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面接官VS私の脳内会議(転職活動日記)
今日は、転職の1次面接がオンラインでありました。
転職活動をスタートさせて初めて書類選考が通過し、初めての面接です。
約50社ほどのエントリー、そしてそれらの書類選考を落ち続けてきたので、通過の知らせを聞いたとき嬉しくて改めて頑張ろうと気持ちを入れ直しました。
転職エージェントの担当者にご助力いただきながら、想定される質疑応答を用意し、喋る練習もしました。
いよいよ面接がスタートです。
面接官は1人で、マンツーマンとなりました。
挨拶と自己紹介、転職理由、志望動機など用意していたものはなんとか話せました。
面接官の方は一度も笑顔になりません。
クールなタイプの方なのでしょう。
確かに面接にフレンドリーさはあまりいらないと思います。
せめて私は笑顔でいようと、ずっと引き攣った笑みを顔に張り付かせていました。
面接官はおそらく気味が悪かったと思います。
面接が進むにつれ
「具体的なキャリアビジョンは?」
と質問されました。
手元には用意した原稿というか、テキストはあります。
それなのに、私は
あれ、私のキャリアビジョンって何なんだろう?と思考の深みに入り込んでしまったのです。
普段からよくやってしまう思考スイッチが、あろうことか面接中にONになってしまいました。
キャリアビジョンって言ってもなあ。
なりたい自分って、なんだろう?
ただ自分らしく楽しく生きていたいんだよな。
人間的な成長は、世の中、人の中に入っていけば学びはどこにでもあるし。
成長するかしないかは環境より、自分の意識が大切な気がするし。
仕事は過酷な肉体労働や、営業じゃなければ、割と何でもそこに面白さを見出して黙々と楽しめると思うし。
こう見えて真面目だから、会社のために一生懸命働くと思うんだ。
それじゃダメなのかな?
そんなことをずっとグルグル頭の中で考えていたら、変な間が生まれてしまいました。
私の脳内をどう言語化したら良かったのでしょうか?
すぐ答えないといけないのはわかっていますが、もう少し考えを深掘りしたくなりました。
原稿用紙で後日提出だったら大変ありがたいのですが。
そんな事を言えるわけもなく。
慌てて、ふわっとしたとことを言ったけど、もはや何を言ったか記憶にありません。
一度も笑顔にならない面接官の表情はいよいよ険しくなったように思います。
手元に用意している志望動機やキャリアビジョンは、エージェントの担当者のアドバイスを入れた、聞き触りの良い、カッコいいワードチョイスで並んでいます。
私のイメージや希望を面接向けに、エージェントの担当者が整えてくださいました。
この世には面接用の言い回しや構文というものがきっとあるのでしょう。
でも、私の言葉じゃないと思ってしまったのです。
私ってなんだろう?なんていう哲学モードに入ってしまったのです。
面接の真最中なのに。
時間をかけて用意したのに。
エージェント担当者さんは親身になってめちゃくちゃ支えてくださったのに。
こんなところで自分の変な特性が出てしまいました。
気がついたら面接は終わっていました。
あーーーやっちまった。
やっちゃったよおお。
その後、私は小一時間ほど毛布にくるまって一通りクヨクヨした。
過ぎたことはしょーがない。
未来を見つめよう。
明日も別の面接が控えている。
明日の私よ、どうか変な思考スイッチがONになりませんように。