのは一年後になります。
というのは、私の母校はキリスト教系の学校であり、そんなすごい言葉を、私が空想で作れるはずが、ないからです。
これを読んでくださっている皆さんに、伝えてたいメッセージがあります。
お子さんをお持ちの方は、自分の娘さんや息子さんに、
友達が1人もいない孤独な時間なんて、過ごしてほしくないでしょう。
また、自分自身、そんな学生時代を、進んで過ごしたいと願う人も、おそらく普通はいないと思います。
でも、もし私がタイムスリップして、約30年前に戻れるとして、
「友達のいない孤独な中学生活1年間と、
友達に囲まれて人気者で過ごす1年間、
どちらか選んで良い」
と言われたら?
私は迷うことなく、感謝と喜びの気持ちを込めて、
前者を選びます。
あの1年がなければ、今の自分の人生は、なかったことが、分かるからです。
社会人になってから出会った恩師は、この話を聞いて
「孤独と孤高は違います。
素晴らしい青春時代をすごしたね」
と言って下さいました。
写真は、去年の年末の誕生日、
友達みんなが、心を込めて私のために準備してくれた、誕生日ケーキです。
今の私の人生は、
あの時すごした、一人ぼっちで寂しくて泣いていた一年がなければ、ありえませんでした。
人の痛み、悲しみ、孤独が、
わかる人になりたいです。
聖書は言います。
「自分を愛するように、隣人を愛せ」
あの時、神様が私を励ましてくれたように、
「誰かに愛されるのを待ってるんじゃない。
自分から、人を愛せ」
その言葉を思い出しながら、目の前の人達を大切に、感謝の気持を捧げながら、生きていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました💖
❤来週1/20(金)にリリースする中学生用の英語教材は
「『鏡の孤独』のあらすじを、英語で読もう」
の予定です。
🌼初著書�『Just because I am I~私が英語ニュース教材を作る理由~』Amazonで発売中
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