同じ気持ちじゃないこと。
なぜ夫に仕事の話をすると拗れるんだろう。
仕事での失敗した出来事を話すと「〇〇すればいいじゃん」などと冷たく言われる。
アドバイスをしてくれてるだけなのかもしれないけど、そういう言い方をされると話した事自体を後悔する。
私はただ励ましてくれたり、失敗した傷をどうにか癒してもらいたくて話してるのに逆に傷を酷く抉られるような事になる。
今日もまたそんな思いをした。
何度もそんな思いをしても、それでも今度こそはわかってくれると思って話してしまう。
でもまたダメだった。
私はお風呂に浸かりながら、夫は私にアカスリをしてくれと言わんばかりに背中を向けたまま冷たく「〇〇すればいいじゃん」と言った。
途端に心が砕けるような音がして胃がズキンと痛んだ。耐えられず涙が溢れてきて段々と過呼吸になった。
叫び散らかしたいくらい心が痛くて生きたまま自分が消えて死んでいくような恐怖が襲ってきた。
大切な人から自分自身を否定されるような事があるとそうやって自分が死ぬ、のかまたは自分を殺す。のか。
涙は溢れてくるのに心の中はどことなく無で死んでるような感覚。
少し前までは怒りが抑えられなかったり、自分を殴ったり、ものに当たったり死のうとしたりしていたけど、そういう衝動は少なくなった。
お風呂の浴槽の中に入ったまま過呼吸で動けなくて呼吸を整えるためにそのまま死ぬように息を殺して何とか落ち着いてからお風呂を出た。
夫は逃げるように先に出て「いつまでそこにいるの?風邪ひくよー」と他人事みたいで余計に私の心は無になった。
お風呂を出てから夕飯の支度。
今日はこれを作ろうとレシピを調べていたので予定通りにそれを作った。
料理は私が担当なので夫は相変わらずソファで伸びてて、でもそれがやけに目障りで、包丁を握る手が震えた。
そこそこ美味しくできたと思うけど夫は「いただきます」を私に言い聞かせるように言った以外に言葉は無かった。
いつもなら美味しいって言いながら食べてくれるんだけど。
こういう時、どっちからも特に声をかけたりしない。別々のタイミングで歯磨きをして、寝床について、おやすみのキスなんかある訳もなく寝苦しい夜を過ごす。
翌朝も私は大概元通りにならなくて平均2日程度は落ちている。
普段私は夫に対して笑顔で話すしテンションは高めに接している。それは決して無理をしてるのではない。
落ち込むことがあってもそうしている。
そんな私でも根は自己肯定感が低いし、そんな日は普段以上に心から夫に甘えたいと思うこともある。
夫からしたら弱音を吐いたり落ち込んでる私は見たくないのかもしれない。ましてや泣いてる私はもう懲り懲りだと思ってるかもしれない。
でも夫の冷たい言葉でさらに落ちて泣いてしまう私になってしまう。
落ちたらどこまでも落ちてしまって、どこまでもネガティブな気持ちが溢れだしてくる。
こんな日は何をしてもダメ。
もう1日を終わりにして目を閉じて悪夢でもなんでも受け入れよう。眠って脳を整理させないと。起きてる私が何を考えてもいい事なんてない。
夫がリビングでテレビを見ている音がいつも以上にうるさいけど、少し泣き疲れたのか瞼は重たい。おやすみなさい。