闇の転生
穏やかにはなれない感情の起伏を持ち合わせている
それを隠すように取り繕ってみても
あちらこちらに綻びが目立ち
いつも悲しいと思いながら生きている
柔らかな日常に憧れながら正反対の毎日を送る
誰もが持つ心の闇は、それぞれの光を放ち
誰とも似つかず自分だけに輝いている
誰かの闇を共有することはできず
あなたの闇はあなたらしい色ねと
闇の濃さを競い合う人
輝く闇をお互い撫で続ける人
闇を愛でる人
白い光は眩しすぎて目を細めては
闇の隅に膝を抱える日々
闇を受け入れなければ
光は輝かけない
遠い銀河に孤独な光
愛おしいと思えるまで
僕の転生はつづく