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震えているんじゃなくて奮い立っている

ごきげんよう、國枝志帆です。


震えているんじゃなくて奮い立っているんだと
口角を上げろ わきまえなくていいよ

SUPER BEAVER『決心』


初めて聴いた時から
「なんてかっこいい歌詞だろう」と思ってます。


渋谷龍太さんの『都会のラクダ』を読んだら、
さらに響く言葉になりました。


SUPER BEAVERというバンドの歩みを
ボーカルの渋谷龍太さんが
ユーモアあふれる文体で綴られた本です。


 言うぞ。
 彼は上気した顔をゆっくりと上げた。
「バンド名に」
 柳沢は三人に向けて声高らかに言った。

「バンド名に、ビーバーって入れたい」

 ほウ。なんだろう。
 すごく、中途半端だ。

渋谷龍太『都会のラクダ』


30ページ辺りの
バンド名を決める話し合いが
面白すぎて好きです。


SUPER BEAVERの音楽から感じる通りの
まっすぐな清々しいかっこよさと、

「あのかっこいい人たち、
こんなに面白い人たちだったんだ」という
愛しいギャップの両方を味わえる本。


「これをやったからライブハウスに人を呼べました、とか。これが出来るようになったからCDのイニシャルが増えました、とかさ。SUPER BEAVERってこれまで一つとしてロジカルに時間を過ごしてきてないじゃん? マニュアルになり得る事例が一つもないっていうか。全てにおいて、人、気持ち、以上。みたいな」

渋谷龍太『都会のラクダ』


SUPER BEAVERが好きな人はもちろん、
熱くてかっこよくて面白い本が読みたい
すべての人におすすめしたい本です。


最後まで読んでくださって感謝します。


あなたの今日が、
幸せな一日でありますように。

読んでくださってありがとう。コーヒー飲みながら毎日更新してます☕️