![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130383442/rectangle_large_type_2_52eef5bfac3f7121da00d5abe0559da1.png?width=1200)
Notion×小さな英語教室03「教材DB」を作っている話
こんにちは、小さな語英教室のうめです。
前回はレッスンプランの構成要素である「レッスンモジュールDB」を作っているという記事を書きました。今回は、「レッスンモジュールDB」に関連づけている「教材DB」について紹介したいと思います。
教材の種類と量が増えてストレスに
「教材DB」は、指導に必要な教材をストックするためのデータベースです。下図の「使用教材」にあたる部分がこれに相当します。
![](https://assets.st-note.com/img/1707460301769-IOVZfUA9Qq.jpg?width=1200)
「教材」というと、テキストや問題集などを思い浮かべますが、英語教室には絵本、フラッシュカード、ゲーム類など他にも様々な教材や教具があります。コロナウィルス流行当初にレッスンをリモートへ切り替えた際、これらの多くはリアル教材からデータ教材へ移行する必要にせまられました。手軽に教材が作成できるウェブサイトを頻繁に使うようにもなりました。指導環境は結果として豊かになり、変化を楽しむ反面、「この教材はどこにあったかな」「この指導をするために使える教材は何だったかな」と、ローカルのフォルダやウェブサイトを探し回ることが多くなりました。
そうだ、リンク集を作ろう
ところで私は教材を作るために愛用しているウェブサイトがいくつかあるのですが、このようなサイトは使い勝手のいい教材を手軽に作成できる反面、「サイトAに行く」→「クイズを探す」→「サイトBに行く」→「クイズを探す」・・・というウェブサイト間の反復横跳び*にだんだんストレスをつのらせるようになってきました。
当然ながらサイトごとにUIも異なり、検索性が必ずしもいいとはいえません。ネーミングルールを決めたり、サイト内のフォルダ機能を上手に使って整理するといいのですが、サイトごとにルールを決めて運用するのが面倒になり、あちこちのサイトでクイズを作り散らかす、という状態が続いていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1707460557006-Op7IA5KyZb.png?width=1200)
Notionで教材DBを作ったのは、作り散らかしたオンライン教材に容易にアクセスできるようなリンク集をつくりたいと思ったことがきっかけでした。
Notionは「雑」な収容を許容してくれる
以下は教材DBにあるページの例です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707460752515-I97mQryxrG.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707460826537-r4WtHYnV3z.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707460965911-Xr6WXjKvN3.png?width=1200)
使いやすい単位でページを作り、教材をぽんぽんといれています。
リンク集からはじめた教材DBですが、Notionのページにはリンクだけでなく、ドキュメントも、画像も、動画も、音声ファイルもすべて入れることができます。ページに直接書き込むこともできます。「『数』の英語指導にはどんな教材を使っていたかな?」と思ったら、「数」というページに行けばこれまでに自分が使った教材をすべて確認することができます。
各ページに収めるコンテンツは、ページ本文にアップロードするだけ、リンクをはるだけ、です。レッスンモジュールのページは、プランとしてまとめたものをあとで俯瞰しやすいように情報をプロパティにいれていましたが、教材ページに関しては「数や種類にこだわりたくない」「大きい方が見やすいしクリックしやすい」という理由から、本文ページにペタペタと張り付けています。
ファイルの種類に関係なくポイポイと収容できるこの懐の広さが私にはありがたいです。この許容力が、教材に限らずあらゆるナレッジベースとしてNotionを利用する価値の1つだと思っています。
レッスンモジュールとはあえて切り離している
教材ページの集合体が教材DBです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707461173786-0Uklh4xxBl.png?width=1200)
レッスンモジュールと教材は1対1で紐づいているものも多いのですが、同じDBに情報をまとめてしまうと、教材を単一の用途でしか使えなくなってしまうため、私はあえてデータベースを分けています。
例えば「人称代名詞」という教材は、「格」、「肯定文/否定文/疑問文」、「be動詞」「一般動詞」と、様々なレッスンモジュールに関係します。それぞれのモジュールに紐づけることで、「また3単現s忘れたんか、はい人称代名詞のおさらいすんで♪」と教材にさっとアクセスして生徒をサポートしやすくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1707461699171-0ITN93pt3G.png?width=1200)
レッスンモジュールと教材を「多対多」の関係で紐づけておくことで、教材をさまざまな用途に使えるだけでなく、更新も手間なく反映させることができます。前回に続きしつこいですが、Notionのリレーション機能は最高です。
おわりに
今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも参考になるところがあれば「スキ」していただけるととても嬉しいです。
2024年にはいり、NotionにはNotionカレンダーというアプリが登場したり、ボタンプロパティやAIキーワードなどの新機能が矢継ぎ早にでています。最近年齢的にちょっと視力があやしくなってきており、こうした機能を使うことで入力の手間が減るのであれば少しでも利用したいところです。
次回は「レッスンモジュールDB」と「教材DB」からできたレッスンプランの中身を紹介したいと思います。
補記
*反復横跳び・・・これはNotion大学というコミュニティでお世話になっているまるこさんのnoteで見つけた表現で、「ほんとそれ!」と思い使わせていただきました。まるこさんも動画編集&声出演で参画されているYoutubeチャンネル「みきち / ゆるNotionスクール」は、Notionのハードルをこれでもかと下げてくれる内容で、最高におすすめです。(みきち先生とまるこさんのかけあいがこれまた楽しい!)これからNotionを始めようと思っている方、ぜひご覧になってください(^^)/