戦争のニュースを見て苦しんでいる人へ〜カントリー歌手Jewelの曲"Hands"から私が学んだこと
今週末12/8の中高生の教材では、ガザから帰国した川瀬佐知子さん(赤十字の看護師)と、白根麻衣子さん(国境なき医師団のスタッフ)のインタビューを取り上げます。
この2人のインタビューは、涙なしに見られませんでした。
一方、ウクライナの戦争以来、悲しいニュースを見て心を病んでしまう人が、国内外で増えていると聞きます。
そんな時に思い出したのが、この歌でした。
Not to worry 'cause worry is wasteful
And useless in times like these
I won't be made useless
I won't be idle with despair
心配なんてしないで。そんなものは
こんな時に何の役にも立たないから
私は役立たずにはならない
絶望して怠惰になったりしない
…大学2年生の時にラジオで聞いた、アラスカのカントリーシンガーJewelさんの代表曲"Hands"。
この歌詞に、大きな衝撃を受けました。
悲しいニュースを見た時に「自分には何もできない」と自分に失望することは、「戦争で人を傷つけることと同じくらい悪い」と、歌手のJewelさんが音楽雑誌のインタビューで語っているのも、読みました。
My hands are small, I know
But they're not yours, they are my own
But they're not yours, they are my own
And I am never broken
「私の手は小さいけれど、他の誰のものでもない、私のもの」
このフレーズを、彼女は歌の中で繰り返し、
「私は決してくじけない」…と結びます。
この曲には、人生で何度も助けられました。
例えば、とても悲しいことがあった時、
Poverty stole your golden shoes, but couldn't steal your laughter
貧困はあなたの黄金の靴をうばったけれど、
あなたの笑い声までは奪えなかった
この歌詞に助けられて、立ち上がることができました。
戦場で人々を助けるために奉仕をしていた川瀬さんや白根さんを尊敬します。
そして、ニュースを見ながら悲しくて「自分に何ができるんだろう」と、やるせなくなる度に、この歌を聞いて心を鼓舞しています。
遠い昔に、この曲の歌詞をワープロ打ちして高校生に配り、
授業で解説したこともあります。
★ブログで歌詞の和訳をして下さった方がいらっしゃいます。
https://birdkaptanto.blogspot.com/2014/03/hands-jewel.html
古い歌ですが、今こそもう一度、生徒さんたちにも聞いて欲しいと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=cEBu6qBnX0w
🌸椿由紀の英語ニュース 公式ホームページ
https://yuki-tsubaki-news.com/
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